オーディオの裾野を広げるという意味で…

closeこの記事は 10 年 11 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

http://www.yoshidaen.com/akira3.html

 九州にあるオーディオショップ,吉田苑が,「萌えオーディオ」なる企画をやっています。なんでもかんでも萌えを売りにするのは安直すぎるとはおもいますが,購買力(というか可処分所得を一気に投入する見境の無さ)は萌えに理解のある方々の特徴ですから,市場活性化のためには良いアプローチの一つであることにかわりはないでしょう。
 吉田苑のバイトさんの記事の内容はある程度場数を踏んだ立派なオーディオファン向けの記事ですね。いくつか同意できない部分はありますが,おおむね試聴に基づくきちんとしたご見識だと思いました。

 ポイントは,アニメヲタク・声優ヲタクの方々は大半がヘッドフォンを使用したオーディオライフであるということです。自宅に住んでいて両親との関係も良好であれば,普通にシステムを組んでしまって何ら問題ないわけですが,やはり,寮住まいの若きサラリーマンであったり,家族との折り合いが悪かったりすれば,周囲に気を遣わざるを得ないわけで(ましてや聴くジャンルによっては色々と有らぬ誤解を受けることでしょうw),
 高級イヤフォンや高級ヘッドフォンが売れているのに単品コンポやスピーカーがいまいち売れない根拠として,現在のオーディオ市場においては商品の単価が高額化したこともさることながら,静かな環境で過ごす利益が社会的に権利として認知されてきていることとそれに配慮する意識が高まっていることは見過ごせない点なのだとおもいます。

 というわけで,本格的なオーディオライフを提案するには,ヘッドフォンでは得られない魅力を提示する必要がありそうですね。なかなか環境を変えるのは難しいことではありますが,環境を変えようと思わせるくらいの魅力が求められると思います。

オーディオの裾野を広げるという意味で…」への11件のフィードバック

  1. hyro

    ワタシも軽度のアニヲタですw

    すいません、たまに爆音でアニソンなんてこともあります…(汗

    まぁ、ヘッドフォンを使うのはやはり住宅環境の影響の方が大きいような感じも。でもね、楕円のお勧めは買う気がしないのはワタシだけかなぁww

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  2. えるえむ

    hyroさん,コメントありがとうございます^^
    まぁ,アニソンといえども上を見ればきりがないでしょうから,どこを切り捨てるかなんじゃないでしょうか。
    吉田苑のシステムは聴いたこと無いんですよね…。東京試聴会行けばよかったかなぁと思ってます。

    個人的な嗜好と吉田苑の方向性は異なるのですが,アニソン聴く大半の人には結構受けがいいかもしれません。
    ただ,柔らかく美しく聴きたいって人には向かないとおもいます。
    ケーブルくらいしか聴いたことがないのですが,吉田苑サウンドは,クリアでスピード「感」がある音だとおもうので。

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  3. hyro

    楕円は時代の先取りセンスは大したモンだと思うんです。ただ、何でも改造すりゃいいと思ってるのがあんまり…w sharpのphantomなんて改造前のほうがよっぽど素晴らしいしねぇ。

    特にてっちゃんブランドを養護する気も解るんですが、あれをスタジオで愛用しているエンジニアってどんな人なんでしょうw ただのスカキンだと感じたのはワタシだけかなぁw 別にスピードが速いとは思わないしねぇ。

    タイムコヒーレントでハイスピードを極めると理論的には限りなく緻密で滑らかになるはずなんですけどねぇ… すいません、なんかプラスイメージが湧きませんね(爆

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  4. えるえむ

    新作ケーブルとか見てると段々商売っ気が強くなって来てる気がしますが…w
    でも,どっかのお店に比べればまだまだ良心的な方ですね。

    ハイスピードな音って評価が分かれる要素だとおもいます。
    きびきびとした音がハイスピードという方もいるし,逆にゆったり聞こえる方がハイスピードだという方もいらっしゃいますね。
    吉田苑のアプローチが必ずしもハイスピードだとは思えませんが…。

