オーディオ系イベントを考えてみる

closeこの記事は 8 年 3 ヶ月前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 若い世代向けのオーディオ系イベントを考えてみる,の続きです。

▼価格帯
 入門者イベントとはいえ,現実的な提案と将来的な提案の二元的なアプローチが必須。前者は手の届く(かもしれない)オーディオシステムの提案であり,後者は現代音楽再生技術の夢とロマンを語りかける場として機能させる。
【狙い】
 ドイツのIFAで世界最高額のオーディオシステムの展示イベントが大変盛況だったように,オーディオの夢とロマンを提供して,オーディオというジャンルそのものに関心を持たせることも大切である(直近の経済効果ばかり狙わない)。
 例えば,卑近な例であるが,「同じホールで」海外有名楽団と○○県管弦楽団の演奏を聴いて,天と地,月とすっぽんの違いを知ってしまった時,私のハイエンド志向が始まった気がするのである(笑)。

DSC_5448s.jpg
※おそらく最も高かったであろうシステム例

▼デザイン面での考慮
 最低限コンポーネントの形状を考慮して組み合わせを提案する。できればデザイン的な違和感が少ない組み合わせのなかで,音質について吟味したシステムを提案する。
【狙い】
 デザインが全くあっていないコンポーネント同士を組み合わせてシステムの提案をすること自体,入門者向けのアプローチとしては二流であるように思う。
 なぜなら,入門者用システム提案であるならば必然的に価格帯の制約がある以上,音質を追求した組み合わせを提案するといっても限界が当然あるので,音質追求の名目でデザイン性を軽視することは,結局全ての面で中途半端なシステムしか提案出来ないことになるためである。
 音楽を通じて部屋をより快適なプライベート空間にすることがオーディオのスタートラインであるならば,デザインの方向性を統一することも重視すべき。

▼マニアも歓迎!にする
 ただし,オーディオのマーケットを広げるための試みであることを明示して,音質についての要望等は全てアンケート用紙に記入して貰う形式にする。
【狙い】
 オーディオのいろはを知らないお客様は経験不足故に批判的に音質を感じ取ること自体が難しいので,自然と好感触な感想ばかりが並んでしまい,客観的にイベントの質について検討することが難しくなる。
 むしろ,マニアも唸るシステムだけど,再生するのはROCKやPOPSやアニメ,ゲーム音楽といった通常ショップでかけるのはためらわれるものに限る,といった方向性に変化させ,マニアの敵対心を煽ることなく,かつイベントを成熟したものにする。

 とまぁ,色々と書いてみましたが,いかがでしょうか。採用していただいた場合はアイデア料はいただきませんが,招待してくださいね♪

オーディオ系イベントを考えてみる」への9件のフィードバック

  1. ntzg4

    今年20代を卒業するので若い世代では無いのですが・・・。
    私の場合は半年前にはスピーカーすら無い状況でした。
    それが今ではそれなりのシステムを構築した背景にあるのは、他で述べられているように”感動体験”があったからだと思います。
    結局はそのキッカケをどう得る機会が、作る機会があるかでしょうね。
    友達や恋人等の影響で、たまたまイベントに通りかかった、生まれた時からそういう環境があった・・・etc。
    周りを見ると様々ですね。

    返信
  2. えるえむ

    ntzg4さん,コメントありがとうございます^^

    某所に書いたコメントを読んでいただけてるとは嬉しいです。
    念のため部分的に引用しますね。

    ——–
    私も一応若いっぽいので,確かに同世代にオーディオっていう趣味があると気づいて貰うのがとても難しいということは理解しています。
    値段的に考えるとちょっとどうかなと思う趣味ではありますが,拙宅に招いた友人達は10人中9人が驚いて帰って行きますよ。大事なのは,ご指摘の通り“感動体験”です。
    感動するポイントは,Spから音が出ているように感じない状態,つまり音離れの良さ(と音像の立体感・フォーカス感)ではないかと思います。
    拙宅でオーディオを体験した後,数名はオーディオ機器にちょっと凝ってみようかと思ったようで,実際にシステムを全て揃えた友人もいます。
    実際にこうやって成果(?)がでると,とても嬉しいものですよ^^
    ——–

