チャールズ・ハンセン氏講演会@ダイナ5555(4)

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▼Mytle(マートル)ブロック試聴
 最後にチャールズ・ハンセン氏が行ったのがMytleブロックの実演です。なんとビニール袋に30個程のMytleブロックを持参していたのです(笑)。機器を浮かすためのものと,ケーブルを浮かすためのものの2種類で,後者にはケーブルを乗せるための凹みがありました。それらを嬉々として敷いている氏の姿を見ていると,「あぁこの人は本当にオーディオ好きなんだなぁ」と思わずにはいられませんでした…。
 肝心の音はというと,Ayreフルセットでのクールで知的な面から,しなやかで誇張感のないナチュラルな音に変化したのが印象的で,SYSTEMシリーズからこんなにしなやかで充実した中域・中高域がでるのかと感心したほどです。Ayreはどことなく無機質なイメージがありますが,全然そんなことはないんですねぇ…。驚きました。

▼質問コーナー
 最後は質問コーナーなど。私はK-1xのあまりにシビアなセッティングに対する反応について,設計時・チェック時にはどのようなセッティングで調整を行っているのかという質問をしました。チャールズ・ハンセン氏もさすがに具体的な事はおっしゃいませんでしたが,「Ayreの製品に限らず,ピュアオーディオの機器はF1マシンのようなものなので,環境にあわせて調整しなければならないし,それがいい結果となることも悪い結果となることもある。」といった趣旨の回答をいただきました。

▼番外編
 講演会が終了した後,しばしAyre製品を眺めながら雑談する機会に恵まれました。AyreファンO崎さんも積極的に質問されてました。
 そのなかで,なぜAyreはパイオニアのDVDPをばらしてメカを取り出してD1等に組み込んでいるのか,という話があったのですが,チャールズ・ハンセン氏の回答としては,「本当は日本のメーカーからメカを買いたいけど,最低ロット数が多すぎてAyreの規模では現実的ではない。他のメーカーもメカの調達で苦労しているため,なかなか高級DVDP,SACDPを出しづらいようだ。」といった感じでした。

 そんなわけで,すっかり(とても良い意味で)単にオーディオ好きな人なのだと親近感がわいた,チャールズ・ハンセン氏でした。ところが帰国してすぐに事故に遭われて,両手を骨折されてしまいました。今は復帰されたようで何よりでしたが,人生いつ何時何が起こるかわかりません。著名なエンジニアと直接語る機会というのはとても貴重で,逃すと一生後悔しかねないなと感じました。
 このような機会を設けていただいたダイナミックオーディオ5555 HAL3の島さんには感謝しております。またおもしろそうな企画があれば行きたいです^^

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