君は六本木工学研究所を知っているか

closeこの記事は 10 年 6 ヶ月 15 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

▼オーディオ入門でおすすめできる製品は?
 オーディオ初心者の方に役に立つ記事も書いてみたいなぁと常々思うのですが,なかなかどうして書くのが難しいのです。また最近エントリークラスの製品をまじめに聴く機会もめっきり少なくなってきたこともあり,おすすめしたい製品を見つけることすら難しいのが現状です。
 そんな私でも,軽いサブシステムのようなものを組んでおりまして,そこで大変気に入って使っているのが,RITのSPキット(7Lボックス仕様)です。私が使っているのは45000円(!)の完成品SPキットなのですが,侮る無かれ。部分的にはメインシステムを脅かす程のパフォーマンスを発揮してきました。何度もメインシステムを脅かす存在として私を焦らせています(涙)。
 ところが,RITって何?って方が結構多いのですよね。オーディオマニアの皆さんは,周囲の人にそこそこの値段でお勧めの一式組んでくれない?なんて言われることもよくあるとおもいますので,参考になれば幸いです。
HE07a1.jpg
(写真)RITのセラミックツイーターを使用した7Lキット(74,800円・ペア)

▼RIT(六本木工学研究所)とは?
○URI
 Webショップはこちら : http://www.ritlab.jp/shop/
 開発者さんのサイトはこちら : http://lsp.x0.com/

○コストパフォーマンスが極めて高いユニット
 RITは,主にスピーカーのユニット等の輸入代理店及び企画販売業務とスピーカー製作用測定ソフト販売を主としている会社です。オーディオ関係の会社で自前でユニットの設計をやってしまう会社はそう多くありません。生産は台湾等のようですが,その分コストパフォーマンスに優れた製品を生産しており,特性を見ていると欧州のユニットメーカーと比べても遜色ない(というかむしろ良い?)ようです。

○シミュレーションと測定に基づくSP設計
 RITのユニット・ネットワークはスピーカー製作用測定ソフトを使用して科学的に設計されており,特性が非常に安定していることが特徴です。
 これまで日本の自作SPといえば故長岡鉄男氏の企画したものをつくるというのが主流だったわけですが,欧米でのスピーカー自作はすでにシミュレーションと測定に基づくSP設計が主流のようです。メーカー製SPのレプリカも数多く制作されていますし,メーカー製かと思うようなデザイン性の高い自作SPも多く発表されています。

 もともと,海外のSPメーカーは,自作SPで名をはせたスピーカービルダーが会社を立ち上げるケースが多く,中小企業が中心となっているようです。これに対して日本の場合は,日本のように大企業たる総合家電メーカーがSPを設計し販売するということは少ないようです。

 以前は専用の機械を使用した高価な測定器一式を使用しなければならなかったようですが,PCが低価格化するとともに安価な測定ソフトが登場したことをうけて,特に欧米のスピーカーメーカーは大規模でなくてもシミュレーションと測定に基づくSP設計を手がけるようになりました。
 現在は,国内大手のオーディオメーカーもSP設計に測定ソフトを使用しており,RITが代理店をやっているソフトを実際に設計に使用しているメーカーもあるようです。

●日本がむしろ特殊な状況?
 日本の自作市場は,フォステクスのユニットを使用した長岡派が大半なわけですが,メーカーが用意した特性表等を使用して設計するのは応用を利かせるのが難しい気がします。あと,長岡派の方のSPってほとんど同じ外観でデザイン性云々を論じる余地が…(しかも家庭のリビングに置くのはかなり抵抗されそうなデザイン…)。デザイン感覚は人によって異なりますんで,かっこいいか悪いかを論じるのは避けますが,少なくとも多様性があまりになさ過ぎる気がします。
 現在のSP設計ソフトは,部屋の反射をキャンセルして擬似的に無響室を再現することもできるようですし,非常に使い勝手が良いようです。あとは,ソフトが海外製のものがほとんどなのがネックでしょうか。日本でも,普通の外観を有するSPを気軽に設計できるようになってくるとよいですね。そうして世界的なSPビルダーが日本からも現れると素敵なのですが…。

 いかにも宣伝ちっくなエントリになってしまいましたが,実際エントリークラスのSPとしては出色の出来なので,もっと多くの方に知っていただきたいと思い,今回宣伝してみました♪今後のエントリでは,肝心のRITのSPキットを含め,初心者にお勧めできるセットについて考えてみたいと思います。

 ちょっと興味が湧いてきたという方は,ハイエンドショウ2007TOKYOに出展しているそうなので,この週末お出かけになってみてはいかがでしょうか。

君は六本木工学研究所を知っているか」への2件のフィードバック

  1. どら。

    昨日ハイエンドショーに行って久々社長さんとお話ししようかとも思ったんですが、予定の列車が満席だったので1時間遅らせた為お店だけ寄ってきました。写真の2Wayがいい感じで鳴ってました。

    返信
  2. えるえむ

    セラミックのものはひずみ感が感じられず,ハイスピードで現代的なサウンドだと感じました。
    個人的には,パウエルアコースティックスも使用しているTWを組み込んだSPが好きです。どうにも忘れられない色気がありますww

    返信

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