SAEC取り扱いのmhi Evidence MM01Aのデモに参加しましたので,ご報告したいと思います。(画像はhttp://www.saec-com.co.jp/news/evidence.htmlより引用)

おおよそ4畳半?5畳ちょいの小会議室でのデモということでしたが,逆にサブシステムとしての用途を訴求するのであればちょうど良かったように思います。試聴用システムは,マランツの中堅SACDP(たぶん),Triodeの真空管プリメインアンプ(型番不明),アクセサリー類はSAEC取り扱い製品でかためられていました。
日本のイベントでのデモとしては,先日のハイエンドショウが先なのですが,正直褒められたものではないデモ内容でした。というわけで,前回のイベントデモの詳細は控えますが,今回のデモも正直期待せずに参加したのですが…。
いやー,よかったです(笑)。
高域はリボンTwにしては柔らかく,さほど指向性の鋭さを感じないといいますか,圧迫感のない音でした。余韻の付け方が美音系に振ってある気がしますが,アクセントとしては絶妙な付け方だと思います。
中域やや濃いめですが,高域にストレスを感じないので,間怠っこしい音ではありません。特に女性ボーカルの表現ははまってしまう方が多いように思います。若干歪みっぽさもありますが,それが逆にビブラフォンの音色のリアルさにつながっているというか,金属系の音をうまく表現しているようにも思われました。弦楽器の音色もきれいめですがよかったように思います。
低域は小型2Wayですから限界がありますし,打楽器系は軽いアタックしか出ないものもあります(いずれはサブウーファーも出すそうですが)。
なお,センターからずれた位置で試聴していたので,あまりはっきりとしたことは申し上げられませんが,音場も特に狭い印象もなく,定位も問題なかったように思います。
総じて緊張感のあるばしっとした鳴り方ではありませんが,リビングに真空管プリメインアンプ+iPodや小型レシーバーなどと組み合わせて設置すると,雰囲気良くいい感じで鳴るのではないでしょうか。
案外まじめさのあるオーディオをリビングにおいてしまうと,露骨にベストポジションが決まったり定位が良すぎてリラックスして聴けないなんてパターンも結構あるのですが,Evidence MM01Aはそういった心配はなさそうです(不真面目な音という意味ではありませんよ?)。
メインのオーディオはばりばりハイエンドだけど,サブシステムにはリラックスできる音調のものがほしいという方,かなりおすすめです。84000円だとぶっちゃけケーブルよりやすいなんて方もいらっしゃるのでは?w あとは,録音があまりよろしくないジャンルの曲を上品に聴きたい方にもおすすめできそうです。
というわけで,音量を出さなければコストパフォーマンスはかなり良いように思います。「音量出さなければ」というのは,MM01Aはパワーを入れすぎると結構簡単にボーカル帯域まで歪んでしまうんです…。
とはいえ,大音量派でなければ特に問題ではないように思いますし,こういう音調のものでこの価格というのは非常に希有だと思います。ソースの音質をチェックする用途には向きませんが,ありきたりな安っぽい音はしません。説得力のある鳴り方です。
小型2Wayで音量出したい方・それなりに低音を出したい方は六本木工学製の2Wayが良いと思いますが,六本木工学製Spの音色は素っ気なくて好きではないという方はEvidence MM01Aを一度聴かれてみてはいかがでしょうか。目から鱗が落ちるかもしれません。
■ 以上,音展関連のご報告でした。楽しんでいただけましたでしょうか。デモが楽しいブース,製品コンセプトについて担当の方とお話しするのが楽しいブース,と分かれていたように思います。来年はよりはっきりと分けてみるのもおもしろいと思います。せっかく講演用のホールがあるのですから,もう少しAESみたいな形で基調講演みたいなものをやっていただきたいなぁ…。



2009年 11月 21日(土曜日) 19:28
こちらでは初めましてです。RE3noREです。
mhi Evidence MM01のマイナーチェンジ版ですね。私はデスクトップに前の型,つまりサランネットなし,ウーファーにパンチングメタル付のものを置いて聴いています。
これだけ聴いていると,音楽を聴くのにメインシステムが必要なのかという感じになるくらい音楽をうまくこだわりなくならしていると思います。こういうよく作り込まれた製品がたくさん出てくると嬉しいですね。
ではまたよろしくお願いします。
2009年 11月 28日(土曜日) 15:16
RE3noREさん,コメントありがとうございます。
最近はピラミッドバランスな低域フェチの私ですので,MM01Aはやや低域に不満があるのですが,鳴る範囲では非常に良いと思います。
世界観的には,FM Acousticsにやや似ているかもしれません。オーバーリアルな部分が垣間見えるので。
サブ用途としてメインを食ってしまうのは,素晴らしいこと…なのかはなんともいえませんが,音楽を楽しむ方法が増えるのは良いことだと思います。
こちらこそ,今後ともよろしくお願い申し上げます。