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G-25Uって

 クロックの効果はすばらしいものがあります。特に自前のクロックの精度が著しく低い大多数のPC用サウンドカードの場合,外部クロックによるワードシンクは当然の前提であって暗黙の了解であるわけで,一般的なCDPを使われている方以上に感動度も高いわけですね。いやはや,びっくりしました。
 Upsamplingは,当初は正直評価に困りました。どう聴いても192kにすると歪み感が多くなってしまい,聴いていられません。緻密になる効果よりも高域が頭打ちになる効果のほうが強烈で,せいぜい88.2kが関の山…。そこで,いろいろと対策を施し,組み合わせを試行錯誤し,危ない橋も渡って(違法じゃないですよw),ようやく192kもまともな音がでるようになりました。

 はてさて,これでマスタークロックをいれたらどうなることやら。まぁ,入れるのは当分先ですけどね。

え?何を入れたかですか?

G-25U.jpg

 いい加減に教えろって?
 これですよ。奥さん。

 …何日もひっぱってすみません^^;
 まぁ,予想が外れた方のほうが少ないんじゃないかと思います。同軸1本で192kまで受けられるときたら,DAC64使いとしては試さないわけにはいきません。あ,DAC64にバッファがあるとはいえ,クロックをRMEのカードにいれた時の効果はすばらしいものがあります。DACにバッファがあればCDTでの音質差は吸収できるという見解は,ちょっと承伏しがたいものがありますね…。

 さて,簡単に感想を述べると,
1.RMEのカードは外部クロック必須。
2.クロックケーブルによって音が変わりまくり。
3.デジタルケーブルでも音は変わる(が,クロックケーブルほどではないかも?)。
4.Upsamplingは2と3の影響でまともに評価することが難しい。

 現状G-25Uに繋いでいるほとんどのケーブルが借り物なため,借り物じゃなくなった時点で具体的にどのようにセットアップしたのかエントリしたいとおもいます。

OPTILINK-5紹介

 先日エントリで若干触れた新兵器はこれではありませんが,先にこちらを紹介します。

▼PROFILE:
 OPTILINK-5は,アメリカ三大ケーブルブランドに数えられるらしいAudio Quest(オーディオクエスト)社のTOSリンク最上位グレードのケーブルです。
 シングルモードの石英ファイバを65本束ねた仕様となっており,シングルモードの高い信号伝達能力を有しつつ,石英ファイバにもかかわらずフレキシブルで曲げに強いという,TOSリンクケーブルとしては最も理想的な構造となっています。

▼音質傾向:
○ハイエンドのAES,BNCケーブルに比肩する情報量
 NBS Statement Extreme AES/EBUと比較しても(記憶の限りでは,ですが),遜色ない情報量が出ていると思います。

○圧倒的な高解像度
 これまで聴いた数多くのデジタルケーブルのなかでも,微細な音を強調感なく拾ってくる能力はピカイチだとおもいます。反面,音の厚みや艶を出すのは苦手で,とにかくクリア・フラット・ハイスピードを徹底したようなケーブルです。音像の輪郭を強調せずに音の粗密で自然と表してしまうようなケーブルではないかと思います。

○ヌケの良い高域
 TOSリンクケーブルの最大のメリットは,AESケーブル,BNC(RCA)ケーブルと比較して,ヌケの良さが得やすい点にあるように思われます。エントリークラスのTOSリンクケーブルは若干音が鈍る傾向があり,これは主にプラスチック系ファイバーの特徴だと思われますが,石英コアのケーブルは総じて高域のヌケの良さが印象的でした。そのなかでもOPTILINK-5は特にヌケの良い音がします。
 特に,OPTILINK-5は高域の力強さもある程度備えており,TOSリンクケーブルの中では比較的エネルギー感を感じやすい音作りとなっている点も特徴的です。このヌケの良さは,コンプレッサーがかかりまくりのPOPSやROCKで真価を発揮します。どう考えてもコンプレッサーかけ過ぎの音圧ばかり重視した曲でも,相当程度頭打ち感を減らすことが出来ます。

○ハイスピードな低域
 シングルモードの石英ファイバの特徴とも言えるのが,ハイスピードな低域でしょう。石英ファイバは総じてスピード感があるのですが,特に低域に対してスピード感を求める方には,OPTILINK-5は最適であるように思われます。
 低域を消してスピードが上がったように見せかけるというのはわりと良くある手法ですが,OPTILINK-5は低域の痩せがないにもかかわらず,やたらと(笑)きびきびした低域になります。
 OPTILINK-5は低域の量感を求める方には向きませんし,スピード感が上がるので聴感上低域の厚みが減る印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。TOSリンクケーブルに低域の豊かさを求める方は,WireWorldのTOSリンクケーブルがお勧めです。

