AVCT PS-35で自作してみる

closeこの記事は 8 年 28 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 電源ケーブルはここのところオヤイデの切り売り線をベースにすることが多かったのですが,そればかりだとオヤイデカラーが出すぎるので,最近は他社のケーブルを転用したりして様々な自作ケーブルを作っています。

 そんななかで久しぶりに切り売り電源ケーブルの注目株といいますか,最近ブランド自体に注目しているAVCTの新作電源ケーブルPS-35を聴いてみました。
 あ,AVCTの根岸さんは根岸通信(N2)の根岸さんとは全く無関係な別の方です。念のため。

▼音質傾向
○分解能:文句なし!
○帯域バランス:高域はさっぱり系,中域はエネルギー感あり(擬似的に指向性を感じるようなボーカルの訴求力),低域(≠中低域)は若干柔らかめで微妙に遅い
○音場:かなり広い前方展開型。当然のようにSp外側に。
○定位:フォーカス感は良好だが,若干平面的。
○その他:ボリュームさわらなくても音量が大きくなったような印象。他に同じ現象を感じたのはNBSだけ。

▼使いこなし
○シースが柔らかいので,シースクランプ固定ねじはきっちり留める。
○低域の質感はクラ向け。打ち込み系をフロア型Spで聴いている人にはちょっと低域の処理が難しいかも。
○低域は3Way以上のSpで特に問題となる帯域で,2Wayだと全く問題なしw

▼総評
 最近聴いた切り売り線では素晴らしい出来だとおもいます。惜しむらくは,低域の豊かさと引き替えに低域の歯切れの良さがいまいち感じられないことでしょうか。これが解決したら切り売り線といえばPS-35!といえる程の出来なのですが…。
 3.5スケ相当のPCOCC-Aの束はなかなか調達できないので,素材としては超一級品です。これをばらして組み直したケーブルとかいずれ登場しそう…w

AVCT PS-35で自作してみる」への5件のフィードバック

  1. AVCTNEGY(根岸 邦夫)

    えるえむさん
     ご評価結果の掲示を有難う御座います。ご指摘の内容は私も素直に納得しています。私自身はクラシック党ですので、そこそこ綺麗に聞こえるかと思ったりして・・ 低音の”ガツン”は次回課題です。
     電源コードは電気用品安全法の技術基準(<PS>E法)があり、設計の自由度が著しく損なわれますので、音の設計も難しくなります。
     話は飛びますが、<PS>E法には電線類の規定が9種類ほど有り、AV機器等の電子電気機器用への給電用(壁のコンセントから機器までの配線)には「コード」と「キャブタイヤケーブル」の2種しか認められていません。「コード」と「キャブタイヤケーブル」は導体に集合撚線と称する細径の銅線を撚合わせた導体の使用が規定されています。これは機器が動かされても柔軟に対応する(掃除機のコードを想像していただくのが良いですが)事が要求されています。
     一方「ケーブル」は固定配線用で、例えば、商用電源のビル内の配線、住宅への入り口である配電盤から壁のコンセントまでの配線等に主として使用されます。VVF(通称Fケーブル)やEM?EE/F等が「ケーブル」の分類に含まれます。「ケーブル」を機器への給電用”コード”として使うことは認められていませんので、あくまで自己責任の範疇の話です。米国でありましたらUL規格外の使用になりますので何かあっても保険は降りない事態となります。
    意外とインターネット上には「ケーブル」を”コード”に使用してよい結果を得たとの報告が多く有ります。<PS>E法の中身が知れ渡ってないようです。

    返信
  2. えるえむ

    AVCTNEGYさん,コメントありがとうございます^^
    クラシックにはこの低域はむしろ良いでしょうね。クラシックメインなら,PS-35は切り売り線ではほぼ理想型じゃないかと思います。クラシック向きとJazz向きで併売しますか?(笑)
    法律上は「電源コード」であるべきものが,「電源ケーブル」として流通しているのは,海外でCableとして販売されているのが端緒となって,雑誌で一般にケーブルと表記されているのが原因ではないかとおもいます。
    販売店もそれに乗っかって売れればいいとおもって売っている節があるのかもしれません。
    電源の素材としての単線の良さもあるのですが,それは正しい意味での電源ケーブルの使い所で使うべきということでしょうね。

    まぁ,PSEに適合しない電源ケーブルが普通に店頭に並んでいるお店もありますからねぇ…。従前のオーディオファンの心情としては,PSE法時代より電取法時代のほうが良かった,というのが正直なところではないかと思います(だから違反してよいということではないですが)。

    返信
  3. Jey

    コードとケーブルにはそういう住み分けがあったんですね。
    ちなみにアメリカなどで電源ケーブルは「Power Cable」と呼ばれることは無く「Power Cord」です。スピーカーケーブルやインターコネクトケーブルは「Cable」なのになんで電源ケーブルだけ「Cord」なんだろう?とずっと疑問に思っておりました。
    ということは「Cord」と呼んでるうちは保険適用対象と見なされるんでしょうかね?

    返信
  4. AVCTNEGY(根岸 邦夫)

    Jeyさん
    アメリカの電源コードの規格はUL Standard 62 “Flexible Cord and Fixture Wire”です。規格名にあるように”Flexible Cord”即ち、柔軟性を持った「コード」で無いと使用できません。

    返信
  5. ピンバック: akke

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