メッキで変わるもんですね。

closeこの記事は 8 年 23 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 Yujiさんのところでレビンソンの魔力を感じ取ってからというもの,な?んか拙宅システムの音に生命感や躍動感がないな?と思っていたのですが,原因が分かりました。パワーアンプ用ケーブルのプラグを変更したせいでした(爆)。

 でも,ちょっとケーブルとプラグを数カ所入れ替えて,おおよそ満足する音色になったかなと思います。変更した箇所はメディコンのACケーブルです(笑)。
 いやーそれにしても,変化の仕方がありえませんでした。電源ケーブルって,ケーブルそのものが分解能を決める気がしますが,帯域バランスや音色は思いの外プラグが支配的なのかもしれません。

 というわけで,あらためて電源関連で使われる各種素材の導電率をみてみましょう。金はオーディオでよく使われるメッキのなかでは導電率が良い部類なんですね。
 なお,交流50Hz/60Hzは低周波なので,メッキ部だけでなく導体中心まで均一に流れるそうです。なので,音質が電源ケーブルの導体の種類で変化するとすれば,(1)一般家庭にきている交流電流には高周波帯域にいたる電流も流れているから音が変化する,(2)Sp由来の振動がケーブルやコネクタを媒介に機器に伝わるために変化する,(3)交流電流が流れていることによる経路自体の振動が機器に伝わるために変化する,といった説が思いつきますね。

 接点と金属の関係については下記サイトがとても分かりやすい記事を大量に掲載してくださってます。必読です。
【参考】ブラッシュウエルマン:技術資料 – ひとくち技術情報: 巻・日付別

【各種導体の導電率(IACS値)】表記例:素材名(磁性)IACS値
△高い△
銀(反磁性)105
純銅(反磁性)100
金(反磁性)74
ベリリウム銅50合金(反磁性)48?58
ロジウム(常磁性)38
ニッケル(強磁性)24
ルテニウム(常磁性)23
ベリリウム銅25合金(反磁性)22?25
真鍮(反磁性)20?28
プラチナ(常磁性)17
鉄(強磁性)16.5
パラジウム(常磁性)16
りん青銅(反磁性?)12?15
▽低い▽

○IACS値は,純銅を100とした場合の導電率の比率を示した数値です(実際の抵抗値ではありません)。以前紹介した比較表,上掲ブラッシュウエルマン技術資料,wikipedia代表値から算出しています。

※合金は各種金属の含有量によって導電率が変わりますが,特にベリリウム銅は25合金が一般的ではないかとおもいます。
※りん青銅はおそらく反磁性じゃないかとおもいますが,合金なので確証がないです。
※反磁性体≒非磁性体,常磁性体≒非磁性体,とざっくり理解してしまって良いでしょう。また,物性物理用語の強磁性体≒工業用語の磁性体と理解して良いと思います。
【参考】http://www.26magnet.co.jp/database/word/index.html

メッキで変わるもんですね。」への2件のフィードバック

  1. freestyle

    メッキで思いのほか変わりますよね。この一覧は自分も見たことがありますけど面白い。ぶっちゃけ、パラジウム、プラチナ、ベリリウムの組合せはどれだけ電気抵抗増やしてんだってことになる。随分前から気になってました。

    返信
  2. えるえむ

    freestyleさん,コメントありがとうございます^^
    おや,この一覧は自分で作ったつもりだったのですが,どなたか先人の方がいらっしゃいましたか。順番に並べればいいだけですし,同じようなものができあがっても不思議ではありませんね。
    まぁ,ベリリウム銅は電極に使える程度の強度を持ったプラグとしてはかなり優秀なほうだとおもいます。りん青銅がかなりどうしようもなく,真鍮も結構ガッカリですよね。
    ただ,どうも市販のプラグには導電率90%を超えるブレードを使ったものもあるそうです。銅-錫合金だったかな?アピールはあまりしていないようですが。

    パラジウム,プラチナは予想以上の抵抗値でした。
    まぁ,音声信号が通るところで使っているケースはあまりないので,そこまでシビアに考える必要はないかな?とも思いますが,事実は事実として,抵抗増やした音が好きですと正直に言うしかないですね(苦笑)。

    返信

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