実は難しい(?)イヤフォン設計 その2

closeこの記事は 7 年 6 ヶ月 25 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 前回はイベント紹介記事で終わってしまって申し訳ありませんでした(汗)。閑話休題。

▼再生周波数帯域表記のナンセンスさ
 日本独特なのかどうかはわかりませんが,そもそも,再生周波数帯域を文字だけで表現すること自体がものすごく不思議なことなんですよね。ほとんどのケースではどのようにがんばったところで周波数特性がフラットになることはないので,本来はグラフで表示しなければ意味がありません。

 上記のimpressの記事でいえば,「周波数特性は10Hz?16.5kHz」では基準となる音圧に対してどの程度音圧までの音圧の変動を基準としているのか不明確なので,ほとんど参考になりません(汗)。書くだけ無駄というか,逆に再生周波数帯域の狭さだけ示している形になるので,広告効果があるのかかなり疑問です(笑)。 
 改善するとすれば,たとえば「25Hz?100,000Hz(-16dB)」といった表記ならまだ良心的でしょうか。これは基準値(通常は1kHzの音圧レベルでしょうか)から16dB下がった音圧以上の範囲なら25Hzから100KHzまで再生できるという意味ですね。

 少し前にStereoSound誌で,高級市販スピーカーの軸上1mでの周波数特性グラフが公開されましたが,スピーカーでしたらあのように測定が比較的容易ですし,グラフも掲載しやすいですが(結果が悲惨だとおつきあい的な意味で出しにくい場合もあるかもw),イヤフォンの場合はダミーヘッドマイクを使う等の手当が必要なので,ちょっと手間かもしれません。

 とはいえ製品開発の現場にそのような測定装置が無いはずがないので,是非メーカーさんにはグラフ化した再生周波数帯域表を掲載していただきたいですね。
 いつまでもまごまごしていると,HeadRoomのようなサイトの測定結果が一人歩きするかもしれません(茂篇さんありがとうございます)。

■ 長くなりましたので,数回に分けてみたいと思います。

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