オーディオマニア禁制イベント(3)

closeこの記事は 10 年 12 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 さてさて,話がどんどん脱線してきてる気もしますが,気にせずいきましょうw
 どうすれば再生機器に意識を向けてもらえるのか,です。

○インテリア・生活スタイルからの訴求
 本来的には,オーディオ業界の人間がオーディオファンを断絶させるような構造を煽るのではなく,音楽好きにオーディオの楽しさを知って貰うことが求められているのですから,そういうのはIN THE ROOM,hhstyleとかのインテリアショップでイベントを開かせて貰うとか,ちょっと物を置いて貰うとかしたほうがアピールしやすい気がします。
 インテリアに拘る人というのは,普段の生活スタイルをより充実させようという人なわけですから,生活を豊かにするという方向性で訴えることが出来れば,その分資金は投下してくれるとおもいます。それはオーディオに目覚めたというのとは違うのですが,結果的によりいい音で聴いて貰うという目標は達成できるわけですから,それでよいのではないでしょうか。

○PC・デジタルガジェットを活かす方面からの訴求
 他には,Macユーザーとかであれば,iTunes経由で音楽生活を一層楽しんで貰うというコンセプトで,高音質再生向けのハードウェアを提供するサービスなんかもおもしろいですね。デスクトップならサウンドカード,ノートならUSBorIEEE1394あたりで外付けになるかとおもいます。
 こういうのは,設置代行サービスが無いとまず軌道に乗らないとは思いますが,一からコンポを揃えるのも大変だし,インテリアにそんなに拘りがあるわけではない,という場合には,こちらの方向性でアプローチするのも良いですね。
 iPodのDockを各社カスタマイズして高品位な再生を狙うというのも,このアプローチに属するわけです。

▼ショップの対応力の狭さ
 こうして考えてみると,むしろ違うところに問題点がある気がしてきます。つまり,ザ・サウンド屋が持つ危機感というのは,着眼点は悪くないというか,多くのオーディオショップが漠然と持つ危機感なわけですが,その視点はあくまでオーディオに傾倒している側からの視点であるということです。
 新しい顧客を創出するためには,その顧客を分析しなければなりません。市場を構築するであろうコンシューマーの動向をつぶさに観察しなければならないはずです。
 しかし,これまでiPodを高品位に鳴らすための機器にオーディオショップが注力してきたでしょうか。昨今,高級イヤフォンは飛ぶように売れている一方,イヤフォンのレビューを掲載する専門店はありません。iPodに接続できる機器は様々なものが出ていますが,専門店は一切比較試聴をしません。単発的に機器を置いてあるだけです。そういうイベントすらありませんw
 現在の流れは,既存のオーディオ機器のみしか扱おうとしないオーディオショップの形態の限界です。ザ・ステレオ屋の危機感は曲のジャンルからの視点なわけですが,もっと市場の構造を把握して対策を取っていく必要があるように思います。

 もちろん,ザ・ステレオ屋ではiPodのコンシューマーオーディオにおける市場価値を重視して市販の機器の比較試聴を重ねており,今回のイベントは万全の体制で臨んでいるということであれば,文句のつけようもないのですが,いかんせんオーディオマニアはお断りのようですから,外部から検証する方法はありませんね(笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です