MacのiTunesはどこまで使えるか?(Macでオーディオ入門編)

closeこの記事は 5 年 7 ヶ月 29 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

ビットパーフェクト(バイナリ一致,Bit Transparency)な出力が可能であるMac OS版のiTunesの音はどんな塩梅でしょうか。結論としては,Windows版よりは遙かに音がよさそう(厳密な比較は難しいので出来ませんが)だけれども,もっと良い再生方法やソフトウェアはある,という感じです。まぁ,Windows版のiTunesは再生音という意味では本当に私の好みから外れた音です…。

Mac版iTunesの音質傾向としては,さわやか系でふわっとした音場感が特徴で,全体的に音に芯が無いというか,柔らかい感じなので,低域の骨格感などは感じにくい印象でした。とはいえ,このさわやかでふわっと優しい質感というのは案外ピュアーオーディオに分類される世界では得難い傾向だと思います。とにかく,くっきりはっきり,メリハリがあって,場合によってはゴリゴリしてる強烈な感じをマニアは求めがちなので,メーカーの音作りもそういう方向に行きがちです。
そういう意味では,iTunesが癒し系でのんびり聴けるということはとても良いことですし,十分ありだと思います。Macbook Airのアナログ出力にMDR-Z1000やTriple.fi10を直接接続してのリスニングでも十分音楽を楽しめるのは収穫です。

このように,Mac OSの場合,iTunesはOSと密接に連携していて,しかもそれなりの操作性,かつビットパーフェクト再生も可能と言うことで,まずビットパーフェクトの確保が最優先だったWindowsの世界とは,音質改善といっても少々趣を異にします。

具体的には,Macにおける音質改善というのは2通りのアプローチに分けられると考えて頂くのが良いでしょう。
ひとつは,CoreAudioのプロセスを省くことでマシンへの負荷を減らし,もって高音質を追求する方法です。これはWindowsの世界でもわりと似たようなアプローチが見られますね。
もうひとつが,最近のトレンドであるアップサンプリング・アップコンバージョンをする方法です。そもそもバイナリ的には一致するのが当たり前の環境であるためか,Mac OSの場合にはアップサンプリングやアップコンバージョンで積極的にバイナリを改変し,聴いてみて心地よい音の追求をするブランドが多いように思われます(もちろんそれが誤魔化しの類であるという訳ではありませんよ?)。

というわけで,Macにおけるソフトウェア選びということで,今後のエントリでは高音質化へのアプローチについて触れていってみたいと思います。私はMac初心者ですので,どうかお手柔らかにお願い致します!

MacのiTunesはどこまで使えるか?(Macでオーディオ入門編)」への5件のフィードバック

  1. ピンバック: えるえむ

  2. ピンバック: トリングさん

  3. アイヴァーン

    “とにかく,くっきりはっきり,メリハリがあって,場合によってはゴリゴリしてる強烈な感じ”というのは,音の解像感や輪郭のはっきりした音を目指すとそういった感じになってしまうのでしょうかね。
    私も,まずはビットパーフェクトやノイズの低減といった,“高音質化ではなく原音再生”が出発点だと思っているので,そういった方向に向いてしまっているのかもしれません。

    でも,予算や環境に合わせてある程度まで追求したら,あとは自分好みの音を目指してアップサンプリング・アップコンバージョンといった手段を用いての“音作り”もPCオーディオならではの楽しみ方かもしれませんね。

    返信
  4. ピンバック: Hidenori Yamaguchi

  5. 闇異人

    お久しぶりです。
    相も変わらずiMacでオーディオをやっております。
    現在ではiTunesは曲名取得専用アプリとなってしまっていて全く使っていない
    のですが試しに何曲か再生してみたところ、やはり緩くてボケ気味の印象です。
    私はMuse Lab Tools(以下MLT)とAudirvanaをメインに使用しています。
    どちらも音の良いソフトだと思うのですが、AudirvanaはCDのストリーミング
    再生に難があるのでもっぱらMLTを使ってます。
    音の傾向としては私の環境ではAudirvanaは押し出し系でMLTはナチュラル系
    という感じになるでしょうか。
    Macの高音質化にもいろいろあるとは思いますが、個人的には言語リソースの
    削除とカーネルの64bit化がえらく効くと感じています。

    返信

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