【STEP3】PCをトランスポート化してみよう

PCはわかるけど「トランスポート」ってなに?

PCオーディオをとことん楽しむ方法が,PCのトランスポート的利用法です。デジタル方式のオーディオ信号を出力することに専念する機器を一般に「トランスポート」と呼びます。この項では,PCをデジタル出力専用と割り切って,専用マシン化するアプローチについて解説します。

PCに保存されているデジタルデータをアナログ信号に変換する場合,高音質を追求するとUSBではなかなか難しい面があります。
そこで,オーディオインターフェースを使い,PCにはデジタル信号の出力のみを任せる方法もあります。内蔵タイプのものを使用するには,PCIスロット(一部PCI-Express)という部分に空きがある必要があります。そのほか,USB-DDC(Digital to Digital Converter)という機器を使う方法もあります。

【PCIスロット】

スロット&ソケット図鑑(http://www.atmarkit.co.jp/fpc/slotsocket/indexpage/index.html アイティメディア株式会社 2000)

一般に,サウンドカードはD/Aコンバーターが基板上に取り付けられており,アナログ出力用のケーブルを使ってPCとアンプを接続しますが,オーディオインターフェースやUSB-DDCの主たる機能はPCに保存されているデジタルデータをデジタルの音声信号に変換して出力することです。

このように,PCからはデジタルの音声信号のみを出力するようにしたものを,特に「PCトランスポート」と呼ぶことがあります。

色々な方法でPCトランスポートを楽しもう

PCトランスポートの場合は,デジタル出力の品質の高いオーディオインターフェースを使うのが一般的です。
内蔵型のオーディオインターフェースはPCの基板に直接取り付けるので安定動作が見込める分,あまり改造する余地がありません。とことん音質を追求したい電子工作が得意な方は,改造しやすい外付け型も良いでしょう。
外付けオーディオインターフェースの場合USBのものは少数派で,IEEE1394(Firewire)規格のカード,ケーブル,オーディオインターフェースを使うことがほとんどです。USBを使いたい場合には,USB-DDCを使うことになります。


Fireface400(http://www.synthax.jp/fireface-400.html Synthax 2010)

トランスポートにはD/Aコンバーターが必須

トランスポートはあくまでデジタル信号を出力するだけですので,オーディオシステムで聴くためには別途デジタル信号をアナログ信号に変換する機器が必要です。この点については,別項で解説します。


ESOTERIC/エソテリック ステレオD/Aコンバーター D-07(http://www.esoteric.jp/products/esoteric/d07/index.html ESOTERIC COMPANY 2010)