    理論的に限りなく緻密でなめらかというのは,何となくイメージではつかめるのですが,また今度hyroさんのBLOGででも解説していただけるとありがたいです^^

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  5. キン肉マン

    >>hyroさん
    全くもって同感ですね。
    タイムコヒーレントでハイスピードな音がスカキンな音の事だと思っている人が
    多いですよね。(吉田苑やエソテリックなんてまさにその代表だと思います)
    やっぱり生音を聴いた事の無い人が多すぎるんですよ。別に生音が全てだとは
    思いませんが、生音を全く無視した音作りをするメーカーやオーディオマニアが
    多すぎるような気がします。
    世の中のほとんどオーディオ機器って私らの耳には合わないんでしょうか(泣)
    「速い」とか「遅い」とか「解像度」とかそんな事を言っているウチはダメですね。
    要は「伝わる」か「伝わらない」かだと思います。説教臭くなってすみません。

    返信
  6. えるえむ

    ハイスピード「感」があるのとスピードがあるのは違いますよね。
    スピード感のある音が聞きたければ花火大会に行ってみればいいとおもいます。
    花火の炸裂音はとてもハイスピードですが,耳が痛くなるような音はしません(音量は大きいですが)。
    手軽に聴ける生音(笑)ですし,夏の風物詩ですから,家族や恋人と連れだって行ってみると良いのではないでしょうか。

    >キン肉マンさん
    コメントありがとうござます^^
    私は可能な限りハイスピードで高解像度で高分解能なシステムを求めていますが(ドンシャリで暴れまくりなWilsonを使う無かれとは言わないでくださいw),ハイスピード感や高解像度感や高分解能感を強調するドンシャリサウンドを聴くくらいなら,ロースピードで低解像度で低分解能でカマボコなシステムの方が聴いていて染みいりますw

    逆に,音楽製作に携わる方々が,彼らの主観で違和感の少ないシステムを提案するっていうのはどうでしょうか?
    制作者が考える「伝わる」音というのはこういう音だっていうのを示さないと,いつまでも話が平行線をたどるような気がしてなりません。「あいつらはわかってない」とか仲間内で言いあっていても仕方がないと思うのです…。

    返信
  7. キン肉マン

    いやハイスピードでも高解像度でも高分解能でもいいんです。
    ただその言葉はどれもオーディオ用語に過ぎないのです。
    スピード感が欲しいからと言ってテンポを上げて演奏しないですし。
    演奏する側ってそんな事を考えてはいないんですね。
    いかにして自分達の音楽性を伝えようかと日々考えているわけです。
    だからどんなにハイスピードでも高解像度でも高分解能でも
    自分達のメッセージが伝わらなければダメなんです。
    ミュージシャンの多くはオーディオには凝っていませんが、ラジカセでも
    iPodでも音楽性が伝わればそれでいいのです。逆に音楽性が伝わらなければ
    それが何千万円のシステムだろうがゴミなわけですね。

    高級オーディオというのはラジカセやiPodに較べて広大なキャンバスを
    持っているわけで低域?高域の幅が拡がり、解像度も上がっています。
    だから本来ならば「伝える」性能は飛躍的に向上しているはずなんです。
    なのに世の中のオーディオマニア(私もそうですけど)の多くが
    「伝わらない」音を出している。しょっちゅう数百万の機器を買い換えては
    どうでもいい領域の音の変化を喜んでいる。そんな気がします。

    そりゃその人の「好み」と言えばそれまでですが、もう少し冷静になって
    考えて欲しいと思います。音楽って百万円近くもするケーブルがないと
    聴こえて来ないんですか?ベルデンなら聴こえていた大切なメッセージが
    聴こえなくなっていませんか?

    私が大切だと思うのは「バランス」と「位相」です。
    バランスが優れていればスピード感は曲によって自在に変わって聴こえますし、
    位相が優れていれば解像度と分解能に不足を感じる事はありません。
    だって高級オーディオですから。

    高級オーディオの存在を否定するつもりはありません。機器を換える事によって
    音の質感を向上させる事が出来るのが高級オーディオの存在価値だと思います。
    とても高尚な趣味だと思います。だからこそ私もオーディオが止められない。

    誤解の無いようにお願いしたいのですが私は「あいつらはわかってない」とは
    思っていません。少なくとも我が家より良い音が出ている人が多い。
    そして私は音楽製作に携わる人間でもありません。
    音楽製作に携わる人間に違和感の少ないシステムを挙げさせたら多くの人間が
    YAMAHAのNS-10Mと答えるでしょう。彼らの多くは音の質感には無頓着です。

    よっぽどの粗悪な機器でない限り「伝わる」音は出せると思いますよ。
    つまり聴いていて感動出来たり楽しかったり、思わず一緒に歌ってしまったり。
    それが大前提。その上でハイスピードで高解像度で高分解能ならば最高ですね。
    先日えるえむさんのお宅にお邪魔した時に、私達は劇的な体験を共有したじゃ
    ありませんか。Beforeが「伝わらない音」、Afterが「伝わる音」でしたね。
    どちらもハイスピードで高解像度で高分解能な音だったとは思いますよ。
    でも受けるインパクトは全く違う。文章で伝えられれば良いのですけどね。
    私の文章力では無理です。えるえむさん、お任せしますw

    返信
  8. えるえむ

    キン肉マンさん,熱いコメントありがとうございます!

