ネットワークDACについて考えてみる(2)

closeこの記事は 9 年 9 ヶ月 2 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 引き続き,今度はNASを使用したPCオーディオシステムについて検討してみましょう。あくまで私のライフスタイルでの話なので,もちろん皆さんご自身のライフスタイルに合わせて音楽を楽しんでいらっしゃることでしょう。あくまで一個人の嗜好に過ぎません。

▼LINNがNASを使う理由。
 それは単純にHDDを内蔵させたくなかったのでしょう。拡張性に乏しいですし,HDD故障時のサポートを考えると明らかに煩雑すぎて会社としてはマイナスです。
 また,PC関連分野は技術革新が速いので,規格がすぐに古くなってしまう可能性もあります。その点,LANを使いデータを通信する方式にしておけば,今後も互換性は保たれるとおもわれるので,長期的にみてリスクは少ないといえます。

▼私がNASを使わない理由。
 しかし,私はNASも使う事はないと思います(ひねくれ者ですねw)。理由は以下の通りです。
○理由1:意外とお気に入りの曲ってそんなに多くないのでNASに大量にストレージする必要がない(拙宅はリッピングマシンにそのまま格納)。
○理由2:NASから直接データを読み出す場合,NASの電源品質や回路設計によって音が変化する気がするので,その対策のための時間的・金銭的投資がばかばかしい(LANケーブルから混入するノイズかもしれませんね)。
○理由3:LANからデータを受け取る際に混入する&LANカード部が出すノイズが馬鹿にならない(LANケーブルで音が変わる説はこのあたりが原因だと思っています)。

 まだまだ続きます。次回はDSのメリットについて。

ネットワークDACについて考えてみる(2)」への7件のフィードバック

  1. hyro

    なんかコメントは久々ですなw

    う?ん、そもそもNASの動作原理や利用価値というか、そういうものにもう少し言及したほうがよろしいかと。

    まず、Network Attached Storageであること、そしてDirect Attached Storageとは何が違うのか。さらにはStorage Area Networkとの違いは?とワタシならツッコミそうでw

    また、Ethernet上で大規模マスストレージを使う目的とは何でしょう。そこで最も重要視される問題は何でしょう。そう、データの冗長性という問題。

    さらにはSMBmountとNFSmountの違いやFTP伝送とか。その辺はダイレクトストリームがオーバライドするネットワーク伝送プロトコルの違いとなって現れるわけで。LINNはどれでしょうね?

    あと、ノイズと一口に言っても色々あるので、明確な断定が出来ているのであればそれもちょっとご説明を…(汗 伝送パケットをハックしてみるとか、周期的な電源部からのリプルが乗った信号が観測されるとか、突発的な外部機器からのEMパルスがあるとか、信号のバックグラウンド静粛性が違うとか、何でもいいんですけどねw

    現在のストリーム速度は加速度的に上昇しているので、NASからダイレクトにストリームして大量のローカルマシンのRAMでかなりキャッシュできるわけで、けっこう便利なのは確かです。RAIDよってNASの読み出し性能を上げることも出来るのですから。DAWソフトウェアでは入力バッファを調節することで対応できるはずです。

    マスストレージに拘ると投資が増えるのは確かですww

    我が家は現在FibreChannelでSANですけどね(滝汗

    返信
  2. hyro

    あと、関係ないですけど、ワタシはFLACの初期開発メンバの一人だったりします…orz

    返信
  3. えるえむ

    hyroさん,コメントありがとうございます^^
    どうも中途半端に扱う内容が技術系なので,技術畑の皆さんを刺激しているようですね(苦笑)。
    皆さん,私の至らない部分について大いにご教授いただければと思います。

    >う?ん、そもそもNASの動作原理や利用価値というか、そういうものにもう少し言及したほうがよろしいかと。

    そういうのは私よりhyroさんのほうがお詳しいでしょうから,お任せします(笑)。
    NASがどういうものなのかは,ちょっと調べればIT関係のサイトでたくさん解説されていますし,一連のエントリにおける主題はNASではないのでご勘弁を。このBLOGの読者の皆様はあまりNASそのものに関心があるわけではないでしょうから,あまり乗り気ではなかったりします…^^;

