音圧競争?

closeこの記事は 7 年 9 ヶ月 10 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 いきなりサンレコ3月号の話題の続きですw

 下記はスターリング・サウンドのトム・コイン(最近だと宇多田ヒカルのシングル曲の音楽配信向けマスタリングを担当したので有名)曰く,音圧の限界に挑戦したという課題曲の波形です。
 データはSound Engine Freeで作成しました。

a.jpg

 おおよそ,サビの部分が0dBになっていますが,日本のPOPSでわりと音がいいな?と思われるものはこんな感じの波形のものが多いです。音的には,まぁ,他のマスタリングと比較すると音圧きつめだな?とかちょっと音が神経質だなという印象ですが,何回も聞いていると段々慣れてきてこれはこれでありだなとは思います。

 これに対して,私の手持ちのソースで最も音圧が高いと思われるもののデータが下記です。とある日本人歌手の曲で,日本で録音,ミキシング,マスタリングされたものです。もうこれは「波」形と呼べるのかが怪しい…。

b.jpg

 サンレコ3月号の自宅マスタリング特集でも指摘がありましたが,所謂「のり」状の波形ですね。こういったのり状の波形になってしまうのはマキシマイザーのかけすぎが原因だそうで,のっぺりした音になると指摘されていました。音は…まぁ,お察しください,ですよねw

 唯一の救いは,ネットで見ているかぎりこの曲の音質は大変不評である(私のオーディオ仲間の皆さんの間でも大変不評で,「これはもうネタ」とか言われています)ということですが,基本的に救いがないのは,レーベル側は不評であること自体を全く意に介していないということですね(苦笑)。

 もちろん,全くちがう曲なので,単純比較はできませんが,音圧競争のなれの果てというか,2つめの楽曲をマスタリングしたご本人はこの方がいいと本気で思って作っていそうなのが…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title="" ktai=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">