○TOSケーブルにも方向性がある?
 基本的にはフラットな特性だと思いますが,方向性によって若干帯域バランスが異なります。低域の量感重視・高域の切れ味重視な個性派タイプと,低域のスピード重視・帯域バランス重視の安定派タイプがあるようです。

▼その他のコメント:
 拙サイトにアクセスされた方の検索キーワードの上位に入っているのがOPTILINK-5です。
 エントリクラスではまだまだ数多くの機器に使われているTOSリンク方式にあって,なかなか良質のケーブルは見つからなかったわけですが,OPTILINK-5はTOSリンクケーブルの決定版として不動の地位を有しているといっても過言ではありません。むしろ,他のデジタルケーブルと比較しても悩む必要性がない程選択肢がないジャンルなので,お勧めする側も楽です(爆)。
 他社製ケーブルと比較しても物理的な特性で劣る部分がなく,特性の優秀性が音にもはっきり表れていますので,価格が高いということを除けば(これが最大のネック!),まず間違いのないケーブルだとおもいます。
 トランスポートとDACとを電気的に分離することができるので,アースループについて検討する必要がなくなるのも嬉しいですね。

RR-77紹介

rr77.jpg

▼PROFILE:
 オーディオアクセサリー企画販売のAcoustic Revive(関口機械販売=プロジック)のシューマン共鳴理論にヒントを得た低周波発生装置です。細かい理屈はhttp://www.acoustic-revive.com/japanese/rr77/rr77_01.htmlを参照していただきたいと思います。

 シューマン共鳴波という電磁波を発生させる事により、機材自体から発生する電磁波や外部からの有害な電波などを打ち消す効果があると主張していますが,周波数が違う電磁波同士が打ち消し合うっていう理屈はあるんでしょうか?

▼音質傾向:
○過度な期待は禁物
 ルームチューニング材の方が大規模な効き方をしますし,過度な期待はされない方が良いとおもいますが,変わるのは変わるようです。あとはシステムの反応度次第でしょうか。ただし,万人受けする変わり方かといわれるとそうでもなく(後述),やはり人を選ぶアクセサリーではないかと思います。効果の出方も強弱があり,意味がないと言われるケースもありそうですね。

○結局アコリバサウンド
 細かくみていくと下記のような感じなのですが,結局はアコリバグッズを使ったときの効果と同様の方向性です。アコースティック・リバイブって何を使っても同じような音がするのが凄いですよね。首尾一貫しすぎてて感動します。
 まず,全体的に音像の存在感が向上するようです。音像の密度感が向上するとともに,音像のエッジを強調するのではなく音像全体の鮮度感が増すというか,音像全体が鮮やかになることで相対的に空間との対比がはっきりするといった方向で作用します。
 次に,音場のほうは,面白い効果が得られます。端的に言ってしまえば見通しがよくなったということになるのでしょうが,電気的にS/Nが向上して濁りが取れるといった作用とは異なり,空間の混濁が減るという形で効果を発揮するようです。この空間の混濁感の改善は,リスナーに到達するまでに音の波同士が混濁することなく整理されて伝わるというイメージでしょうか。

 本当にイメージなので電磁波がどうしてこのような印象を与えるのかはさっぱりなのですが…。ちなみに,ACアダプター自体も電磁波をかなり出すので,微妙といえば微妙ですね…。

○設置位置により変化の仕方が変わる
 設置方法によっては高域が硬くきつい印象を受けることもありそうです。設置する高さと角度を調節して,うまくバランスを取ることが必要でしょう。

▼その他のコメント:
 特許申請中らしいですけど,特許とれたんですかねぇ…。特許は申請するだけじゃ意味が無くて,特許庁から特許として認められなければ全く無意味なのですが…。まぁ,オーディオ業界の場合,「特許申請中」は話半分にきいておいたほうがよさそうです。

 調べてみたところ,今のところ審査請求出してないんですね。特許庁電子図書館ですぐ調べられるので,興味のある方はご確認ください(下記参照)。平成13年3月6日出願だと,平成20年まで有効ですので,あと半年ばかりでしょうか。どうするのか見守りたいと思いますw