    私は同世代の人ならばそれだけで招いて色々と聴いていただきたいと思っています(可処分時間の制約がありますが,気持ちのうえでは)。

    本来はSONYとかにやってもらいたいんですけどねぇ…。こういうことは。
    Appleが銀座で今にAMEやらMacやらでこの手のイベントを企画しそうで恐ろしいです…。

    返信
  3. MESSA

    えるえむさん、こんにちわ。

     私は三十路も半ばになって若い!って言えない年になってしまいましたが、「将来的な提案」は大賛成です。いつものCDがここまで凄く鳴るのか!とか感じないとオーディオに興味はわかないと思うんですよね。
     私もPCパーツ買った帰りに、テレオンの1Fで聴かせて貰って家と全然違うのに驚いたのがきっかけで、B&W CDM1seを購入しました。ここまでのめり込んだのは、ダイナのアクセ店のおかげですが。

     あと私はお店での試聴でもJPOPのCDかけて貰ってます。バカ高いのに購入を考える以上は、自分の良く聴く物をかけて貰わないと意味が無いと思うんですが…。それとも普段聴くのはPOPSやROCK、アニソンな方でも、普通は試聴をジャズやクラッシックでするものなのでしょうか???

    返信
  4. えるえむ

    MESSAさん,コメントありがとうございます^^
    最近はどこの家電量販店でもミニコンポがずらっと並んでいてそれでおしまいですね。それじゃあ感動体験なんて望むべくもありません。
    今ヘッドフォンやイヤフォンの高級化が進んでいるのは手頃な値段で感動できる商品が多くなってきたからだとおもいます。
    実際,ヘッドフォンのほうが,投資価格に対する音質向上の比率が高いように思いますし…。

    ただ,スピーカーで聴く本当に素晴らしいオーディオシステムの感動は,まさにそこにアーティストがいるかのような,バーチャルなリアリティだとおもうので,そういった凄みを感じ取って貰うのが,専門店の使命であり,オーディオファンの目指す方向だと思っています。

    さすがに島田さんは気さくな方だったので,J-POPを気兼ねなくかけてましたが,まぁ普通は難しいんじゃないでしょうかねぇ…。
    my-mysicstyleの参加者でも,アニソンを聴かれる方は奥ゆかしいのか,午前中早めにいってささっと聴いて帰る,といったパターンだったようです。
    ヘッドフォンが人気がある理由の一つは,他の人に何を聴いているのかばれないということもあるとおもいます(笑)。だから試聴環境が整えやすいんですね。

    返信
  5. MESSA

    えるえむさん、こんばんわ。

    > そういった凄みを感じ取って貰うのが,専門店の使命であり,オーディオ
    > ファンの目指す方向だと思っています

     感動体験が無いとオーディオに興味は持たないというか、多くのミニコンポが惨い音だと言うことに気がつきませんからね。ただ専門店も敷居が高いところが多いんですからねぇ。その中ではレフィーノはオシャレな雰囲気で良いと思ってます。要求される客層を考えると、銀座とかじゃないと成り立たないような気がしますが…。

    > さすがに島田さんは気さくな方だったので,J-POPを気兼ねなくかけて
    > ましたが,まぁ普通は難しいんじゃないでしょうかねぇ…。

     あら。新宿地下や秋山店、SISにもアンプ購入を考えて試聴に行きましたが、当然J-POPかけましたよ。普段聴かないCDをかけて貰ったって選べないので。そもそも試聴ソフトはほぼ全てPOPSです。少なくとも露骨に嫌な顔はされなかったと思うんですが、実は嫌な顔されてたのかなぁ…。
     でも、冷やかしじゃなければ好きな音楽をかけて貰うのが当然と思うんです。ジャズやクラシック以外は…という雰囲気もオーディオを遠ざける一因では無いでしょうか。

     あと、オーディオはバカ高いのに「買ってやる」じゃなくて「買わせて頂く」って感じがするのは私だけですか???

