ケーブルで音が変わるのか?

closeこの記事は 6 年 9 ヶ月 10 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 Atelier AUDILLUSIONさんの記事が非常に良かったので,ご紹介。ちょっと古いのですが。

ケーブルの音(27, December 2007)
ケーブルとブラインドテスト(13, October 2008)
音を覚えることとケーブルの音(23, October 2008)

 色々と示唆に富む部分はありますが,科学的な姿勢を堅持するということの難しさを改めて感じますね。
 webでこの手の話をするのはとても面倒ですが,音が変わるという事実があるのだとすれば,それを証明する責任はケーブルブランドが負うべきだという見解は確かに一理あるとは思います。そういう意味では脇の甘さが目立つブランドは結構多いんじゃないかなと思われるのですが…。

 さて,私にとってのオーディオアクセサリーの位置づけですが,少し音が変わって聞こえるから良いのだと思っています。インシュレーターもそうですが,オーディオアクセサリーは自分好みの音に調整できるツールとして価値があると思います。マッキンに繋いだらアキュみたいな音になるケーブルはちょっと使いたくないですね(笑)。
 そういう意味では,自分の好みの音が確立されていないのであれば,オーディオアクセサリーに投資するのは避けた方がいいと思います。変化することに驚いて購入してしまう,なんてこともよくありますが,結局手放さざるを得ないケースが多いのではないかと。

 また,音の変化という意味では,市販の高級オーディオアクセサリーは,原価で決まるのではなくて,音の変化量で決まっているケースも結構あるのではないかという気がしています。
 つまり,ぼったくるためにはどうしたらいいのか,とかそういったことが先にあるわけではなくて,「こういった音の変化をするなら○○万円でいける」みたいな決まり方とでも言いますか…。もちろん,営利目的で仕事してるんですから,儲けようとは思ってると思いますけれども(笑)。
 ですので,リーズナブルなものを推し進める立場の方は,なぜ高価なものが注目されるのか,ということも研究していく必要があるのではないかと思います。

 とりわけ,リーズナブル派の方は,盲目で愚かな消費者が訳もわからず悪徳業者にだまされて買わされているだけだ,とわりと断定しがちですが,100万円のハイエンドケーブルとそっくりの音を1000円で実現した,という手法もあってもよいのではないかと思うのです。
 まぁ,なかなか高級ケーブルを聴く機会というのも無いと思いますから,難しいかもしれませんが,どうせ大差ないから安いの使えば?というよりは,同じ音(もしくはそれ以上の音)が安く実現できますというほうが,相手の好みを尊重した上でのオーディオ的な行いとしてはハイレベルな気がします。いかがでしょうか。

ケーブルで音が変わるのか?」への4件のフィードバック

  1. juubee

    いつも有益な情報をご紹介いただき有難うございます。

    音の要素を人間の体に例えてのお話はわかりやすく私の感覚に非常に近いのに驚きます。こうして明文化していただくと、私がCD-Rで主に追ってきたのは、音の骨や肉だったのだと気づかされました。

    ただ、人間と同様に、音の骨や肉の変化はちょっと聴いてもわからないことが多く、逆に皮膚や衣装などの変化は目立つので、人はそっちに目を奪われがちなのだと思います。

    返信
  2. AVCTNEGY

     御無沙汰しています。
     さすがふるえむさんの含蓄ある御指摘で、参考にさせて頂きます。手造りケーブルで100万円/セット等も考えると夢が膨らみますねー・・・・

    返信
  3. えるえむ

    juubeeさん,コメントありがとうございます^^
    たとえ話というのは誤解を招きやすいので,私自身は避けたいところではあるのですが,Atelier AUDILLUSIONさんの記事はなかなか説得力のあるものですね。

    私は,正しいことと好きなことは(たまに結果的に重なることはあっても)全く違う評価基準であるという立場にたっているので,あまり悩まなくて済むのですが…w

    返信
  4. えるえむ

    AVCTNEGYさん,コメントありがとうございます^^
    いえいえ。含蓄なんてたいしてありませんよ(汗)。

    思えば,世の中の高級ケーブルブランドの大半は,スタートは手作りケーブルであったのではないでしょうか。だからこそ参入も多いとw

    うちの1000円のケーブルは100万円のケーブルより「音がいい」といったところで,それを証明するのは難しいですし,結局各人の好き嫌いになってしまうわけですから,それには,人に好まれる音とはどのような音であるかということの分析が必要不可欠ではないかと思います。
    1000円/mで100万/mのケーブルと同じ音(ブラインドテストをしてもわからない程度の類似性)を実現させるだけの技術力のあるメーカーが,500円/mでそれより良いケーブルをラインナップするのなら,素晴らしいことです。

    ケーブルが特段悩ましいのは,受動素子であることや種々の両立しない要素をどのようにバランスさせるかという設計手法にあるのではないか,と色々と記事を拝見していて思います。今後,人間がどの部分に敏感で,どの部分に鈍感なのかがわかってくると良いですね。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title="" ktai=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">