マザーボード

マザーボードの選び方

マザーボード(以下,「M/B」という)の音質を検討することの難しさ

M/B固有の音の変化というのを確かめるのは非常に難しいとされます。その理由はいくつかありますが,

  • M/Bは音質改善を目的に設計されているわけではないので,とりあえず実際に聴いてみる他ない
  • 世代が変わると取り付け可能なパーツが変わるので純粋にM/Bだけの比較というのが難しい
  • 世界中で短期に開発・製造が行われており,日本は比較的入手性の良い国ではあるが,全てを調達するのは難しい
  • 膨大な種類のM/Bを試聴するだけの時間的制約が厳しい

といった点が挙げられるでしょうか。ある程度枚数をこなすとおおよそ写真をみるだけで良さそうなM/B,悪そうなM/Bというのがわかる気もしますが,なかなかその域に達するのは難しいでしょう。

M/Bが先か,その他のパーツが先か

例えば,横置き型ケースの場合,ATX電源をいれるとMicroATXのM/Bしか載せられないことが多く(逆にMicroATX電源でATXのM/Bの組み合わせもあり得る),電源に凝るならMicroATXから探すしかないといった状況にもなります。
その他,低消費電力のCPUを使いたいと思えば,基本的にはそれが載るM/Bを調達しなければならないわけで,M/Bが先かパーツが先かは全体の相関関係で決まるので一概には言えません。

M/Bを判定する際の分かりやすい視点

  • 電解コンで選ぶ
    (日本製)アルミ固体コン(導電性高分子コンデンサ)が使われている場合には,怪しげな台湾製電解コンに比べると安定度は高いといえるでしょう。ただし,全ての電解コンがアルミ固体コンデンサであればいいというものでもないようです。電子部品を交換して聞き比べをされたことがある方でしたら想像が付くと思いますが,実際は特定のシリーズでパーツを全て固めてしまうと,その音が強烈に乗ってきたりしますので,適度に混ぜてあるもののほうが個人的には好ましく感じます。一般論としては低ESR(インピーダンス)の電解コンデンサと組み合わせたものが良いのではないでしょうか。
  • IRQの割り当てが自由に出来るものを選ぶ
    PCIスロットを利用する場合は,IRQの割り当てをカスタマイズすることでなるべくサウンドデバイスの優先度を上げるのが望ましいといえます。しかし,M/Bによってはこの設定の自由度が極端に低いものがあります。IRQが設定可能かどうかはM/Bの一般的な情報にはでてこないので,注意が必要です。
  • 必要最低限のオンボード機能で選ぶ
    基本的にオンボード機能は少ないに越したことはありません。特にオンボードグラフィックスはCPUパワーを食ってしまうのでデメリットが大きく,VGAでGPUに任せてしまった方が良い結果が得られるようです。構築したいPCオーディオの環境に合わせて必要最小限度の機能が搭載されたマザーボードを選びましょう。

【参考URI】
http://www.ne.jp/asahi/comp/tarusan/main175.htm
導電性高分子コンデンサの優位性について解説されています。

議論状況

M/B由来の音質変化について言及しているサイトはほとんどありません。その理由として,Macを使う場合,ノートPC全般を使う場合には,M/Bのみを比較するというのが極めて困難であるためです。もっとも,数少ないM/B固有の音質変化について言及するサイトでは,音質の違いを指摘するものがみられます。

○マザーボードの音質
http://kanaimaru.com/pc5_yakipaso/pc5-4.htm
○monolith theater~マザーボードの音質比較
http://monolith-theater.net/oldsite/motherboard1.html
○2.HTPC_Parts
http://naotake.xxxxxxxx.jp/HTPC_Parts.html