cMP² (cMP + cPlay)

公式サイト:http://www.cicsmemoryplayer.com/index.php
バイナリを一致させる方法:ASIO

概要

海外では高音質ということで割と有名なようですが,ビットパーフェクト再生とは違うアプローチで高音質再生を狙うプレーヤーです。ビットパーフェクト再生もおまけ的に(笑)可能なのですが,アップサンプリングによってS/Nを稼ぐこと,エラーに対するマージンを稼ぐことが主眼のようですね。
ディスプレイ内蔵型のPCケースにプレーヤーの画面を表示させることを前提に,専用オーディオプレーヤー的な動作を実現することにも注力している点が興味深いですね。そのためか,PCトランスポートの作り方などについての記載がwebサイトにあったりと,PCオーディオにより積極的に関与する姿勢がみられます。

特徴

  • 高精度アップサンプリング・アップコンバージョン(Secret Rabbit CodeとSoX)によるS/Nの改善
  • ASIO2.0対応
  • 64bit精度のデジタルボリュームを利用可能
  • WAV形式,FLAC形式のファイル再生に対応。ファイルは再生前にRAMに全て展開。
  • 3つのASIO対応サウンドデバイスによる100チャンネル出力が可能
  • プレイヤー起動中に特定のプロセスを抑制
  • プレイヤーソフトであるcPlayとシェル(ファイルを選択したりする仕組みのこと)であるcMPとの組み合わせでHTPC(ホームシアター用PC)ケースをPCトランスポートとして使うことが可能に。
  • CUEシート読み込みに対応(というよりCUEシートを使わないとまともに操作できない点に注意)

cPlayの設定

ビットパーフェクト再生のための設定

ビットパーフェクト再生のためには,再生するデータのサンプリング周波数とOutput設定の周波数が同一である必要があります。この場合のみアップサンプリング機能がバイパスされる仕様のようです。

アップサンプリングの設定

アップサンプリングとビットパーフェクトは相反するものですので,どちらか一方を選択するしかありません。オーバーサンプリングとは違うCPUのパワーを使ったアップサンプリングの手法は,ビットパーフェクト思想とは観点の異なる高忠実度再生への挑戦ということも出来ます。

Resamplerの項目では,SRC(Secret Rabbit Code)とSoXという二つのリサンプラープラグインを使うことができます。SRCの場合は(SN比から推測するに)24bit精度と20bit精度を選ぶことができるようです。SoXはVHQ(Very High Quality)とHQ(High Quality)が選択でき,細かく補間のための関数の設定が出来ます。一般的にはSRCのほうが人気はあるようです。

その他の項目

Buffer:Autoで問題無いでしょう。

General:AWEはcMP2の設定ファイル等をRAMに格納するための仕組みのようなので,ONにしておく方が良かろうと思います。その他の設定はcPlay単体で使用する場合にはチェックを外しておいて良いでしょう。

cMPの設定

下掲画像がcMPのインターフェース画面です。リッピングをするためのCDがドライブに挿入されていない場合には警告が出ます。気になる方はリッピング用のドライブを設定しましょう。
Ripはリッピングボタン,Refreshはリッピングのデータのリフレッシュ,Exploreはエクスプローラーの立ち上げ,Startupは再起動(みたいなもの)です。Genre,Artist,AllはCueシートに基づくファイルの表示のソートみたいな機能ですね。どれを優先するか,といった項目です。

左下のcMP2アイコンをクリックすると設定メニューが表示されます(下掲画像は初期設定状態)。

Library

Default View

既に説明しましたが,cMPがジャンル名,アーティスト名,アルバム名でデータを管理するところ,どれを元にソートするかを決定する項目です。

Folders

Cueシートを保存しておく場所を指定します。ここに登録したCueシートは起動時に全て読み込むので,大量にCueシートを作っている場合にはどこかにコピーを一元化するなどして,そちらをcMPに登録するなどの措置が必要になることもあるとおもいます。

RAM Load

プレイヤーアプリでRAMを使用するかどうかの項目ですが,cPlayの場合はNoを選びます。cPlayを使うのが前提でしょうからNoで良いでしょう。

Startup

cMP起動時にTask ManagerとProcess Exploreのどちらを起動させるかの選択です。どちらもプロセスを監視するソフトですが,前者はOSに最初からインストールされているもの,後者はフリーソフトで別途インストールするものです。
Process Exploreを選ぶ場合は,事前にProcess Exploreをインストールしておく必要があります。
プロセスを見せるのは,デモンストレーション的な意味と動作確認的な意味があるのでしょうね。

Suspend

プロセスの一部について,休止させるかどうかを決定します。サウンドデバイスや環境によってはsvchostやlsassを止めてしまうと動作に問題があるケースがあるため,この二つについては別個に設定するようになっています。
まずはYesにしてみて,動作に問題があればNoにしましょう。

Optimize

プロセス優先度を調整する項目です。cMP2作者の見解としては,CriticalはASIO準拠ドライバを使用する際に使い,Realtimeはそれ以外のドライバを使用する際に使うべきとしています。通常の優先度で動作させる場合にはPlayerを選択します。

Diagnostics

cMPの動作を確認するために便利な表示機能を有効にするかの項目です。どちらでも良いですがNoのほうが精神衛生上は良いでしょうね。

T.Screen

タッチスクリーン用設定をする項目です。

start XP

XPモードで動作するためのボタンです。無関係なプロセスをある程度停止させつつ,安定動作を狙うモードのようです。

start cMP

cMPモードで動作させるためのボタンです。当たり前ですが,余計なプロセスを根こそぎ停止させてしまうようですね。もちろん作者のお薦めはこちらのようです。

音質

現在試聴中…。