アンケートのレポート:3枚目

closeこの記事は 8 年 1 ヶ月と 7 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 レポートも(まだ?)3枚目です。

○ホールトーン・余韻の再現
 こちらも多くの方が重視している項目と理解して良いと思いますが,個人的には調整が難しい項目の一つで,こればかり注目すると泥沼に陥りやすいと思います。
 というのも,真実そのメディアに入っている余韻が一切手を加えていない収録現場の残響音である保証は一切無いわけで,ましてや制作時の状況をほとんど知らないリスナー側の人間には,「再現」という意味での正しさを求めるのは厳しいと言わざるを得ません(汗)。
 とはいえ,聴感上心地よい余韻だけでなく不自然に尾を引く余韻もあるわけで,そのあたりは個々人の経験上の理想的な音場感・余韻を意識的・無意識的に求めていることが多いのではないかと思います。

 私個人は,微細な音が聞き取れるかに耳を傾けるのではなくて,意識しなくても細かな音が自然と耳に入ってくるような時に,余韻の再現度がある程度高くなったかな?と安心することにしています(笑)。
 ハイ上がり(傾向)な音作りのものを追加すれば余韻感ははっきりする傾向にありますので,そこの聞き分けは難しいですね…。

○解像度・分解能
 解像度という単語は元々映像系の単語ですが,それがいつの間にかオーディオ雑誌にも取り上げられるようになり,今では普通に使ってもそれほど意思疎通に困難を来す用語ではなくなったように思います。
 もちろん,単語の定義にものすごくシビアな方々は,それが比喩的表現なのか不理解によるものなのか判然としないことから,厳しい釈明を求めるケースもあり,実のところ不用意に使ってはいけない言葉ではないな?というのが実感です。
 まぁ,多くの場合はマニア同士ツーカーでおおよそ言いたいことは通じますけれども…。

 私の単語の使い分けとしては,解像度・解像度感,分解能・分解能感という言い回しをします。それぞれ私の中では意味合いが異なっています(説明は長くなるので控えますが)。
 送り出し機器の性能が向上したような場合には分解能(感)という表現を使い,解像度(感)はアクセサリー等で感得できる変化について表現する場合に使うことが多いかなと何となく思いますね。
 私の勝手な区別としては,動的な性質としての解像度と静的な性質としての分解能という感じでなんとなく分けて使っています。

○演奏者の意図の伝わりやすさ
 演奏者(広義には実演家ですかね)の意図が伝わってくるかどうか,というのも得票が少なかったものの一つです。
 意図がどこにあるのかというのは雑誌等で実演家が語っていることもあれば推測するしかないこともあり,これを指標として掲げること自体も,なかなか評価の難しいところではありますね。
 感情に訴えるといいますか,心に響く実演をされる方は数多くいらっしゃいます。私は感動できればそれでいいかなと大ざっぱですが…(とはいえ,観客を感動させることが演奏者の目標であるならば,一番肝心なことは感動できたかどうかでしょう)。
 皆さんは演奏者の意図をどのように把握されていますでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title="" ktai=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">