オーディオアクセサリーの評価の難しさ

closeこの記事は 6 年 8 ヶ月 9 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 一応表題としてはオーディオアクセサリーとしましたが,オーディオ機器の評価って大変難しいですよね。何を持って正しい(高忠実度再生である)とするかという問題はいつもつきまとっているように思います。
 実際のところ,私自身も悩ましく思っております。最近は,エントリ中において意識的に「良い・悪い」で語らないようにしていますが,皆さんお気づきでしょうか(汗)。

 たとえば,オシロスコープが使えるうち,つまり記憶媒体の再生装置からアンプに至るまでであれば,とりあえず周波数特性(音圧周波数特性がフラットであること)と過渡特性(矩形波が綺麗に再現されていること),あとは歪み率などをみれば”おおよそ”の再現性は判断できるかもしれません。
 しかし,スピーカーは先のエントリでも言及しました通り,周波数特性と過渡特性は一般的には両立しないし,さらに言えば,周波数特性と過渡特性と歪み率を全て両立させるのは至難の業のようです。
 となると,音響機器の中でも特に特性が悪いスピーカーから出てくる音を聞いて何かを判断するという手法は,どこまでやっても主観的であり,かつ相対評価になってしまう要素が強いはずです(データの読み取り方が果たして客観かという話はひとまず置いておきます)。
 しかし,少なくとも,オーディオメーカー各社において標準的なスピーカーが存在するという話は聞いたことがありません。音を聞いて優劣を判断するということは,製品開発の現場だけでなく,私たちユーザーが何かしらを評価するときでも同様ではないかと思いますが,ユーザーレベルなら好みで語ればそれでおしまいですが,メーカーレベルですと客観的事実だと断言せざるを得ない局面というのも実際にはあるわけで,さぞかし悩ましいことであろうと思います。
 オーディオ機器製造販売を業とするということは,そうした悩ましさの板挟みなのでしょうね。

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