Accuphaseとemm聞き比べ

closeこの記事は 10 年 3 ヶ月 2 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 先日,オーディオユニオンお茶の水店でAccuphaseのDP-800DC-801のコンビ,およびemm labsのCDSA SEを聴いてきました。
 SPはPioneerのS1EX,アンプ類は全てAccuphaseで,ケーブルはオーディオテクニカかなにかでしょうか。付属品に毛の生えたようなもので,セレクターを介して接続してありました。

 Accuphaseの新コンビは,従来のAccuphaseファンには熱狂的に受け入れられているようです。これに対するemmのCDSA SEも,一体型SACDPとしては相当優秀で,インターナショナルオーディオショーでも好意的な意見が多かったように思います。
 試聴は,いつも聴いている曲(Classic,Jazz,JPOP)を35曲ほどにまとめたCD-Rを使用しました。CD-Rは若干音が薄くなる傾向がありますので,TDKの古い音楽用CDRメディアを使用し,Plextor PremiumでVariRec+1で4倍速焼きしてあります。
 なお,SACDも自宅にはありますが,私はほとんど聴きませんので,あくまでCD再生について聴いて参りました。

 Accuphaseコンビは,ぱっと聴いてすぐ分かるほどの情報量の多さが特徴です。やや奥まって聞こえる曲や,いかにもマイクで収録しましたといった点が強調されるような曲もあり,曲によってイメージが結構ぶれるのが印象的でした。少ない曲で比較試聴するのはかなり危ないようで,複数の曲,できれば録音方式がどのようになっているのかを理解している曲を使って試聴されると間違いがないと思います。
 高域のきれいさは,日本版GOLDMUNDといった感じで,好きな人には堪らない魅力を持っているのでしょう。ボーカルも総じてきれいめに聴かせるようで,実年齢を若くしたようなロリ声仕様とは異なりますが,控えめにうまくお化粧したようなイメージをもちました。残念だったのは低域がかなりすぱっと切れてしまっている(or量感が少ない)ように感じられた部分でして,これも日本的といえば日本的な音作りなのかなぁと思った次第です。

 一方,CDSA SEのほうは,これ見よがしな情報量を見せつけるタイプではありませんが,曲によってイメージが変わることもなく,一貫した印象を持ちました。
 やや明るめで乗りの良いリズム感,中低域の密度感を感じさせる音で,ボーカルとオケの位置関係も不思議と拙宅と似ていて耳なじみの良いものでした。低域もAccuphaseコンビと比べて下まで伸びていたので,低域をしっかり出したい私としては好印象でした。Accuphaseコンビと比べて,Classicのホールトーン的表現を出すのが苦手というか,全体的にややオンマイク気味の音ですので,音がはっきり聞こえるのが嫌だという方には向かないかなぁと思います。このあたりはプロ機メーカーでもあるemmの個性なんでしょうね。

 というわけで,あまり長時間の試聴でもなく,環境はお世辞にも良いとは言えないので,私と印象が異なるという方も多くいらっしゃるとおもいます。あくまで,ある環境での私の印象とお考えください。
 お茶の水店の店長さんには快く比較試聴をOKしてくださいました。双方の印象について質問したところ,思わぬ回答をいただいたのも印象的でした。内容を公開するのは差し控えますが,興味のある方は,お店で双方を試聴された後にでも,質問されてみてはいかがでしょうか(笑)。

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