    >また、Ethernet上で大規模マスストレージを使う目的とは何でしょう。そこで最も重要視される問題は何でしょう。そう、データの冗長性という問題。

    なるほど。でも,冗長性(これも専門用語なので説明が必要かもしれませんが)とLINNのネットワークミュージックプレーヤー戦略の関係がよく分かりません…。どっちかというと,音がいいから,今手持ちのCDをとにかくリッピングしてNAS(厳密にはDLNAに対応するストレージ)に保存してから再生しろって言ってるような気がするんですよね。
    とすれば,LINNとしてはデータの冗長性とかそういうのはあんまり考慮してないと思われるのですが,どうでしょう。
    仮にリッピングしてから音だしした方がいいというだけなら,HDDは内蔵しても良かったはずですし,あえてメディアプレーヤー方式にしたのはなぜなのかなと若干気になるところです。

    >さらにはSMBmountとNFSmountの違いやFTP伝送とか。その辺はダイレクトストリームがオーバライドするネットワーク伝送プロトコルの違いとなって現れるわけで。LINNはどれでしょうね?

    Stereosoundの記事には,「コントロールプロトコル:UPnP メディアサーバ」と記述がありますね。
    http://www.toshiba.co.jp/rdc/rd/detail_j/0502_04.htm
    このあたりを読むと,コンテンツの伝送にはHTTPによるTCP/IPを使用しているのではないかと思うのですが,いかがでしょう。

    >あと、ノイズと一口に言っても色々あるので、明確な断定が出来ているのであればそれもちょっとご説明を…(汗

    これは,hyroさんもご存じの某素材をLANカードに使った時と使っていない時の音の変化で分かります(爆)。電磁波吸収系素材を使って音が変わるなら電磁波が悪さしていると思うのは人情というものでしょう(笑)。
    申し訳ありませんが,測定する環境も知識もございませんので,素材は提供しますから,是非測定していただければと。

    返信
  4. hyro

    ども、コメントすいません…(汗

    LINNがNASを利用するというのは、楽曲の高速データ配信、インターネットラジオ、大容量の動画配信、とかそういうものを将来的に見越しての策だと考えるのが妥当でしょうかね。

    DSの内部画像を見る限り、サイズ的にストレージデバイスが搭載できなかったのか、あえて搭載しない設計にしたのかは謎ですw ただ、ストレージデバイスが消耗品であるという既成事実を考えると、やはりサポートや保証の問題は大きいでしょうね。

    また、音がいいからという単純な理由だけでこんな製品を出すとは考えにくいので、現在のPCオーディオの普及と利便性に配慮した結果かも知れませんね。

    基本的に安易にNASを導入する(本来の意図を無視して)方は日本には多いかと。欧米ではデータセキュリティやリダンダンスに対する意識が高いので、コンシューマでも普通にRAIDアレイやファイヤーウォールを駆使する方が多いかと思われます。

    ユニバーサルPnPを使ってLINN GUIからデータを転送するらしいですが、HTTPではやっぱりキャッシュの問題があるので、多分再生一回目と二回目では音が変わると思います(爆

    まぁ、SlimDevicesをパクったと言われても致し方ない気もしますよねぇ…(ぉ

    ここんちは結構な人が見ているので、あんまり中途半端に書くと心無い人達が何か言うかも知れないです。有名人は大変だなぁ。

    返信
  5. さもえど

    さもえどです。
    こちらでは、はじめまして・・・ですね。m(__)m

    hyroさんのコメントと合わせると、DLNA使ってっぽいし、DSって基本的には通信プロトコルはhttp!?
    初回の再生はストリーミング使って、2回目以降はキャッシュを使う・・・なんてアクロバティックなことはしてないでしょうねぇ・・・
    どっちにしても、hyroさんのコメントにあるとおり、キャッシュ等の問題から、ダウンロード後1回目と2回目の再生品質は違いそうですね??。^^;

    再生クオリティの平準化に視点を置くなら、

    1. 再生対象曲の1曲目はまずメモリにキャッシュ
    2. 2曲目以降は再生と並行でメモリにキャッシュ
    3. 1?2の繰り返し・・・

    みたいな手順を取らないと、上手くいきそうにない気が・・・。
    どこまでLINNのDSで追求されてるかはチョットわかんないので、こんな話は不毛かな・・・スミマセン。m(__)m

