意外と潜んでいる磁性体

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 最近のネットオーディオ界の動向をみていると,非磁性ブームもすっかりブームというか定着しつつあるようです(単なる前振りで深い意味はないです)。さて,非磁性を徹底するといっても結構難しいので,結局は程度問題なのですが,個人的にひっかかりやすいなーと思う部分について幾つか挙げておきます。

○メッキ品にご注意を。
 金メッキの下地に使われているのはニッケルメッキであることが多く,ニッケルは強磁性体です。
 金メッキの多くは下地にニッケルを使います。金メッキの乗りを良くするためのようです。ロジウムも一般的には下地を要するようで,同じくニッケルが使われることが多いようです。
 もっとも金やロジウムも,がんばればダイレクトにメッキができるそうで,フルテックのロジウム(上位モデル)は下地無しらしいです。銀は下地が不要の場合が多く,カナレの銀メッキ端子もニッケル無しですね。

○非磁性を謳ってても本当かは分からないメーカーもあります。
 当サイトでは,Wattagate 381は正規輸入品は非磁性と以前記載しておりましたが(厳密には下地ニッケルなので磁性ありです),どうも正規輸入品にもねじが非磁性のものと磁性のものが混在しているようです…。品質管理とか全く考えてないというか,そのときあった部材を使うっていうのはオーディオグレードを名乗る上でどうなのかという気もしますが,とりあえず磁石をくっつけてみないことにはわかりません。
 磁性体品と非磁性体品で違いが聞き分けられるかのテストには使えそうですね(爆)。

○電磁波吸収を謳うシートは大抵磁性体です。
 オヤイデの電磁波吸収シートも,JapanValueの電磁波吸収ゲルシートも磁性体です。磁性体のうち,特にフェライト系は電磁波の透過率が低く,電磁波を遮断する素材として安価であるためよく使われています。

 以上のように,磁性体を忌み嫌う(笑)方も,知らず知らずのうちに磁性体部品を使っているなんてこともあり得るわけです。というか,全て私が「意外だな?」と思った部分なので,皆さんは私のように戸惑われることはないとは思いますが,一応ご紹介しました。
 知っていて使うのと知らずに使うのでは大いに違いますから,皆さんよくよくご注意のうえ,磁性体をご利用ください^^;

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