PLMM試聴

closeこの記事は 9 年 10 ヶ月 19 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 先日,lookkg486さんからTransparentのPLMMをお借りすることができました。お借りした日に某店に立ち寄って,店員氏とG-03Xを使ってNBS BlackLabel2と比較試聴なんぞやってみたわけですが,なかなか興味深かったです。拙宅では,両者をG-25UのACケーブルとして使用して比較試聴いたしました。
 今回のエントリは,TransparentのPLMMについてです。

 さて,今まで私はACはMITのOracleのほうが良いという固定観念がなんとなくあったわけですが,意外や意外,PLMMも良いところがたくさんあるケーブルですね(もちろん万能ではありません)。やはり自分で聴いてみないことには始まらないなと改めて思った次第です。

▼インプレ
○フォーカス感の良いシャープな音像定位
 PLMMの特徴の一つ目は,フォーカス感にあります。音像をタイトに締めるというよりも,音像のフォーカスを合わせる感じです。音像の輪郭を強調するわけでもなくピントを合わせてくるケーブルは他にあまり知りません。
 若干情報が整理させた感も無いわけではないですが,それはハイエンドケーブル同士比較した場合の話で,ミドルクラスのケーブルとの比較では情報量もかなりあります。音像のフォーカス感は上げたいけど音像が細身になるのは嫌だという方にはお勧め。

○スケール感のある雄大な音場
 音像がピンポイントなのに,音場が広いケーブルというと,NORDOSTもそうなのですが,NORDOSTが音像をタイトに締め上げるタイプであるのにたいして,こちらは前述のようにフォーカス感で勝負なので,音像と音場の関係に違和感がなく,HiFi調が気になるようなこともありません。後方から両翼に展開する音場は,音のスピードがさほど速くない(遅くもないですが)ケーブルであることも相まって,スケール感たっぷりです。 

○ノイズフロアも下がる
 ノイズフロアもミドルクラスのケーブルと比較すると,聞こえてこなかった音がたくさん入っていることに気づきます。信号をブーストしたというより,埋もれていた信号を掘り起こす印象です。

○よく言えば大人な,悪く言えば根暗な音
 とまぁ,かなり褒め基調だったわけですが,気になる点もあるわけでして,とにかく音色が暗いんですね。POPSやROCKを聴くには明らかに音が根暗な方へシフトします。歌い方もなぜかちょっと欝入ってるんじゃないかとおもいたくなるような感じで,危うさを感じるボーカルにw
 総じてグルーブ感やノリの良さとは逆行する音色なので,Classicの一部の曲にはマッチするとおもうのですが,暗い情感みたいなものを重視されない方の場合,この点がかなり気になると思います。

○ボーカル音像がかなり引っ込む
 同じく気になる点としては,ボーカルがかなり奥まって定位してしまう点ですね。全体的に後方展開気味な音場を形成するとしても,ボーカルの引っ込み具合はかなり特徴的です。スタジオ録音だろうがライブ録音だろうが,ミックスの段階でボーカルは最前列にくるのが通常だとおもうのですが,どういうわけかボーカルの立ち位置に違和感を感じるほど奥まって聞こえます。
 あんまり奥にいってしまうと,ボーカルの訴求力といいますか,伝えようとしていたはずのメッセージ性のようなものが薄れてしまうのが痛いですね。というわけで,ボーカルのウエイトが高い人はジャンルによって注意が必要かとおもいます。

 lookkg486さんも私と同じような部分が気になって,今はあまりPLMMを積極的に使われていないようです。今回貴重な経験をさせていただきまして,大変ありがとうございました^^

PLMM試聴」への2件のフィードバック

  1. lookkg486

    どもども、インプレ大変興味深く読ませて頂きました。
    俺も同じような感想でした。
    根暗と言うか、ハイエンドっぽい音になると認識してます。
    言い方が違うだけで同じことだとは思いますw
    あ、でも今でもPLMM使ってますよ。
    NBSと混ざってますが。

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  2. えるえむ

    lookkg486さん,コメントありがとうござます^^
    いかにもハイエンドっぽい凄みはあるんですけどねぇ…。
    lookkg486さんがPLMMを多用されてないのも,NBSと組み合わせているのも,なかなかこれだけで統一するというのは難しいということかもしれませんね。

    返信

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