    明日用の記事が分解能と解像度についてなので,タイミング悪くオーディオタームの話題であることに少々申し訳なく思いつつも,レスしますw

    ▼「伝わる」ってどういうことでしょう?
    「伝わる」「伝わらない」というのはとても大事な部分だとおもいます。
    音楽をより深く理解することが,音楽をより深く楽しむことの基礎であり,それはオーディオを趣味とする人が何を大事にすべきなのかということの答えを照らし出してくれる道しるべとなると思います。
    ただ,伝わるか伝わらないか,ではあまりに漠然としすぎていますし,あまりに主観的すぎると思います(実際には間主観性を獲得できるのだと予想していますが)。こういったメンタルな部分をある方は「クる音」と表現していたのでしょうね。

    たまに漠然とですが,iPodやラジカセ等で音楽を聴き涙できる人にくらべて,なんと私は鈍感で感受性の低い人間であろうかと思うこともあります。
    でも,そんな私でも音楽を通じて感動を覚えることも涙することもあるし,もっと感動したいという欲求もあるわけです。そのためのオーディオシステムです。

    音楽は思想や感情を創作的に表現したものであって,その根底にあるのは感情の動きなのだと思います。そうであるならば,優れた再生環境とは,聴いている人の感情を動かすものであると思います。
    それは歓喜であったり悲哀であったり恐怖であったり,様々であるとおもいますが,そういう感情を揺さぶる再生環境を作り出せれば,あとは安心して音楽に身を委ねることができるでしょうね。
    さらにいえば,音楽は特定の誰かに向かって意思を伝えるための手段ではなく,聴いている人全てに対して作者や奏者や歌手の感情を伝えるための手段なのだと思います。
    ですから,私は,万人とまではいかなくとも,音楽的趣向の共通する人同士ならば多くの人が共通して感動する要素というのを持つに至ることができると信じています。

    ▼どうすれば「伝わる」でしょうか?
    キン肉マンさんがおっしゃるように,音のバランスや位相は非常に重要だと思います。
    使っているSPがSYSTEM5.1だからこそ私は中域から下の帯域の重要性を感じましたし,ドンシャリなSPが如何に扱いが難しいのかを知りました。

    また,聴感上位相がそろっていること・タイムアライメントに整合性がとれていることは,音の立ち上がりやその後の減衰の仕方に影響します。
    これは端的に音楽のダイナミズムにつながってくると思います。感情は平坦ではありません。音楽も平坦なリズムを刻むものではありません。そこには感情のうねりがあり,音楽のうねりがあります。ダイナミズムを表現できないシステムが感動を表現できるわけがありません。
    これらの要素に加えて,音楽のダイナミックさを表現するにはhyroさんがおっしゃる時間軸上の再生精度も非常に重要だと思っています。
    その意味で,DAコンバージョンによって仮に緩やかに減衰する特性であったとしても,WadiaのDigimasterのような考え方は非常に優れているのでしょう。20kHz近辺での平坦な周波数特性を持つSPがこの世にどれだけあるのかを考えてみれば,私が駆け出しの頃,周波数特性に拘泥していたのは視野が狭かったとしか言いようがありません。

    ここ数日,私が求めて病まないのは,音楽のダイナミズムを表現できる再生環境です。

    最近拙宅のシステムの解像度があがってきたことはキン肉マンさんならご存じだとおもいますが,ここにきて,解像度≠分解能ではないかと思うようになりました。私の中では,ダイナミズムと分解能は密接な関係があるのですが,凄く映像的な理解なので既存の概念のみでは説明することが出来ません…。話が長くなりましたので,分解能については次のエントリに回したいと思います。

    ▼キン肉マンさんにお詫び
    加えて,キン肉マンさんがオーディオファン諸氏に対して「わかっていない」といったスタンスをとっていないことは改めて私からも申し上げたいと思います。誤解を招く表現で申し訳ありませんでした。もちろん,キン肉マンさんは音楽制作の現場をよくご存じではありますが,音楽制作現場にお勤めではありませんね。