    冗長性の問題ですけど、現時点、おそらくLINNとしてはディスクの冗長性とかそういった部分も含め、丸ごと”再生ファイル/メディアの保管”自体を外部に依存(LINNでのサポートを放棄!?)した上で、”DLNAという規格に合わせてマシンを作ってるから、あとはよしなに??”ってなトコが実態でしょう。

    ただ、hyroさんトコみたいにファイバーチャネルでSANなんて特殊な環境をお持ちの方は別として、フツーのユーザーにとっては冗長性を考慮してのメディア保管というのは最重要命題の一つだと思うんですよ。
    出始めの製品なんで、そこまでは考えてない・・・ってのが正直なトコでしょうが、今後、このテのメディアが普及した際の課題として上がってくるでしょうね??。
    今は、”CDからリッピング”がメジャーなんで”取り込みなおせば良い”で済んでますけど、メディアイメージ(あるいは楽曲ファイル)を購入するスタイルが本格的に浸透してくると、エライことになりそうな気が・・・。

    ただ、この冗長性の話を、LINNの戦略と絡めると興味深いですね。
    前述の通り、LINNの戦略にデータ冗長性に関する戦略がないとすれば、戦略として片手落ちな気がしますが、LINN自体が(ストリーミングのように)メディアやファイルを管理・提供する形のサービスを検討しているとかなると俄然状況が変わってきます。
    ユーザ(我々)としては、適切な対価を支払う事により、好きな音楽を好きなだけ聴くことができ、管理者(メディア提供者)としては、どのような音楽が”売れるのか”ということが容易に分析できる。
    配信系を専門にやってる業者と結託(w)すれば、容易に実現しそうですよ!!

    このあたりまで見越してのDS製品化だとすれば、LINNの戦略眼に脱帽です・・・・が、うがった見方してるんでしょうねぇ。

    それと、最後になりましたが、横道逸れた上に、長文になってしまってスミマセン。m(__)m

    返信
  6. えるえむ

    >hyroさん

    >ここんちは結構な人が見ているので、あんまり中途半端に書くと心無い人達が何か言うかも知れないです。有名人は大変だなぁ。

    いやー,そんな知名度ないですよきっと。所詮いきなり全部のコンテンツ消せば時が経つにつれて忘れられる存在ですから(笑)。

    中途半端なのはある意味狙いでもあります。最低限メーカーの宣伝文句に踊らされない程度の批判能力を身につけることを目的に,一緒に考えてみましょう的なサイトですので^^
    なので,中途半端というご批判はお受けしますが,それが改善されることは多分無いです(爆)。ご批判かたがた有能な方々の知識と経験をご教授いただければ,それこそ拙サイトを開設してよかったと思えるというものです。

    読者の皆さんの大半が分からない専門用語を振りかざす気もありませんし,かといって,なんでもかんでも教えてくださいという方も全てフォローするのは時間と気力の点で不可能です^^;

    返信
  7. えるえむ

    さもえどさん,コメントありがとうございます^^

    hyroさんもさもえどさんも,キャッシュのされ方で音が変わるとおっしゃっていますが,私は経験則上は賛同いたしますが,ある程度理論的に説明せよといわれると,答えに窮してしまいます。
    キャッシュのされ方の違いから,どのような仕組みで音が変わってくるのでしょうか。

    さもえどさんご指摘のように,確かに音楽配信ビジネスにおいては,その音楽データを購入したユーザーにとってみればダウンロードしたデータのバックアップは非常に重要な問題ですね。
    私は音楽配信サービスを利用したことがないので,一度購入した後何らかの事情で消してしまった曲について再度購入手続きを経ることなくダウンロード可能なのかどうか興味のあるところです。
    その意味では,高品質な音楽データ配信を始めているLINNもサービス提供主体としての考えもあるとはおもうのですが…。

    余談ですが,音楽配信における代金って何の対価なんでしょうね?それこそ有体物に固定されているわけではないので,一般的にはその曲を利用できる権利を買うみたいなイメージになるんだとはおもうのですが…。配信業者からすれば1回ダウンロードできる権利を買うって感じになるのでしょうか。
    まぁ,CDも1枚買ったらそのCD無くしたときにもう1枚もらえたりしませんから,後者なんでしょうけれども。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です