    返信
  6. えるえむ

    >MESSAさん

    >その中ではレフィーノはオシャレな雰囲気で良いと思ってます。

    もうちょっと展示品数絞って欲しいですが,まぁ,入りやすい部類ですよね。

    >あら。新宿地下や秋山店、SISにもアンプ購入を考えて試聴に行きましたが、当然J-POPかけましたよ。普段聴かないCDをかけて貰ったって選べないので。そもそも試聴ソフトはほぼ全てPOPSです。少なくとも露骨に嫌な顔はされなかったと思うんですが、実は嫌な顔されてたのかなぁ…。

    私は試聴ソースはそのときはまってるものを使います。最近はダイナ5555の4Fで試聴することが多いですが,SUM41とかかけたこともありますよ(爆)。
    ClassicのときもJazzのときも洋楽も邦楽もあります。そのとき大好きな曲が楽しく聴けないなら失格です。
    確かに,今は嫌な顔はされないとおもいます。秋山さんは音楽好きな方ですから何でもありだとおもいますし,岩瀬さんはお客さんの嗜好に口出ししないですからね。

    >でも、冷やかしじゃなければ好きな音楽をかけて貰うのが当然と思うんです。ジャズやクラシック以外は…という雰囲気もオーディオを遠ざける一因では無いでしょうか。

    そういう雰囲気を今でも醸し出している店員さんはいるかもしれませんが,普通はあまりないんじゃないでしょうか。むしろ,そう言う思いこみというか,そうじゃなきゃいけないなんて過度に自重しているのはROCKやJ-POPを聴かれる方だと思いますね。
    それが恥ずかしいと感じているせいなら,自分は人様に知られたくない恥ずかしい音楽を聴いているのだと思っていることになり,そういった思いこみのほうがよほど音楽制作者に失礼だとおもいます。

    なんとなれば,「あいつら,音楽的センスが古くて/実は音楽に興味が無くて/もうすっかり感性も鈍くなって,俺が聴いてる音楽の良さがわからないんだぜ!」くらいで良いのではないかと…(笑)。

    返信
  7. MESSA

    えるえむさん

    > さすがに島田さんは気さくな方だったので,J-POPを気兼ねなくかけて
    > ましたが,まぁ普通は難しいんじゃないでしょうかねぇ…。

    > 確かに,今は嫌な顔はされないとおもいます。秋山さんは音楽好きな方です
    > から何でもありだとおもいますし,岩瀬さんはお客さんの嗜好に口出しし
    > ないですからね。

     との事だったので、みなさんは自重してるのかな???と気になったのです。つまり島田さんとか秋山さんじゃないとPOPかけるのは気が引けると言うことですよね?

     私は自重した事は無かったのですが、嫌な顔をされた経験が無かったのは、行った所が良かったと言うことでしょうか。まあ自分の好きな曲をかけて嫌な顔されるような店で買いませんけど。でも、空気を読めて無かったのなら嫌だなぁと(^_^;)

    返信
  8. えるえむ

    >MESSAさん

    どうもJ-POPやアニソンを聴かれる方はそうみたいですよ。
    まあ,秋山さんとか岩瀬さん自体をご存じないんでしょうね。
    ダイナミックオーディオに行こうかなと思った時点でちょっとずれちゃってると思います(爆)。

    >空気読めてなかったのなら
    いやいや,音楽に貴賤無し!です。

    返信
  9. MESSA

    えるえむさん、こんにちわ。

    > ダイナミックオーディオに行こうかなと思った時点でちょっとずれちゃってると思います(爆)。

     なんか感覚が狂ってきちゃってますが、ダイナにオーディオ機器を買おうと思って試聴に行く段階で一線を越えてますよね。昔は私も?ステサンってギャグの世界でした…。

    > いやいや,音楽に貴賤無し!です。

     もちろん貴賤は無いです。でも、店員が嫌な顔してても気にしないのと、嫌な顔してるのに気付かないのは大きく違うので(^_^; でも、お話を聞くと大丈夫そうですね。ちょっと安心しました。

    返信

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