続・プロセスチューニング その3

closeこの記事は 8 年 1 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 前回,前々回に引き続き,プロセスチューニングについてです。

▼プロセスチューニングのための環境構築
(1)OS環境が整わないとプロセスチューニングは進まない
(2)ハード環境が整わないとプロセスチューニングは進まない
(3)プロセスチューニングでの変化を見越してハード環境を整える

▼(3)について
 (2)との関連で循環論法ぽい話になりますが,ご容赦を。
 プロセスチューニングをある程度こなしていくと,おおよそどこをどのようにいじるとどうなるのか,が見えてきます。PCの改造も,最終的には聴感上のバランスをとって,各人の好みに仕上げていくわけですが,問題は,それをどのように行うかです。

 私の場合は,以下のような方針に則ってハードの改造を薦めます。
○理論的に性能向上が明らかな部分は先に手をつける(内部配線のツイスト等)
○経験上,音質向上がかなりの程度見込める部分にも手をつける(電源対策等)
○微妙な音質のコントロールを兼ねたパーツ選定は,ソフトウェアのチューニングが終わってから行う(パーツの銘柄選び等)

 個々のパーツを追加・変更した場合の変化については,聴感に従う限り,その時点でのその環境での評価でしかないわけですから,ソフトウェア的にチューニングが進んでいない状況でパーツの選定に躍起になっても,あとから全然違う音質傾向になって愕然…なんて笑えない話もあるかもしれません。
 このあたりの話は,自作アンプなどで音決めをする話と似ているところがありますね。パーツ単体の音を何となく経験上知っていて,その組み合わせで当初バランスを取るわけですが,あるパーツを性能の良い(グレードの高い)ものに変えてみたら音質傾向が変わりすぎて涙目,みたいなことです(苦笑)。

 ですので,PCオーディオ単体で音質的なバランシングにそこまで拘る必要はないと思っています。私の場合,むしろ,変化するパラメータが多すぎるからこそなるべく悩みを減らしつつ,あとは悩ましい部分(明確に判断不可能な部分)を変えていく,というほうが精神衛生上良いです。


 私個人としては,OS・ソフトウェアが音楽再生にとって客観的に理想状態にあるのであれば,その時点で聴感上得られる印象を変えるにはハードウェアを変更するほうが解決方法としては結果的に良い方向にいったことが多かったですね。場合によっては,オーディオシステムの下流も見直すと飛躍的に進化を遂げるかもしれませんし^^;
 もちろん,現実にはOSの全ての挙動を把握することは困難なので,理想状態に落とし込むということ自体無謀といえば無謀なのですが…。
 しかし,私個人の考えとしては,オーディオ趣味は気長にやるものですし(エージングなんて概念がありますしね),多少変な音でもソフトウェア的に整理できる部分は整理しておきたいので,状況に応じて種々のプロセスの優先度を変更するといったことはしないようにしています。実際プロセス優先度で音質の調整は可能ですし,そのノウハウもありますが,あんまり本質的な対策ではないので…。
 なので,その時々でソフトウェアチューニングの理想型を求めつつ,適宜ハードを調整する方式にしているわけです。PCオーディオはノートPC方式も盛んですが,私がデスクトップの筐体に拘っているのはこのあたりの考え方の違いも反映されているからですね。

 長くなりましたが,もうちょっとだけ続きます。 

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