海外のオーディオメーカーは近年積極的にネットワークオーディオプレーヤーを開発しており,既に20以上の機種がありますが,国内で入手が容易なもののうち代表的な製品をご紹介します。
LINN
DS (Klimax,Akurate,Majik,Sekrit)
http://www.linn.jp/ds/overview/
LINNは世界に先駆けて自社製CDPを廃止しネットワークオーディオプレーヤーのみに舵を切ったことで著名オーディオメーカーといえましょう。 DSシリーズはネットワークオーディオプレーヤーとしては成熟した製品群といえ,エントリーモデルからハイエンドモデルまで複数のラインナップを有してい ます。
Klimax,Akurate,MajikはDMRの単体ネットワークオーディオプレーヤーで,DAC-ICの構成やアナログアウトなどの構成が異なります。アンプに繋げてホームオーディオで本気で楽しむ方向けの構成です。
これに対して,Majik DS-IやSekrit DS-I,Sneaky DSなどはアンプ一体型の構成となっており,カジュアルに楽しむ層を意識した作りになっています。海外で流行しているマルチルーム構成(音源を一箇所にあつめて,各部屋で別々に楽しむという方法)とも親和性が高いといえるでしょう。
LINN JAPANの取り扱い製品は比較的高価で,価格の内外価格差もかなりありますが,ネットワークのセットアップ等も代理店が行ってくれるという話を何度か聞いたことがありますので,操作について一切わからないがとにかく興味があって導入したいという方にはお薦めです。
marantz
NA7004
http://www.marantz.jp/ce/news/press/2010/na7004.html
国内オーディオメーカーが製造する比較的低価格のネットワークオーディオプレーヤーです。DMPなので,リモコンでの操作も可能です。また,uPnPやDLNAに類似する規格である(ただし互換性はない)AppleのAirPlayにも将来的に対応するようです。
比較的安価な価格帯でリリースしており,据え置きタイプの機器としては最も製品層の厚い価格帯でしょうから,高品質USBオーディオデバイスと重なってくるといえる価格帯でネットワークオーディオプレーヤーがどこまで普及するか興味深いところです。USBオーディオ機能を搭載したのはこのあたりの手当といえるかもしれません。
個人的にはエントリークラスのCDPを使うよりはこちらに移行してしまった方が面白いようにも思えます。
YAMAHA
NP-S2000
http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/hifi-components/network-players/np-s2000_silver__j/
国内オーディオメーカーが製造する比較的ミドルクラスのネットワークオーディオプレーヤーです。DMPなので,リモコンでの操作も可能です。YAMAHAはネットワーク系機器事業と音響系事業を両方手がけている数少ないメーカーで,ルーター不要のネットワークオーディオ環境構築も可能なようです。
電源をネットワーク部とそれ以外で分けたり,DAC-ICを2個使用してフルバランス構成にしてあったりと,凝った構成になっています。価格帯的にはミドルクラスですが,一般的にはこのくらいの価格帯がボリュームゾーンの一番上のラインであるように思いますから,野心的な製品といえるでしょう。
olive
4HD
http://www.noahcorporation.com/OLIVE/4HD.html
- オリーブ デジタルミュージック・サーバー OLIVE 4HD(オリ-ブ)
-
- メーカー: オリーブ
- 売上ランキング: 108377
他の製品が回転部を持たず,データの格納は完全に外部の機器に任せてメディアレンダラーに徹しているのに対して,oliveはリッピング用ドライブやHDDを内蔵しています。メディアサーバーとメディアレンダラーが同居している製品といえるでしょう。



