オーディオ業界も変革の時代か?(2)

closeこの記事は 9 年 6 ヶ月 24 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 さて,当時(もう数年前の話ですか…),「TransparentのReferenceシリーズを分解したらホットボンドで固定された抵抗がでてきたよ」事件については,私の周りのオーディオ仲間の間で衝撃的な事件となりました。なにせ,あの高級ケーブルの謎の箱のなかには,ほんの少しのパーツしか入っていなかったんですから…。
 まぁ,何を隠そう一番衝撃を受けたのは当時Referenceシリーズが欲しかった(今も欲しいんですが)私自身で(苦笑),匿名の某氏からご提供いただいた内部写真も含め,思わずサイトで紹介したくらいです(笑)。

 でも,そこからが興味深いのですが,とあるTransparentオーナーとお話をしていて,正直どうおもいますか?とたずねてみたところ,あの話は凄いインパクトだったけど,だからといってReferenceシリーズを手放そうという気にはならない,という答えが返ってきました。当時も,やはりそういうものかと納得したのを覚えています。
 どういうことかと申しますと,こうした「ぼったくりだ」系のネタというのは,実は既に買った人間にとってみればほとんどどうでも良い話で,本人としては価格と音のマッチングがとれているのですから,特に何も思わないようなのです。まぁ,強いて挙げるとすれば,中古相場が下がるかな,くらいの心配はあるわけですが,実際その後のヤフオク等のTransparent相場をみても,驚くほど高値安定を維持しておりました。もちろん,私のサイトの影響力はそんなもんだった,というオチなのかもしれませんが(笑)。
 結局,「ぼったくり」ネタというのは,実はさしたる興味もない外野が騒いでいることが多く,顧客の満足度はそれほど影響を受けないのだろうと考えています。サンプル数の問題はありますが,今もその考えは変わっていません。

 今回のGOLDMUNDの件も,MUNDオーナーの方々の多くは,そもそも電気的・機械的にMUNDの設計思想やパーツに惚れ込んで買ったわけではないでしょうから,Pioneerの廉価品がベースだとしても,「だからどうしたのだろう?」という考えに至るのではないかと思います。自分の耳を信頼しており,またしっかりと試聴して買ったのであればなおのこと,外野がとやかく言っても全く気にならないというのが真実なのではないでしょうか。
 GOLDMUNDが全く今回の件を気にする様子もなく,強気でいるのも,結局自らの音作りに一定の支持が集まっている,という自信があるからなのでしょう。

 他方,コスト的に分解して考えることの落とし穴というのもあります。次回はその点について考えてみましょう。

オーディオ業界も変革の時代か?(2)」への3件のフィードバック

  1. Kin-ya

    えるえむさん、大変ご無沙汰しております。
    お元気にされているようで何よりです。
    しかも、相変わらず熱心にオーディオに探究心を燃やされているようで、その実行力といい、お若いのに頭が下がる思いです。

    ところで、当方は相変わらずCDトラポとしてAyre D-1を使っている訳ですが、これもメカ部も、以前からよく言われるようにPIONEERのエントリーモデルと同一の物が使われているようです(自分で確認した訳ではありませんが・・・)。
    それにしては、出てくるDVDの画の素晴らしさは評判通りで、個人的には十分満足できるものでした。画は音に比べて評価に客観性が高いと思いますので、思い込みというものだけでも無いかな?と思っています。ちなみに当時の他のDVD-Pと比較して、その解像感、S/N等、隔絶したものがありました。一説には、電源やアナログ回路の差が決定的だという話もありましたが・・・。
    当然、CD-Tとしても現在十分満足できています。一時故障で修理に出した際、某社のHD-DVDプレーヤーをトラポにしたら、音がきついし薄っぺらいしで聞けるものではありませんでしたねー。
    ただ、ハイビジョン環境に移行した今となっては、DVD-Pとしてはほとんど使用していないのが現実ですね(^_^;)。
    それと、トラペのSPケーブルも現在愛用しています。WWの物と比較して採用しましたが、妙な音像の立体感が得られるために手放せないですね。
    例の箱の中身についても以前にネットで知りましたが、仰るとおり、あんまり気になりません。まあそんなもんだろう、って言うのが本音ですね。
    いろんなご意見があるとは思いますが、要は個人がその機器に対してどういった価値を見出すか、ということではないでしょうか。もちろん、これはオーディオに限ったことではないと思いますが・・・。

    これからもブログ楽しみにしていますので、頑張ってください。

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  2. えるえむ

    Kin-yaさん,コメントありがとうございます^^
    ご無沙汰しております。Kin-yaさんもお元気そうで何よりです。
    いただいた讃岐うどん,家族でおいしく頂きましたが,小麦色の強いうどんはあれ以来こちらではお目に掛かっていないので,関東にうどんブームがあるうちに何とか見つけ出したいと思っていますw

    Ayreは,チャールズ・ハンセン氏に直接聞いてみたところ,とにかく大手メーカーが要求する最低ロット数がとんでもない数で,とても中小企業に過ぎないハイエンドオーディオブランドではかかえきれない量であることが根本的な問題なんですとの回答をいただいたことがあります。
    仕方がないので,PioneerのDVDPを買ってきてばらして組み込んでいるそうです(苦笑)。SACDプレーヤーが海外であまり発表されないのも,とにかくライセンス料が現実的でないほど高いので,大手家電メーカーでないと手が出ないから,とのことでした。
    SONYは結局SACDを広めたいんだか広めたくないんだか,よく分からないまま現在に至るわけですが,今後どうなるんでしょうね…。

    Transparentオーナーのお言葉をいただき,心強く思いました。ありがとうございます^^
    Kin-yaさんももちろんのこと,ほとんどのオーディオファンの方は自分で試聴して選んでらっしゃるわけですから,自分の耳による自分の判断に納得さえいっていれば,そんなに気になる事情はないのでしょうね。

    結局,いくら原価に見合っていないといったところで,たいていの場合自分で作る事は出来ないわけですから,あとはあるもので探すしかないと思います。購入者が価値を認めて対価を支払っているのであれば,何ら問題はありません。
    というところで,次回の話と関連させてみたいと思います♪

    返信
  3. えるえむ

    1件不適当なHNを用いた書き込みがありましたので,削除いたしました。
    HNをご変更の上,場所をわきまえて改めてご投稿ください。
    よろしくお願い申し上げます。

    返信

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