最近のDAC事情(その1)

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連日更新するのは結構大変ですねぇ…。
毎日更新されているUENOさんや他の多くのブロガーの皆さんには頭が下がります;;

さて,今日はDACについて。
DAC64の登場からエントリークラスDACというジャンの確立までについてまとめてみたいと思います。
一応断っておきますが,話半分で読んでくださいね^^;

拙宅のシステムは,ChordのDAC64MKI(電源スイッチ無しタイプ)です。一度電源ユニットが破損しましたが,無償修理していただいてからは,故障無く元気に稼働しています。
我が家のDAC64は電磁波対策etc.を施した関係で,元の音とはかなり異なる音色,性能となってしまいましたが,ノーマル状態でも明るめの音色,バッファ量で柔らかい質感からクリアな質感まで変化可能,見通しのよい音場,といった点が評価され,当時の定価36万からは考えられないクオリティを有していたように思います。
DAC64の登場は,低価格DACの市場を広げたことは間違い有りません。発表当時からしばらくの間は,DACの話題を独占する程に衝撃を持って迎えられ,そのパフォーマンスの高さには驚嘆の声が数多く聞かれました。

ところが,その後のChord代理店Timeloadの断続的な値上げにより,今では定価も50万円台。ユーロ高の影響もあるとはおもいますが,それにしても相次ぐ値上げで,現在は価格を超えたクオリティを有するとまではいえなくなってしまったような気がします…。特に,中古のハイエンドDACも50万前後で購入できるご時世ですから,ミドルクラスの新品を購入する際にはよくよく吟味することが必要でしょう。
DAC64が必ずしも低価格ではなくなってきたこと,エントリークラス?ミドルクラスDACの需要がいったん初代DAC64で掘り起こされたことは,より廉価なDACが登場するきっかけとなったと思います。

こうして,より低い価格帯のDACもいくつか登場してくるようになりました。特に,去年の頭くらいまで,エントリークラスでは出色の出来だと好評だったのが,BenchmarkのDAC1です。DAC1は実売10万円強ですが,ミドルクラスのDACを食う勢いもあり,直球勝負の元気の良い音はとても好印象でした。
もっとも,DACに使われるチップは基本的に大手のデバイスメーカーが供給するチップをそのまま利用するパターンが多かったことや,また肝心のアナログ段は結局物量の勝負となってしまうことが多いのも事実です。こうした状況の中,価格帯を超えてすばらしいと言われるDACはそう多くはなかったように思います。DAC1は相当希有な例でありましょう。

ところが,最近ではこうしたエントリークラスとミドルクラスとの中間の価格帯でも,工夫を凝らしてハイCPのものを生産しようという志向に基づいて開発されたDACが複数登場するに至りました。去年の半ばあたりから話題となってきたのが,元マランツ鈴木氏設計のdc1.0,インフラノイズのDAC-1,年末になって正規代理店が決まり日本上陸を果たしたLavryEngineeringのDA-10です。
一部のBLOGに端を発して一部のマニアの間で支持を得たインフラノイズDAC-1,元マランツ鈴木氏のファンの熱狂的支持を有するdc1.0に,プロ機信奉者の心をがっちりつかんだラブリーDA-10が加わり,現在はエントリークラスのDACは乱戦模様です。

このように,エントリークラス・ミドルクラスのDACは充実する傾向にあり,ユーザーが気軽にDACで楽しむことができるようになりつつあるのではないでしょうか。
次回は,ミドルクラスのDACについて,そしてエントリークラスとミドルクラスの分水嶺について検討してみたいと思います。

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