日東紡音響エンジニアリング(以下,日東紡音響)の山下さんの講義のあとは,いよいよAGS満載の部屋に。
当初のお披露目とはかなり見た目も変わっているそうで,約一ヶ月かけてトライ&エラーを繰り返し,現在はAGSの60cmサイズのものと40cmサイズのものがちぐはぐにいれてあるようです。やはりランダムに多くの拡散状況を作るというのがポイントなのかもしれません。
デモンストレーションとしては,部屋を全てカーテンで吸音した状態,そのままシルヴァンを2個いれた状態,カーテンを仕舞ってAGSで拡散した場合,の3パターンを順に試聴しました。
カーテンで吸音した場合には,音離れの悪い感じで音場も小さめでしたが,シルヴァンを追加した状態では音場に広がりが感じられるようになり,ルームチューニング材としてはかなりの効果をもたらすように感じられました。
また,全面AGSによる拡散は,逆にシルヴァンで感じられる強烈な効果が落ち着いて,自然な残響となっていきました。これはすごいな?。
ちなみに,床がおそろしく強固で,コンクリート30cm厚の上にブナ板フローリングを直貼りにしてあるようです。オーディオ用ラックなんて不要ですねw
日東紡音響が制作した放送局用モニタースピーカーです。ちょっと変わっているのが,周波数特性が50Hz?18kHzなんですね。音楽鑑賞用としてはナローレンジと言わざるを得ません…。
これは,日東紡音響の山下さんによると,放送局用モニターSpで50Hzより低い周波数の低音がでている場合,ミキサーが全体のボリュームを下げてしまうことがあるそうで,放送に適した音量を自然にミキサーがとれるように,わざとナローレンジなネットワークにしてあるとのことでした。
実際,この試聴室で聴いた曲,たとえばEaglesのHotel Californiaなどは,26Hzくらいの低域が入っているのですが,これがほとんど再現されず,AGSって低域でなくなるんだなぁと勘違いした程でして…。
この試聴室にいかれる方で,日東紡音響製スピーカーを聴かれた方は,そのあたりの事情を念頭に試聴されると良いと思います。放送局用モニタースピーカーは放送という「業務」を前提に作られますから,必ずしも音楽鑑賞を念頭にしているわけではない,ということなのでしょうね。
ちなみにこちらが8畳くらいの広さの試聴室です。壁を基準とすると12畳かな?施工費は500万円程度とのことでした。私は小市民なのか,こちらのほうが落ち着きますね…(爆)。こちらはS/Nの良さと圧迫感のなさが高度に両立した部屋だな?と感心しました。AGSはすごいですね。
というわけで,大変勉強になりました。日東紡音響の山下さん,牧野さん,お世話になりました。また勉強させていただきに,お伺いできればと思います!どなたかご一緒しましょう!
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2010年 2月 12日(金曜日) 15:21
部屋もすごいですが、椅子に興味津々です。
ご存知でしたら教えていただけませんか?
2010年 3月 10日(水曜日) 22:04
結うまいさん,コメントありがとうございます^^
残念ですが,椅子の詳細はわかりません…。
今度機会があれば日東紡音響の方にお伺いしておきますね。