癖のないもの

closeこの記事は 7 年 29 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 音質傾向として癖がないものが仮にあるとすると,その条件は一つだけだと思います。この条件を満たさない製品はすべて固有の傾向を持っているといって良いのではないでしょうか。

 音質傾向を評する言葉はすべて比喩であり,内実として不一致である可能性があるとしても,異なるシステムに組み込んだ場合の印象が一致しない

 たとえば,特定の帯域が伸びた・詰まったとか,音場が広がった・狭まったとか相反する感想がみられるものは,癖がない可能性が高いと思われます(これらも程度問題ですが,論理的には,ということで)。
 反対に,どのシステムに組み込んでも,特定の傾向になるものというのは,そういった特徴をもっているものであるわけで,すなわちそれは「癖」といえるでしょう。

 もちろん,「癖」があるから悪いのではありません。私はオーディオはエゴイスティックに楽しむ趣味だと思っていますので,癖も大いに利用して楽しんでいます。
 ですので,たとえば私が自作したケーブル(機器に合わせて内容を変えますが)を他の方のシステムで使ってみると,それぞれ音の変化の程度は違うものの,それでも私好みの傾向に近づいたと感じることが多いです。

 真実そのもの単独の音を知ることができない音楽再生という趣味の限界を感じずにはおれません。しかし,これを限界とせず奥深さと考えれば,趣味の世界としてはぐっとエキサイティングなものになるように思います。

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