出願記事
 特許 2001-061355 (平13.3.6) 出願種別(通常)
公開記事
 2002-258880 (平14.9.11)
発明の名称
 電波放出装置
出願人
 関口機械販売株式会社 
発明・考案・創作者
 石黒 謙
公開・公表IPC
 国際分類 第7版   G10K 15/04    302 H// A61M 21/02
 国際分類 第4版   A61M 21/00    320  
出願細項目記事
 査定種別(査定無し) 

 同社の消磁器RD-3は特許をとっているのですが,明細書が一番普通に書けている気がしますね(素人目にも)。興味深いのは,回転させないので消磁が確実・簡便である,回路が単純である,均一に消磁できる,短時間にできる,といった電気的な側面を強調していて,音質改善といった点はあまり強調していない点です。

シームRC&コーナーRC紹介

eighth_nerve.jpg

▼PROFILE:
 エイスナーブ(EIGHTH NERVE)は,簡単に取り付け・取り外しが可能なルームチューニング材です。正式名称は,レスポンス・コントローラーといいまして,コーナー用がコーナーRC,壁面用がシームRCとなります。コンセプト的な類似商品にエコーバスターがあります(こちらのほうが有名ですね)。代理店はCSフィールド(ことクリアサウンド今井)で,ほぼ定価販売となっています。
 エイスナーブ社はマイケル・グリーンが主催するルームチューン社が前身です。表面はコーティング済アルミシート,裏面が吸音体(綿?)となっており,拡散と吸音のハイブリッド構造です。基本的には画鋲で壁にとめて使用します(強力な粘着テープなら凹凸のある壁紙でもOKかも)。

▼音質傾向:
○価格を考えても強力な効果
 ルームチューン系のアクセサリーの中ではかなり安い部類であるにもかかわらず,効果は相当強力…。ルームチューンを何からはじめたら良いだろうという方にはうってつけのアクセサリーです。設置もしやすいですし,色々遊べます。欠点は見た目w

○音像のコンパクト化をしたいなら必須
 シームとコーナーでは効果が異なるのですが,最初どっちを買えばいいのか?とお悩みの方は,まずはコーナーを購入されることをお勧めします。コーナーは4枚で15000円程なのですが,最大の特徴は音像のコンパクト化にあります。音像が小さくなるといっても,ケーブルで音像を絞るというのとは異なる印象でして,特にボリュームを上げても音像が肥大しない(しにくくなる)ようになります。
 (1)音像の大きさがボリュームにあまり左右されない,(2)不自然に音像が小さくなるわけでもない,(3)むしろエネルギー感の高さが変化する印象を持つ,といった点は,音像が肥大傾向でお悩みの方には福音となると思います。

○音の伝播が早くなる
 貼り付けた範囲内ではありますが,音の拡散のスピードが上がります。特に高域の拡散が早くなるので,スピード感が高まる印象です。部屋の響きを吸いつつ,SPからの反射音をピンポイントで反射するといった設計思想のようです。
 なお,特殊加工してあるとはいえエイスナーブの表面はアルミですから,使いすぎるor使い方を誤ると高域にアルミっぽい音が乗ってくるので注意が必要です。

○予想以上の吸音性能
 空間にボリュームが無く反射音に余裕がない環境の場合,裏面の吸音部がかなり響きを吸収しますので,空間が仮想的にですが広がったような印象を受けます。雑味が取れるというんでしょうか,いかにも共鳴していますという感じのライブ感が減ってSPからの音がよりはっきりと聞き取れるようになりました。

○設置箇所・設置角度に注意
 設置方法は3パターンほどありまして,天井と壁の交差部分であれは,(1)45度に傾けて斜めに貼り付ける,(2)壁の最上部にぴったりくっつける,(3)壁の最上部から3cm程下げて取り付ける,というものがあります。
 どれがよいかはトライアンドエラーで実際にやってみるしかありません。当然設置位置でも音が変化するので,ある程度の試行錯誤は避けられません。拙宅では(1)と(2)を併用しています。

○見た目がネック?
 布製製品ですし,やはりコーナーや天井に得体の知れないものが張り付けてある感はありますね…(苦笑)。部屋がいかにも?な感じになってしまうのはちょっといただけません。その点QRDだといかにもーな感じが減ってくるのでいいんですけどねぇ…。
 実は日本には輸入されていませんが,エイスナーブのシームRC,コーナーRCの上位バージョンがありまして,こちらは壁に木ねじでとめるタイプではあるものの見た目はそこそこしっかりしています。CSフィールドさんもいつかはラインナップに加えていただきたいものです。

▼その他のコメント:
 エイスナーブの使い方等については,CSフィールド公式ページをご参照ください。
<参考>http://www.cs-field.co.jp/eighthnerve/response_controllers.htm