OPTILINK-5紹介

closeこの記事は 10 年 2 ヶ月 23 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 先日エントリで若干触れた新兵器はこれではありませんが,先にこちらを紹介します。

▼PROFILE:
 OPTILINK-5は,アメリカ三大ケーブルブランドに数えられるらしいAudio Quest(オーディオクエスト)社のTOSリンク最上位グレードのケーブルです。
 シングルモードの石英ファイバを65本束ねた仕様となっており,シングルモードの高い信号伝達能力を有しつつ,石英ファイバにもかかわらずフレキシブルで曲げに強いという,TOSリンクケーブルとしては最も理想的な構造となっています。

▼音質傾向:
○ハイエンドのAES,BNCケーブルに比肩する情報量
 NBS Statement Extreme AES/EBUと比較しても(記憶の限りでは,ですが),遜色ない情報量が出ていると思います。

○圧倒的な高解像度
 これまで聴いた数多くのデジタルケーブルのなかでも,微細な音を強調感なく拾ってくる能力はピカイチだとおもいます。反面,音の厚みや艶を出すのは苦手で,とにかくクリア・フラット・ハイスピードを徹底したようなケーブルです。音像の輪郭を強調せずに音の粗密で自然と表してしまうようなケーブルではないかと思います。

○ヌケの良い高域
 TOSリンクケーブルの最大のメリットは,AESケーブル,BNC(RCA)ケーブルと比較して,ヌケの良さが得やすい点にあるように思われます。エントリークラスのTOSリンクケーブルは若干音が鈍る傾向があり,これは主にプラスチック系ファイバーの特徴だと思われますが,石英コアのケーブルは総じて高域のヌケの良さが印象的でした。そのなかでもOPTILINK-5は特にヌケの良い音がします。
 特に,OPTILINK-5は高域の力強さもある程度備えており,TOSリンクケーブルの中では比較的エネルギー感を感じやすい音作りとなっている点も特徴的です。このヌケの良さは,コンプレッサーがかかりまくりのPOPSやROCKで真価を発揮します。どう考えてもコンプレッサーかけ過ぎの音圧ばかり重視した曲でも,相当程度頭打ち感を減らすことが出来ます。

○ハイスピードな低域
 シングルモードの石英ファイバの特徴とも言えるのが,ハイスピードな低域でしょう。石英ファイバは総じてスピード感があるのですが,特に低域に対してスピード感を求める方には,OPTILINK-5は最適であるように思われます。
 低域を消してスピードが上がったように見せかけるというのはわりと良くある手法ですが,OPTILINK-5は低域の痩せがないにもかかわらず,やたらと(笑)きびきびした低域になります。
 OPTILINK-5は低域の量感を求める方には向きませんし,スピード感が上がるので聴感上低域の厚みが減る印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。TOSリンクケーブルに低域の豊かさを求める方は,WireWorldのTOSリンクケーブルがお勧めです。

○TOSケーブルにも方向性がある?
 基本的にはフラットな特性だと思いますが,方向性によって若干帯域バランスが異なります。低域の量感重視・高域の切れ味重視な個性派タイプと,低域のスピード重視・帯域バランス重視の安定派タイプがあるようです。

▼その他のコメント:
 拙サイトにアクセスされた方の検索キーワードの上位に入っているのがOPTILINK-5です。
 エントリクラスではまだまだ数多くの機器に使われているTOSリンク方式にあって,なかなか良質のケーブルは見つからなかったわけですが,OPTILINK-5はTOSリンクケーブルの決定版として不動の地位を有しているといっても過言ではありません。むしろ,他のデジタルケーブルと比較しても悩む必要性がない程選択肢がないジャンルなので,お勧めする側も楽です(爆)。
 他社製ケーブルと比較しても物理的な特性で劣る部分がなく,特性の優秀性が音にもはっきり表れていますので,価格が高いということを除けば(これが最大のネック!),まず間違いのないケーブルだとおもいます。
 トランスポートとDACとを電気的に分離することができるので,アースループについて検討する必要がなくなるのも嬉しいですね。

OPTILINK-5紹介」への6件のフィードバック

  1. briareos156

    えるえむさん、こんにちは。
    Optlink-5が到着したので早速聴いてみました。もっともピアノトリオと弦楽四重奏の2枚だけなので不十分ではありますが、確かにTOS Linkケーブルとは思えないクオリティですね。侮れません。
    ピュアオーディオ系のデジタルケーブルとしてはコスメティックな部分においてKS-2020の方が私の好みだなぁという印象でしたが、ビジュアル系のPS3接続時の印象は、SAECのケーブルとは格が違うという感じでした。
    なにはともあれ、当初の目的であるPS3の音質強化は達成できたのでHappyです。(^_^)

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  2. えるえむ

    Tak Saekiさん,コメントありがとうございます^^
    あとはMITとMONSTER CABLEでしたっけ?
    昔AA誌かStereo誌で読んだ受け売りなんですけど,三大とか書きたがるのは日本人ならではなんでしょうか。
    AudioQuestはアメリカAmazonでも取り扱いがあるんですよね。OPTILINK-5も長尺物ならDMに発注するより安あがりだったとおもいます。

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  3. Tak Saeki

    なるほど?。
    シナジは入らないんですね(苦笑)。
    うちも三大ブランドの一つを導入するかもしれないのでいいんですが(爆)。

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  4. えるえむ

    briareos156さん,コメントありがとうございます^^
    コメントをこちらに移植しておきました♪(元コメントは削除済)

    送り出しの機器との相性もあろうかと思いますので,必ずしも最良の選択であるとはいえませんが,オーディオ的クオリティという観点においては,OPTILINK-5もハイエンドケーブルの仲間入りをしても良い品質を備えていると思います。
    TOSリンクケーブルとしては並ぶ物のないケーブルだと思いますw

    なにはともあれ,briareos156さんに喜んでいただけてなによりです。皆さんのお役に立ったと思えば,インプレも書いた甲斐があるというものです^^

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  5. えるえむ

    >Tak Saekiさん
    シナジは新興ブランドですからね。
    Takさんはいずれ全てMITにリプレースされるんでしょうから,Stealthなんかを使っている人には「ちみちみ,そんな海のものとも山のものともつかぬケーブルを使うのはやめたまへよ」と言って回ってください(爆)。

    返信

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