日本の物作り@CFRP

closeこの記事は 10 年 15 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 CFRPにご関心の無い方には大変申し訳ないのですが,なんともびっくりしてしまったので,こぼれ話的な話題を(購入される方にとっては結構重要な話題)。

 前回発注した際には,厚みの違うものが数枚混在しており,注文された方には大変ご迷惑をおかけしたわけですが,今回厚みをきちんとそろえるようにお願いしたところ,なんと別料金とのこと(つまりコスト上昇)。カーボン成形の過程で圧力をかける際に,圧の不均一により最大0.4mm程の厚みのずれが生じることがあるとのことでした。
 前回発注したときにはこのような話は一切聞いておりませんでしたので,非常に驚いてしまいました。なんのために日本の会社に依頼して製作しているのやら…。せめて説明くらいはきちんとしてほしいです。黙っていれば普通の用途ならわからないのかもしれませんが,オーディオ用途になるとことのほかシビアですからね(笑)。

 今回は+0.1mm以下に抑えてもらうので,厚みの違いは事実上問題にならないとおもいますが,日本の物作りって気が利かないんでしょうかねぇ…。日本は技術的にはハイレベルかもしれませんが,今回のようなことがあると,普段はわざと手抜きしているように思えてしまいます(あくまで私の印象ですが)。もちろん,CFRPメーカー1社だけじゃ何もわかりませんがw

 オーディオ関係のインシュレーターを製作する場合の苦労って結構あるんだなと思ってしまいました。そういえば,オールージュの古いタイプのインシュは高さが1mmくらい違ってるものもあったなーとか,今回の件で納得です(納得しちゃいけませんけどねw)。

 そんなわけで,せっかくたくさんのご注文をいただいて数百円下げられそうだなと思ったのですが,今回の精度上昇に伴い相殺されてしまうようです。申し訳ありませんが,皆さんが気分良くCFRPインシュレーターを使えるための措置ですので,ご理解いただければ幸いです。

日本の物作り@CFRP」への2件のフィードバック

  1. koji

    以前、CFRPの加工メーカー(国内)に確認したことがあるのですが、薄い(0.2?)カーボンシートを貼り重ねて成形するため、累積公差が厚みに比例して大きくなるのは仕方ないようです。ちなみに、そのメーカーによると厚み公差はおよそ板厚の±5%程度になるとのことでした。また、パネル状のものは面引きを行っても反りが残る可能性があるようです。他の素材との合わせやCFRP単独でも筒状のものとかは高精度の加工も可能なのでしょうが。

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  2. えるえむ

    kojiさん,コメントありがとうござます^^
    そうですね。プリプレグは0.2mmほどの厚みしかないわけですが,圧力の不均一でプリプレグの間にしみこませてある樹脂の押し出しがうまくいかないことがあり,その結果公差が生じるということのようです。

    ±5%ですと,最大10%なわけですが,案外そんなものなんでしょうか。精密加工を売りにしていたりするわりには厚みの公差が10%もあるなんて,おおざっぱなんだか繊細なんだかよくわからない業種です^^;

    別のCFRP加工メーカー担当者曰く,「オーディオ用は他の用途に比べてかなり気合い入れないと難しい」とのことでしたので,昨今の原材料費高騰とダブルパンチでコスト高構造は仕方がないのかもしれませんね;;

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