【引退】 eighth nerve / コーナーRC

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▼PROFILE:
エイスナーブ(EIGHTH NERVE)は,簡単に取り付け・取り外しが可能なルームチューニング材です。正式名称は,レスポンス・コントローラーといいまして,コーナー用がコーナーRC,壁面用がシームRCとなります。コンセプト的な類似商品にエコーバスターがあります(こちらのほうが有名ですね)。代理店はCSフィールド(ことクリアサウンド今井)で,ほぼ定価販売となっています。 エイスナーブ社はマイケル・グリーンが主催するルームチューン社が前身です。表面はコーティング済アルミシート,裏面が吸音体(綿?)となっており,拡散と吸音のハイブリッド構造です。基本的には画鋲で壁にとめて使用します(強力な粘着テープなら凹凸のある壁紙でもOKかも)。

▼音質傾向:
○価格を考えても強力な効果
ルームチューン系のアクセサリーの中ではかなり安い部類であるにもかかわらず,効果は相当強力…。ルームチューンを何からはじめたら良いだろうという方にはうってつけのアクセサリーです。設置もしやすいですし,色々遊べます。欠点は見た目w

○音像のコンパクト化をしたいなら必須
シームとコーナーでは効果が異なるのですが,最初どっちを買えばいいのか?とお悩みの方は,まずはコーナーを購入されることをお勧めします。コーナーは4枚で15000円程なのですが,最大の特徴は音像のコンパクト化にあります。音像が小さくなるといっても,ケーブルで音像を絞るというのとは異なる印象でして,特にボリュームを上げても音像が肥大しない(しにくくなる)ようになります。
(1)音像の大きさがボリュームにあまり左右されない,(2)不自然に音像が小さくなるわけでもない,(3)むしろエネルギー感の高さが変化する印象を持つ,といった点は,音像が肥大傾向でお悩みの方には福音となると思います。

○音の伝播が早くなる
貼り付けた範囲内ではありますが,音の拡散のスピードが上がります。特に高域の拡散が早くなるので,スピード感が高まる印象です。部屋の響きを吸いつつ,SPからの反射音をピンポイントで反射するといった設計思想のようです。
なお,特殊加工してあるとはいえエイスナーブの表面はアルミですから,使いすぎるor使い方を誤ると高域にアルミっぽい音が乗ってくるので注意が必要です。

○予想以上の吸音性能
空間にボリュームが無く反射音に余裕がない環境の場合,裏面の吸音部がかなり響きを吸収しますので,空間が仮想的にですが広がったような印象を受けます。雑味が取れるというんでしょうか,いかにも共鳴していますという感じのライブ感が減ってSPからの音がよりはっきりと聞き取れるようになりました。

○設置箇所・設置角度に注意
設置方法は3パターンほどありまして,天井と壁の交差部分であれは,(1)45度に傾けて斜めに貼り付ける,(2)壁の最上部にぴったりくっつける,(3)壁の最上部から3cm程下げて取り付ける,というものがあります。
どれがよいかはトライアンドエラーで実際にやってみるしかありません。当然設置位置でも音が変化するので,ある程度の試行錯誤は避けられません。拙宅では(1)と(2)を併用しています。

○見た目がネック?
布製製品ですし,やはりコーナーや天井に得体の知れないものが張り付けてある感はありますね…(苦笑)。部屋がいかにも~な感じになってしまうのはちょっといただけません。その点QRDだといかにもーな感じが減ってくるのでいいんですけどねぇ…。
実は日本には輸入されていませんが,エイスナーブのシームRC,コーナーRCの上位バージョンがありまして,こちらは壁に木ねじでとめるタイプではあるものの見た目はそこそこしっかりしています。CSフィールドさんもいつかはラインナップに加えていただきたいものです。

▼その他のコメント:
エイスナーブの使い方等については,CSフィールド公式ページをご参照ください。
<参考>
http://www.cs-field.co.jp/eighthnerve/response_controllers.htm