    私が申し上げたかったのは,音楽制作の第一線の方々が,オーディオファン(マニア)に対してもっと近づく必要があるのではないかということです。伝えたいことが伝わるという意味でのクオリティに拘りのないエンジニアはいないと思います。
    そして,数百万かけたシステムをもっと聴いていただきたいと思います。良くも悪くもどういうレベルなのかを知っていただくことは重要です。オーディオマニアがどういう環境でどういうシステムでならしているのかを経験している人は本当に少ないのではないかと思うのです。
    そうしたうえで,エンジニアの伝えたいことをもっと積極的に開示していただきたいし,オーディオマニアに対して冷ややかな目で見ていることが多い(と感じられる)業界の方の意識を変えていただきたいわけです(これは本当にお願いするしかありませんが…)。

    返信
  9. hyro

    皆様、こんばんは。
    >>キン肉マンさんもこんばんは。
    スカキンと一概にくくるのは敵を増やしそうで怖いのですがw、そういった類のシステムでは、インパルス応答の忠実度が下がることによる予期せぬリンギングあるいはエッジエンハンスあるいはスムージングによって発音タイミングのずれが重畳され、結果的に輪郭のみが浮き立った音像をプレゼンスするのではないかと思います。というわけで、ワタシはスカキンは時間軸を乱したシステムであると考えています。

    凄まじく音楽再生の本質に言及した素晴らしい議論だと思います。

    オーディオシステムでのプレイバックに欠落していて、コンサートに必須なもの、それはやはりえるえむさんのおっしゃるダイナミズムでしょう。ワタシ個人では、オーディオシステムでは”ファジーな揺らぎ”を再現出来ないことが最も危惧すべき問題です。ワタシがタイムコヒーレントを提唱しているのは、その先にあるであろう自然の揺らぎを獲得できるかと模索しているからです。

    生の演奏では完全にスコア通りに演奏されている訳ではないのです。そこでは存在することへの時間軸は極めて正しく音楽が進んでいますが、それとは別の、すなわち人間であるが故の感情の揺らぎというもう一つの時間軸が存在しているのではないでしょうか。現在のオーディオシステムでのプレイバックでは後者の時間軸を再現できないと思っています。

    ここで注意すべきは、オーディオシステムでの前者の時間軸に揺らぎを付加しても、決して後者の時間軸を再現できる訳ではないということです。あくまで前者の時間軸を完璧に再現した上で、そこからファジーな生命であることによる独特の揺らぎを再現したいと思います。ワタシはまだその最初の段階にトライしているに過ぎませんw

    確かに、エンジニアとリスナ(ファイル)との距離にはかなりの隔たりがあるとワタシも思います。しかし、エンジニアにこちらに近づいてくるよう説得するのは大変でしょうが、一つの解決策ではありますね。我々がエンジニアに接近するには学ぶべき事が多すぎて多大な時間を要するでしょう。

    そう考えると、エンジニアの自宅システムやエンジニアが買いたい予算額別のシステム構築の特集などを雑誌などで紹介するのも面白いかもしれませんね。ワタシとしてはそのための雑誌であれば良いと思うのですが。(えせ評論家は抜きでお願いしますw)

    返信
  10. キン肉マン

    いやぁ深いブログですね(笑)
    音というのは元々漠然としたものなんですよ。見えませんしね。

    エソテリック、吉田苑、ザ・ステレオ屋の音は似ていると思います。
    hyroさんの言葉を借りるとスカキンですね。
    これは「ハイスピード・高解像度・高分解能とはこういう音」という
    思い込みから出来た音だと思います。
    エソテリックには本来存在しないはずの輪郭の縁取り感が、吉田苑には
    店主の美意識の押し付けが、ザ・ステレオ屋には低域を全く削ぎ落とした上での
    スピード感と称した音がありますが、私に言わせればどれも相当偏っている。
    それがメーカー・ショップの個性であり存在価値であると言えばそれまでですが。

    本当の「良い音」とは結果的にハイスピード・高解像度・高分解能であるわけで
    ハイスピード・高解像度・高分解能を追求したからといって「良い音」になる
    わけではありません。

    「音を良くしていったらハイスピード・高解像度・高分解能になったよ」と
    「ハイスピード・高解像度・高分解能にしたらこんな音になったよ」では
    雲泥の差になると思います。後者になってしまっている方が多いのでは?

