菅野よう子はエンジニアヲタク!?

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 オーディオファンの大多数はマスタリングエンジニアにほとんど関心がありません。
 しかし,CDを買ったらまずエンジニアをチェックする,もしくは関心のあるCDは必ずエンジニアをチェックするというこだわりを持つ方もいらっしゃいます。
 特に,アニソン(アニメソングの略)を聴かれる方は,エンジニアを気にされる割合が高いように思われます。こちらのサイトでは,エンジニア名とプレス会社用IFPI番号一覧が公開されており,こんなマニアックかつほとんど役に立たない(と普通は思う)情報をよく発見されたものだと感心するばかりです。IFPI番号一覧は個人的に大変ありがたく使わせていただきます^^

 最近,菅野よう子の3枚組アルバムが,クレジットされているマスタリングエンジニアが,ジョージ・マリノ(1枚目),テッド・ジェンセン(2枚目),宮本茂男(3枚目)という,名だたるエンジニアがそれぞれマスタリングを担当することが話題になりました。
 Sound&Recording Magazineのマスタリングエンジニア特集を聞き比べる限り,ジョージ・マリノ氏のマスタリングは暖色系・ピラミッドバランスで立体的で深みのある空間の演出に特徴がありますね。今回のアルバムでも基本的な路線は変わらないと思います。ご関心のある方は聴かれてみてはいかがでしょうか。


 話が少し脱線しますが,最近は,マスタリングの前提としてミキシングエンジニアも非常に重要ではないかと思っています。マスタリングは魔法ではないので,ミキシングエンジニアがあらかじめ設定した全体のバランスを元に細かな調整を行うという本質は変わらないからです。
 Sound&Recording Magazineのマスタリングエンジニア特集でも,マスタリングしやすい元データが提供されることが重要である指摘がなされていましたね。
 日本のミキシングエンジニアさんのなかには,マキシマイザやコンプレッサを駆使してしまい音圧に余裕がないデータを納品する方もいらっしゃるそうですが,そういうデータがきた場合にはもはやいじる余地がないというのは,音圧ばりばりのWAVをDAWで加工してみようと挑戦された事がある方なら容易に想像がつくのではないかと思います。

菅野よう子はエンジニアヲタク!?」への5件のフィードバック

  1. euro

    Mixerは国内だと吉野金次さんだなー。
    どの盤も「この音楽はどう鳴って欲しいだろう?」と考え抜かれたような出音がする。
    温かな人柄がそのまま音にも現れている気がするよ。
    レコーディングまで関わっている盤はそれはもう絶品です!

    もう一人挙げるとすれば、Goh hotodaさんだね。
    宇多田ヒカルのでもわかるように、生っぽくて、スカッと気持ちよい音が特徴かな。

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  2. えるえむ

    euroさん,コメントありがとうございます^^
    吉野金次さんは素晴らしい方みたいですね。私も聴いてみたいと思います。
    Go HotodaさんがマスタリングしたBlu-spec CDというのをHMVの店頭で聴いたのですが,あれはかなりよかったです。印象深かったので,買おうかどうしようか悩み中…。

    返信
  3. ヒューストン

    私のお勧めは Matt Forger。
    松任谷由美の84年No Sideから97年Wave of the Zuvuyaまで担当しています。 レコーディングエンジニア、ミキサーのみならずプロデューサーとして音作りまで参画し、この期間のユーミンのCDアルバムは絶品です。 以後は残念ながら。。。
    エンジニアしだいでここまで変わるかという見本みたいな人だと思いますよ。

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  4. たもそ

    ヒューストンさん、
    積年の謎が解けた気がします。

    松任谷由美には古くても良い録音があると思ってました。
    手元のCDをチェックしたら、1986年 Alarm a la mode には
    確かに Matt Forgerが Co Producerとしてクレジットされて
    いました。
    しかも、これはアナログ盤で出たはずです。

    深いなぁ・・

    返信
  5. えるえむ

    ヒューストンさん,コメントありがとうございます^^
    アーティストの意図を汲んで,それを音質に生かすエンジニア,きちんとクオリティコントロールができるエンジニアは,本当に貴重で尊敬に値しますね。
    Matt Forger氏ですね。作品を探してみたいと思います。
    教えてくださってありがとうございました♪

    返信

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