ケーブル構造の着眼点

closeこの記事は 8 年 17 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 交流信号を流すケーブルの構造を見極める際の基本的な視点として,ケーブルには以下の要素があることに注意すると良いようです。全て,低ければ低いほど良いとされます。

○レジスタンス(R:直流抵抗):信号を減衰させる要素(Spだと電磁制動力を低下させる)
【低くするには?】導体の導電率を高くする,導体の断面を大きくする,導体を短くする

○キャパシタンス(C:静電容量):高域を減衰させる要素
【低くするには?】絶縁体の比誘電率を低くする,導体の断面を小さくする,導体を短くする,±の導体間距離を大きくする

○インダクタンス(L:ここでは自己誘導係数):高域を減衰させる要素
【低くするには?】導体の断面を小さくする,±の導体間距離を小さくする,±のツイスト線を使う,4芯ならスターカッド接続する

 まぁ,これが全てではありませんので,あくまで勉強中のメモということで。各要素を見比べてもわかるように,全てを両立させるなんて無理なので,優先順位を決めないといけませんね。
 なにか足りない部分や誤りがあるとおもいますので,ご指摘お願いいたします。

ケーブル構造の着眼点」への4件のフィードバック

  1. 通りすがり

    インダクタンスの場合、インピーダンスは周波数に比例するので、
    「低域を減衰させる要素」
    だと思いますが。。。。。

    返信
  2. えるえむ

    通りすがりさん,コメントありがとうございます^^

    >高音域への影響としては、表皮効果と自己インダクタンスによる高域信号の減衰が考えられる。前者の影響は少なく後者の影響が支配的である。自己インダクタンスを小さくするに2線の間隔が長い平行2芯線の使用は避けるべきであろう。細素線(0.2mmφ以下)を使用したスターカッド線(4芯線)は両効果にとって有利である。もっとも、20kHz 以上の超音波領域を忠実に再生することに意味があるのか? は別問題である。
    http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.htm#inductance

    オーディオと科学の志賀さんのサイトには上記のような説明がありました。

    また,『通信用語の基礎知識』には下記のような解説がありました。

    >導体に交流を流した場合、レンツの法則により磁束変化を打ち消す方向に起電力が誘導される。
    >この時の誘導係数は自己インダクタンスと呼ばれ、これが電流の流れを妨げる抵抗として機能する。この抵抗を誘導性リアクタンス(inductive reactance)といい、周波数が高いほどインダクタンスは大きな抵抗となる。
    http://www.wdic.org/w/SCI/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9

    また,スピーカーのネットワークを考えると,コイル(インダクタ)は高域を減衰させるための仕組みであるように記憶しています。

    以上より,高域が減衰する要素であると判断した次第ですが,もし誤りがありましたら,重ねてご指摘いただけると大変助かります。
    引き続き私の方でも調べてみますので,よろしくお願い申し上げます。

    返信
  3. 通りすがり

    ここが分かりやすいかもしれません。

    http://www.tdk.co.jp/tjaaa01/aaa70304.pdf

    LCをどう組み合わせるかで確かに、ローバス型だとLも高域の減衰に影響しますね(ハイパス型だとCも低域の減衰に寄与)。ケーブルにお話を限定すると、えるえむさんの記載が正しいとように思いました。どうも失礼いたしました。

    返信
  4. えるえむ

    >通りすがりさん
    なるほど。大変分かりやすい資料のご呈示ありがとうございます^^
    お恥ずかしい話ですが,スピーカーのネットワークについてはまだまだ素人でして,これから勉強いたしたいと思っております。
    また何か気になるところがありましたら,是非ご投稿いただければと思います。ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

    返信

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