CFRPインシュレーター

closeこの記事は 9 年 11 ヶ月 20 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 TaoさんのBlogで取り上げていただいたので,再度どのようなインシュレーターなのかご説明したいと思います。

cfrp_ori.jpg

▼素材
 素材は,カーボンプリプレグです。いわゆる炭素繊維というものですね。共振周波数に特定のピークを持たせないために,国内メーカー品の弾性率の違う3種類のプリプレグを使用し,エポキシ系接着剤により接着してあります(ビニール系接着剤は強度が劣ります)。俗に言うドライカーボンです。

▼構造
 均一な強度を保持するために,交互に90度で積層する構造になっています。表面も,平滑度を高めるために,意図的にクロス材(見た目がカーボンっぽい織物素材)を使用しませんでした。写真のようなカーボン繊維の地がそのまま見えるものをユニダイレクショナル材といいます。

▼サイズ(約50mm平方*高さ5mm)
 普通は縦横のサイズをそろえて販売するとおもうのですが,あえて縦,横,高さでそれぞれ割り切れないサイズにしてみました。遠目からみると正方形のインシュレーターにしか見えないとおもいます。
 共振を少しでも複雑化しようという意図のもとに開発いたしましたが,結果として「向きで音が変わる」という不思議なアクセサリーになりました(笑)。

▼用途
 機器・スピーカーの脚の下に直接敷く方法,スピーカー・ラックのスパイク受けとして使用する方法等があります。スパイク受けとして使用する場合でも,1枚あたり70kg程度でしたら問題なく使用できます(業者に確認済)。

▼音質傾向
(1) 低域の分解能が向上するとともに,レスポンス(低域の立ち上がり/下がり)がとにかく早くなります(したがって,厚みのある低域がほしい方,量感がほしい方には向きません)。
(2) 高域の響きがとれてスマートな音になります(逆に言えば,高域がおとなしくなり抑制的に感じられることもあります)。
(3) 音場が綺麗に広がります。ただし,すでに述べましたとおり,設置する方向で音の傾向が異なります。機器の長辺とインシュレーターの長辺をあわせますと音場の横の広がり重視となり,インシュレーターの短辺をあわせますと音像の立体感と音場の奥行き感重視となります。某社と違って形状が縦横で異なりますので,向きで音が変わるといった話も,少しは音の違いを根拠づけられるかもしれません。
(4) 音像一つ一つの粒立ちが良くなるという方もいらっしゃいます。
(5) 音色全体に特段の変化を与えるアクセサリーではありませんが,傾向としてはデッド系(振動吸収系)アクセサリーです。

▼こんな方におすすめ
○どうもウーファーの動きが遅く感じられている方
○低域の分解能が足りないと感じられている方
○部屋がライブすぎる(付帯音が気になる)と感じられている方
○ラックの強度が不足していると感じられている方
○全体の解像度を上げたい方
○フォーカス感を向上させたい方
○低域のふくらみに悩まされているという方

▼興味のある方は…
 ある程度注文がまとまった場合には業者さんに発注できるとおもいますので,ご関心がある方はご一報ください。納期等はお約束できませんが,なるべく希望される方には頒布したいと思っております。
 100枚まとめて発注して原価が1枚あたり3500円弱ですので,50枚くらいで追加生産する場合1枚あたり4000円台になってしまうとおもいます。なるべく安い業者さんを見つけてより使いやすいものを製作しようとはしているのですが…。

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