導電率

closeこの記事は 8 年 5 ヶ月 17 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

http://www.e-chugai.co.jp/zaisitu.htm
http://www.coguchi.com/data_s/sindou/index.html

 以前にも話題にしたことがありましたが,りん青銅と真鍮って導電率がかなりよろしくない部類の金属なんですね。強度を出さないといけないとはいえ,これは結構がっかりな数値…。
 つまり,一般的に銅のほうが金やロジウムより導電率が高いというのは知られていることですが,金やロジウムのほうがりん青銅や真鍮より導電率が良い(約3倍)というのはちょっとマニアックな知識な気がします。
 ちょっと前から知られるようになったベリリウム銅も25合金と50合金では倍も導電率に差があるので,単なるベリリウム銅の表記ではどちらかわかりませんね(恐らく25合金のほうでしょうが)。

 とはいえ,こうした素材はプラグや壁コン等に多数使われているものの,音質への寄与度はというと,他の要因と比較して高いとも低いともいえません。
 実際,異種金属が接触することにより電気が発生することを嫌う方や,メッキをすると表皮効果ゆえに信号が歪むと主張する方もいらっしゃるので,百家争鳴といったところでしょうか。

 自分の耳を頼りにいろんなアクセサリーを使いこなすのが一番なんですが,なかなかうまくいかないものです。

導電率」への3件のフィードバック

  1. 根岸 邦夫 (AVCTNEGY)

     電源プラグの議論からはずれてしまうかも知れませんが、電線・ケーブルやコネクタには銀や錫を少量(多くても数%)銅に入れた銅合金が使用されています。銀や錫の配合にもよりますが導電率は90%前後を維持できます。スピーカーのボイスコイルには耐熱性が要求されますので耐熱特性が良好で導電率の高い銀入銅を採用しているものがあります。錫入銅は機械特性、バネ性に優れるため、コネクタのコンタクトやノートパソコンの液晶画面へのヒンジ部に配線される極細同軸線等に使用されています。私はRCAコネクタの外部端子に錫入り銅を使用しています。URLの「RC?EF」と称するRCAコネクタの解説に古河電工のカタログから引用した各種銅合金と導電率の関係のグラフを載せてありますので参考にしていただければ幸いです。導電率の高いものを使用した方が安全、安心であることに間違えはないと思います。

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  2. えるえむ

    根岸邦夫さん,コメントありがとうございます^^
    なるほど。合金となると話は難しくなってきますね。どんな合金なのかを見ていかないと,イメージだけで語って良い世界ではないのかもしれません。

    同様に,メッキといっても厚みによってどの程度影響があるのかは違うのかもしれませんし,逆に一般的なメッキの厚みでは導電率の低下に寄与しないなんてこともあるのかもしれませんが…。
    とおもったら,メッキと導電率についてのURLをみつけました。ご参考まで。
    http://www.elektrisola.com/jp/conductor-materials/plated-wires/silver-plated-copper.html
    この表を見ると(信用できるかはわかりませんが),メッキは導電率にほとんど関係がないということになりそうですね。
    となると,錆・腐食に強くするならメッキするのが妥当ということになりそうですが…。

    返信
  3. 根岸 邦夫 (AVCTNEGY)

     先のコメントは真鍮もりん青銅も銅の合金ですが、導電率が30%程度と悪い。銅合金の中では銀入銅、錫入銅は導電率を90%程度に維持できるというお話をしました。
     メッキに関しては例へば、すずメッキ軟銅線のJIS規格;JIS C 3152 ではメッキのない軟銅線の規格;JIS C 3102 より導電率(直流)は2%程度劣ることになっています。即ち、メッキで出来る錫銅の合金層は上記の通り導電率が落ちますからこの点の考慮がしてあります。JIS規格は防錆や半田付け性のアップを狙ったものですからこの様な規格となっていますので、1μm程度のメッキでは導電率は悪くなります。この事から、JIS規格の同軸ケーブル(JIS C 3501)ではメッキのない軟銅線が使用されます。これは表皮効果で信号電流が導体表面に多く流れる為に、導電率の悪いメッキ層を避けているからです。少なくとも絶縁電線の場合には絶縁被覆材から悪いガスなどが出ない限り導体腐食が急激に進行することはありません。電子機器等の内部配線で半田付けを行う場合には作業性アップの目的ですずメッキ線が使用されます。
     無酸素銅線は通常の軟銅線(タフピッチ銅という)に比べ2%程度導電率が良くなりますので、現在市場に出回っている無酸素銅を使用したAVケーブルの導体をすずメッキ銅線に変えると4%程度の導電率の差になりますから音には明らかな違いとして現れることでしょう。
     ご指摘のように銀を厚メッキしますと、内側から「純銅?銀銅の合金層?純銀層」と成りますので、表皮効果が顕著に現れる様な高周波域では導電率は銀が支配的になり良くなる可能性があります。

    返信

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