色づけのない音

closeこの記事は 9 年 11 ヶ月 12 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 先日のエントリで,モニターライクな音の意味内容が,音楽製作側と鑑賞側でほぼ正反対の評価であるということについて言及しました。

 ちょっとわかりにくかったかもしれませんので,これを言い換えますと,
○音楽製作側の視点:コンシューマオーディオは音を綺麗におとなしくしてしまう機器が多い。これは不自然だ。
○鑑賞側の視点:プロオーディオは音が荒っぽく主張が激しい機器が多い。これは不自然だ。
といった感じで,出発点が違うんですよね。
 「オーディオマニア」と分類される方々が嫌われてしまうのは,音楽製作側の視点からすると不自然な音のほうに邁進しているように思えるからなのでしょう。音楽を物理現象として捉えて,とにかく客体として扱うのだというのは概念的にはそうなんでしょうけれども,実際音楽を作っている方々は電子工学に長けているわけではなく,やはりセンスと使いこなすテクニックでなんぼですからね…。あんまり小難しいことをあれこれ考えても先に進まないし,まずやってみるほうがよほど建設的です。

 まぁ,結論としては,いいとこ取りしたいですよね。音楽の躍動感を失わずにオーディオ的クオリティ全開な感じで(笑)。みんなで仲良くそういう音を目指していきたいものです。

色づけのない音」への2件のフィードバック

  1. Akimitsu

    理論と実践は両輪ですよ。
    闇雲に何かをやっても仕方ないし、かといって理論に縛り付けられるのも愚かだし、ということで。
    上手に両方を使いこなせるようになりたいものです。

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  2. えるえむ

    Akimistuさん,コメントありがとうございます^^
    文脈上の趣旨としては,「音楽製作現場で音質のコントロールをされている方ってそんなに電気や回路に詳しいわけじゃなく,むしろ道具の使い方のエキスパートであるからこそ経験が重要とされているのではないか」といったことを述べたものです。わかりにくくて申し訳ないです。
    もちろんエンジニアの方はものすごくお詳しいのでしょうけどね。私が念頭に置いているのは,音楽制作者ですから。

    でも,翻って考えてみると,プロ機設計者ってどういうスタンスなんでしょうね?いわゆる聴き専な我々はどのような扱いなんでしょうかw(さぞ軽い扱いでしょうけれど)

    おっしゃるように,真に望ましい状態としては,理論と実践は両輪の関係でしょうね。
    ただ,両輪になっている方は本当に少ないです。
    まず,私を含めて文系の方は経験則を体系化することはできても理論的妥当性を裏付ける理論・法則を自ら発見することは事実上できません。
    他方,理系の方の大半は既存の理論と矛盾する結果を全てプラセボに落とし込んでしまわれるので,新たな発見という意味ではなかなかに難しいものがあるように見受けられます。何かしら賞を受賞されるような科学者の方は,皆さん「常識を疑え」といった趣旨の発言をされることが多いですけれども,常識っていってもいろいろありますからねぇ(苦笑)。
    ただまぁ,電気の世界は理論だけではうまく行かない世界のようでもありますから,専門家の方にはバランシングをうまくとっていただきたいです。

    というわけで,Akimistuさんがんばってください。

    返信

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