    良い音を出す為には音楽経験とオーディオ経験を積む事しかないんです。
    日本のスタジオのモニター音なんてヒドイのが大半ですよ。オーディオ経験が
    足りないからです。でも聴こえなくてはいけない音は最低限聴こえます。
    ではダイナミックオーディオの試聴室でミキシングが出来るのでしょうか?
    おそらく大半のエンジニアは拒否するでしょうね。聴こえなくてはいけない音が
    聴き取り難く、聴こえなくてよい音が聴こえてくるからです。

    耳の良い一流のエンジニアは自分のモニタースピーカーを必ず持ち歩きます。
    そして滅多にそれを変えません。オーディオマニアはスピーカーを変え過ぎですね。
    GMLのジョージ・マッセンバーグ氏はATC、宇多田のレコーディングで知られる
    ゴウ・ホトダ氏はATCと同じユニットを使っているProAc、アル・シュミット氏や
    ビル・シュネイ氏を始めとする米国西海岸の凄腕エンジニア達はタンノイSGM-10Bの
    マスタリング・ラボVer、スティーリー・ダンのレコーディングで知られるロジャー・
    ニコルスはメイヤーサウンドのHD-1、バーニー・グランドマン氏はタンノイの同軸
    15インチをカスタマイズ、テッド・ジェンセン氏はB&W Nautilus801をクラッセの
    オメガで5.1ch再生…などなど、本当の「良い音」を知る人達はモニター環境に
    非常にこだわります。上記したスピーカーはオーディオマニアと製作現場の
    橋渡しになる物だと思います。余談ですが世の中にはYAMAHA NS-10Mだけで
    レコーディングやマスタリングをするエンジニアがいます。そういう場合は
    まず例外なくショボイ音ですね。

    あと忘れてはならないのはSTUDER A730です。今となってはオーディオ的に
    物足りないと言う意見が聞かれますが、スタジオで今でもA730が使われている理由は
    マスターレコーダーと同じバランスの音がするからです。つまりその後に発売された
    数々のCDプレーヤーのバランスがいかにスタジオと異なっていたかという事です。
    A730を買え!とは言いません。ただA730では聴こえていた音が最新プレーヤーで
    聴こえないのであればそれは忌々しき問題だと思った方がいいように思います。
    プロ機の大半はオーディオ的に見ると音の質が粗いですが、名機と言われるプロ機は
    A730と同じモノを持っていて、かつ質感も高いですね。dCSのプロ機もそうです。

    個人的にはプロ機でも民生機でもどちらでも良いと思います。私の場合、結果的に
    スピーカーとプレーヤーがプロ機、アンプが民生機に落ち着きました。
    ロースピード・低解像度・低分解能(泣)なシステムですが「大切なモノ」が
    無くならないようにチューニングしています。

    返信
  11. euro

    えー、1週間開いたあとでのコメントでアレですが。。。
    流れをぶった切ってw、元吉田苑ユーザーとして吉田苑についてちょろっと。

    J-POP、ポップス、ロックの気持ちよさ「のみ」を追及する人にとっては、コストパフォーマンス云々ではなく、選択に値するいい店だと思います。ただ、もし音色、レンジ、そして音場(とくに奥行き)を重視しているなら、お勧めはできないですね。これ以上は悪口ばかりになってしまうので、自重しときますw

    SP25改、SX10SE、dc1.0などを使用した上での感想です。HT01 V2.0は試聴会でプロトタイプを聴きましたが、あまりのまっ平らな音場にひっくり返りました。恐らくは同時に使用していたSOUL NOTEとの「逆の意味で」相乗効果があったのでしょう。既存の同価格帯の機器では聴こえない音がたしかに聴こえるんですが、逆に聴こえるべき音が聴こえなくなっていたり、奥行きがなくなって横一列に楽器が並ぶ様には閉口してしまいました。今では改善はされていると思いますが、あれを「よし」として試聴会に持ってきている時点で、根本的な感性の違いがあるわけで。。。そんなわけで、試聴会以後はちょっと縁遠くなっていきました。

    PS.
    キン肉マンさんの10での「店主の美意識」というのは、ロック再生とはこうあるべきだ、というものでよいのかな? それを突き詰めているがゆえに、苦手なジャンルをかけたとき、本来あるべき音が出てこないなどのアラが目立つのだと思います。ある意味誠実ゆえの結果なんですが、結果的にユーザーを選ぶことにつながっているように思います。

    返信

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