SHM-CDの疑問

closeこの記事は 7 年 9 ヶ月 17 日前に投稿されたものです。最近の記事内容との齟齬がある場合,リンク切れが頻発している場合がありますが,ご了承下さい。

 前回の続きです。

▼まとめてみる
 それぞれのサイトを個別に拝見していると,SHM-CDってちょっと微妙じゃないの?で終わってしまうのですが,二つのサイトを見比べると以下のことがわかります。

○SHM-CDのロックサンプラーに限れば,SHM-CDのほうが通常CDよりもC1エラーは多そう
○前者のサイトは後者のサイトに比べてC1エラーも少なく,ジッター値も低い。
○前者のサイトは通常CDのジッター値が低い(SHM-CDと同程度か若干よい)のに,後者のサイトでは通常CDのジッター値が相対的にかなり高い。

▼ここから浮かぶ疑問
○そもそも同じドライブで同じCDなのに,C1エラーの数が違うのはなぜ?
 前者は全体的にジッター値が低く,後者は高いです。およそ半分でしょうか。
 こんなに違ったらまずいんじゃないかというくらいに違いますね。CD-R焼きマニアの方だと発狂してしまう程の違いではないでしょうか。

○そもそも同じドライブで同じCDなのに,ジッター値が全然違うのはなぜ?
 前者は全体的にジッター値が低く,後者は高いです。PlextorはPlextools Professionalを工業用や測定用に使わないで欲しいとアナウンスしていたように記憶しておりますが,ここまで違うとPremium2の個体差がそんなに激しいのかと疑いたくなってしまいますね(まぁ,多分Plextorの説明の筋に乗るならPCの電源環境の違いが大きいということになるのだろうと思いますが)。

○通常CDのジッター値に差が有りすぎるのではないか?
 前者が最大-0.30くらいなのに後者は最大-0.15と倍くらいのジッター値の差があります。なんでしょうこれは。他方,SHM-CDのジッター値はどちらもここまで違いはありません。
 ということは,通常CDは当たり外れが大きい?ということでしょうか。スタンパーを長く使っているとか,ちょっとぼろいプレスマシンでのロットが混ざっているとか(笑)。

▼適当な(笑)推論
 なんとなくなので申し訳ないんですが,SHM-CDは,透過率が高まり信号強度が高くなりすぎたので逆に読み取りエラーが生じやすいが(CD-DA規格策定当時はポリカーボネートしか想定していない?),透過率が高いのでピットジッターは見かけ上少なくなる(ピットを刻むところまでは作り方は全く同じだそうです)。

 おや,どなたかと結論が似てきたような…(笑)。

SHM-CDの疑問」への4件のフィードバック

  1. juubee

    ども、juubeeです。ご紹介いただいてから時々拝見しています。毎日書き込まれるているのはさすがですね。
    >CD-R焼きマニアの方だと・・
    と、呼ばれているようなので出てきました(^^ヾ

    確かに、この結果を見るとSHM-CDの方がC1エラーは多いのかもしれませんね。もう少しn数が欲しいところです。まだ買ったこともないのですが、測定だけでもしてみたくなりました(笑)。

    いちおう測定の感想を。

    ・C1エラー
    前者のこの程度の差はそれほど気にする程じゃないと思います。後者はかなり違いますね。

    ・ジッター
    PlexToolsProはほとんど実用にならないと思います。相対値ですし、測定毎に縦軸のスケールが異なります。後半ほど低いのはドライブのウォーミングアップ不足でしょう。曲の切れ目の無音部分の落ち込みも見えています。

    ・両測定の違い
    メディア状態の違いにも拠りますし、測定ドライブでも(さらにドライブの個体差でも)違うので、あまり細かいことは言わずにn数を集めることが大事かと思います。また、PlexToolsProだけでなく、いろんな測定をすることも大事です。

    ○測定結果と聴感
    けっこう厄介な問題です。測定結果は明らかに悪いのに実際には良く聴こえたりすることがあります。われわれができるような測定は氷山の一角、海岸で貝を拾って海の底を想像する、程度のことなのかもしれません(または、音が悪いことに気付かない耳を持っているのかも知れませんが・・)。

    例)
    音楽CDよりC1エラーが低いCD-Rを焼いても、聴くと負けてる(^^;;
    C1エラーやジッターが多いのに、CDW-900Eなど古いドライブで焼いたCD-Rの方が良く聴こえる。

    SHM-CDに良く似たのがCD-Rにもありました。TDKのTHEORYです。基盤の光学特性が良いメディアということだったです。透明な音でしたが、中?低域が曖昧でした。焼き加減の影響もありますが、測定結果はあまり良くなかったですね。

    返信
  2. えるえむ

    juubeeさん,コメントありがとうございます^^
    お返事が遅くなりまして,すいません。

    ドライブの個体差やディスクの個体差がこういったツールである程度分かるようになるととても面白いと思うのですが,中々精度の問題が難しそうですね。
    juubeeさんの追試結果楽しみにしております♪

    実はTHEORYは今でも何枚か持っています。当時はものすごく高かったですよね。
    おっしゃるように,聴感と結びつけようとしても中々うまくいかないのがオーディオの面白いところだと思います。
    プレクスターなんかは,いい音のドライブは精度が高いはずだ!というのを信条にしているようですが…(笑)。

    返信
  3. juubee

    測定できるといってもおもちゃみたいなものですから、過剰な期待はしないほうがいいかと思います。測れば値は出ますが、一体何を測定しているのか、本当に役に立つのか、疑問に思うこともしばしばです。

    SHM-CD、HQCD、の体験サンプラー、Blue-specCD、を1つづつ買って来ました。測定を始めたばかりですが、良くないものが多いですね。SHM-CDサンプルは通常CDもSHM-CDも悪いです。どちらがいい悪いというより全体的に悪いのかも知れません。市販CDではジッターの測定は無意味だと思っていますが、いちおう様子は見ています。

    1000円で売るサンプラーだから悪いのか、現在のCDはみんなこんなものなのか、そのあたりが気になってきましたが、n数を揃えるにはお金が・・(^^;;

    返信
  4. えるえむ

    juubeeさん,コメントありがとうございます^^
    お返事が遅くなりまして,申し訳ありません。
    juubeeさんのサイトでの測定結果拝見いたしましたよ♪
    確かに,市販CDと比べて悪いというのは理解に苦しむところではありますね。
    本来は,ピットジッターのカウンタを使って測定するのが良いのでしょうが,そこまでアマチュアでされている方はまぁ,日本で一人二人いらっしゃるかどうかというレベルでしょうか…。

    私も測定してみたいとおもっています(時期はお約束できませんが)。
    同じCDを同じドライブ(違う個体)で測定して結果が違うのかも興味深いところです。

    返信

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