ハイエンドショウの気になる製品

closeこの記事は 7 年 1 ヶ月と 24 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 日付変わって昨日が最終日だったハイエンドショウに行って参りました。気になった製品等について述べたいと思います。

イーエムシー株式会社
http://www.newww-media.co.jp/emc.html
 ここのアースラインフィルターは,アースをどうしたらいいのだろうかと悩むオーディオファンにとっては積極的にアースを利用するきっかけとなるものであるとおもいます。
 今回発表された音響機器用ノイズフィルターは,機器本体の電源インレットに差し込んで既存の電源ケーブルに中継して使用できるようになっているもので,価格は69800円とのこと。
 簡単にいえば,既存のアプローチとは,アースに全て接続するか,アースに全て接続しないかの二択でした(もちろん例外はあります)。ただし,アースの状況により,ノイズが逆に回り込むケースがあることはこれまでも知られていたため,オーディオ機器設計者のなかには,あえて2Pの電源ケーブルを前提とした設計をする方もいらっしゃるほどです。
 この点,このアースラインフィルターは,アースから入り込むノイズを遮断するもので,アースのメリットを最大限享受できることになります。マンションのような集合住宅でのアース処理の決定版となる可能性もありそうですね。

株式会社スフォルツァート
 DST(Digital Stream Transport)と命名する,DLNAクライアントのトランスポートを販売予定。予価40万円弱とのことでした。デジタル入力は無し。LAN用コネクタ,USB接続用コネクタ付き。デジタル出力はS/PDIF 1系統,DUAL AES対応AES/EBU 2系統です。そのほか,WordClock Out 1系統。
 アルミ削りだしボディに最低5万はかかっていると思われるので,原価率が恐ろしく高い製品になるのではないかと思います。
 凄くマニア心をつかむ部分がある一方で非常に残念な部分もあり,ジッター対策を売りにしているにも関わらず,WordClock IN非対応という点に落胆してしまいました。Out端子なんて理論的には全く不要な代物だと理解しているのですが,設計者の方曰く,「聴感上好ましかったのでつけました」とのことでした。
 完全にDLNA準拠の仕様なので,コントローラー用のアプリケーションはDLNAに対応していればなんでも大丈夫とのことです。逆に,ハード屋さんなのか,ソフトウェアの開発予定は一切無いとのことでした。

▼フルテック
 営業の方とお話ししていたときに話題になったのですが,既存の無メッキの純銅ACプラグ,素材はOFCとの説明を受けました。導電率を重視される方,真鍮なんて使ってる場合じゃないですよ!ベリリウム銅だってOFCと比べれば月とすっぽんです。純銀プラグの次に導電率がよろしいのは純銅プラグです!

ハイエンドショウの気になる製品」への6件のフィードバック

  1. Pourquoi

    >導電率を重視される方,真鍮なんて使ってる場合じゃないですよ!
    導電率以外にも音速が3000m/s前半と遅いのでコンセントを固定するバンド部分やネジに使うと立ち上がりが鈍くなるという問題もありますね。
    角が取れて独特の響きが加わるので心地良いと感じる場合もありますが…
    個人的には4000m/sを下回る材質は好みから外れる印象です。

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  2. AVCTNEGY

     私はイーエムシー社のアースラインフィルターのプロトタイプを1セット購入し、アンプの電源に使用しています。
     数年前にある方の紹介でオーディオとは全く関係ない仕事でケーブルのシールド効果の話をイーエムシー社の社長さんとさせて頂きました。アースラインフィルターは例えば工場等で大型の機械が始動する際にアース電位が変わってしまい、PCや計測器等が異常動作をする事があるので、その予防として用いられますが、別の用途で有益と考え、評価をしていた事が有りました。
     今回はオーディオ用として開発をされたようですが、以前からプロ用途では、録音、演奏会等では効果を発揮していたようです。

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  3. えるえむ

    AVCTNEGYさん,コメントありがとうございます^^
    AVCTNEGYさんのアンプはアース接地されてるんですね。一般的な住環境ですとアースは浮かしているところが多いのではないかとおもいます。
    拙宅のシステムはデジタル系機器を除いてバランスケーブルで接続されており,パワーアンプのみ接地しています。
    拙宅は分電盤からアースがきていますので,個別にアースをとることも可能ですが,マンションでしたので途中からアースに落とすのをやめていました。
    アースラインフィルターがあると,色々と遊べそうですね。

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  4. えるえむ

    Pourquoiさん,コメントありがとうございます^^
    強度的には真鍮は便利な素材なので,電極の大半は真鍮ですよね。
    松下の壁コンは真鍮にしては銅色が強いような気もしますし,導電率がどの程度なのか気になります。カタログには銅合金とだけ記載がありますね。
    他に音速の早い素材というとチタンとかでしょうか。

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  5. Pourquoi

    松下のものは確かに銅の色が強いですよね。
    仕様書では合金となっているので純銅ではないのでしょうが、比較的銅の割合が高いのではないかなと思っています。

    比較的音速が速い金属として鉄、ステンレス、アルミ、チタン、マグネシウム、ニッケル、ロジウム、ベリリウム、コバルトなどがありますが、電食やら強度やら加工性などの問題で電極に関しては銅の類から離れられないでしょうから、メッキで補ってやるぐらいしかないのかなと。個人的にはメッキはあまり好きではないのですが。

    それと固定金具の影響も馬鹿に出来ないので、電極は仕方がないとしてもこちらの方だけでもなんとかして欲しいですね。
    現状だと速いけど磁性体、非磁性だけど遅いという痛し痒しの製品ばかりですし。

    返信
  6. えるえむ

    >Pourquoiさん

    >それと固定金具の影響も馬鹿に出来ないので、電極は仕方がないとしてもこちらの方だけでもなんとかして欲しいですね。
    >現状だと速いけど磁性体、非磁性だけど遅いという痛し痒しの製品ばかりですし。

    ですよねぇ…。現状では真鍮とそのメッキものが大半で,オヤイデのみステンレスだったように記憶しています。

    返信

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