MUSE ACケーブル試聴

closeこの記事は 9 年 11 ヶ月 20 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 過去様々な電源ケーブルを聴いて参りました。ハイエンドケーブルからロープライスまで,既製品から自作品まで様々です。結構巷のケーブルは大まかに方向性をつかんでいるつもりだったんですが…。今回エントリを書いたMUSE ACケーブルは,今まで聴いたどのケーブルとも違う音でした…。世の中広いですねw

 MUSE ACケーブルは,オーディオインテルが販売しているMUSEケーブルをACケーブルとして転用したものです。今回はまみそさんにお借りして両端のプラグがWATTGATEになっているものを試聴いたしました。アースは浮かしてあります。許容電流0.2A/本までですので,送り出し機器,前段機器にしか使えません。自作される方は十分にご注意ください。USTイヤフォンについては以前書きましたので,対比してご覧いただくとより理解が深まると思います。

 まみそさんのMUSE ACケーブルについてのエントリはこちら

○全体的な傾向はUSTイヤフォンと同じ。
 低域の力感不足はイヤフォンほどに感じないです。これは個人的には重要なポイントですね。低域?中低域の骨格感がしっかりしていない(言い換えれば安定感のない)システムは,スケール感に乏しく感じられるので…。
 反面,位相をいじったソースの再現性は若干低下するかもしれません。ちょっと曖昧になる感じっていいますか…。このあたりはイヤフォンでの印象とかなり異なる部分です。

○あっけなく壁抜け
 MUSE ACの最も印象的な特徴は,「壁が消える」ことです。これは驚異的。普通,壁の反射というのはどこまでいっても存在するからこそ部屋の調音にやっきになるわけですが,なんと左右の金Bボードですら存在感が皆無になるほど,音が何かに反射しているという印象がない音になります…。
 これって,オーディオファンの多くの方は,素晴らしいことだとお考えになるんじゃないかと思うのですが,いかがでしょう…。壁抜け,壁越えなんて,普通褒め言葉ですよね?

○広大な音場感
 あまりにあっけなく壁抜けしてしまった結果,奥行き方向も横方向も音場がどーんと広がったわけですが,さらに音が拡散する様が極めて明瞭に聞き取れるという,不思議過ぎるケーブルでした。
 奥行き展開型の音場がほしい方は,是非自作されると良いと思います。使う場所にお気をつけくださいね^^;

○惜しいのは音の前後感
 MUSE ACケーブルで惜しいのは,ボーカルの配置がやや奥に定位しすぎるソースがあることでしょうか。前後の配置順はどうしても気になるので,ボーカルは相対的に前に来て欲しいです;;

 とまぁ,簡単にインプレしましたが,やはり壁抜け効果はすさまじいものがあり,これがACケーブル1本で出来てしまうということが全く納得いきません…。なんか手の内で踊らされているんじゃないかという不安感がものすごく,この威力を素直に利用して良い物か悩んでしまいます…(笑)。
 まみそさん,貸していただきまして,ありがとうございました。とりあえず,MUSEケーブルを切り売りで購入してあれこれ試してみたいと思います。

MUSE ACケーブル試聴」への3件のフィードバック

  1. えるえむ

    Akimitsuさん,コメントありがとうござます^^
    毎度ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
    今後も専門用語間違えるでしょうから,いぢめないでください;;

    返信
  2. まみそ

    インプレお疲れ様です。
    壁抜け効果を体感して戴けたようでホッっとしておりますw

    Museは単体では色々と弱点のあるケーブルだと私的には感じます。
    私はDACかアンプに一本だけ使う、というのが終着点だと考えており、Museの空間表現だけを引き出す、という使い方が個人的にはベストだと感じています。
    空間を広げるために入れるという使用法だとStealthのケーブルも同様ですね。

    Museの弱点は濃度の無さ、実体感の無さ、そして定位の明確さが弱い点などです。
    このあたりは基本的には音場重視系が苦手とする部分。
    そのため、これらの要素を他の部分で補ってあげる必要があります。
    例えばアレグレットを併用すると、この空間表現のまま空間の濃度を上げ、重心を下げることができますし、NBSを併用すれば、この空間表現をそこそこ維持して(やはりNBS寄りにはなります)、音の実体感を付加させ、また音像の定位感が明確になります。

    >MUSEケーブルを切り売りで購入してあれこれ試してみたいと思います。

    好結果を得られるようなレシピが見つかりましたら是非教えて戴きたいものです。
    プラグは勿論、長さ、使用する本数、シールドなどを変えることで音も変わってくるんでしょうね?。
    期待しています。

    返信

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