デジタル方式のオーディオ信号を出力することに専念する機器を一般に「トランスポート」と呼び,PCをデジタル出力専用と割り切って,専用マシン化する方法を「PCトランスポート」と呼ぶということは既に述べました。以下ではPCをトランスポートにするためのパーツをご紹介します。
デジタル出力のあるデバイスを使おう
PCIのサウンドカードやUSBオーディオデバイスのなかには,アナログ出力端子の他にデジタル出力端子がついているものもあります。この場合,デジタル出力端子経由でDACに繋げば,PCをトランスポートして利用しているのと同じことになります。
バイナリ一致(ビットパーフェクト)に気を遣おう
ただし注意が必要な点があり,デジタル出力とアナログ出力が両方あるものについては,デジタル出力にコストが割かれていない場合も多く,バイナリが一致したままデジタル出力が出来ないICを使っていることがあります。 特に,ASIOに対応するカードやUSBオーディオデバイスには限りがありますが,反面ASIOに対応してさえいればバイナリ一致状態で出力することは可能でしょう。WASAPI排他モードへの対応はまだ微妙な状況ですが,USBオーディオデバイスであれば,16bit/44.1kHzのデータは大丈夫なものが多いようです。
低ジッター出力に気を遣おう
また,バイナリ一致を前提に,できるだけ低ジッターのものを選ぶ必要があります。問題なのは,低ジッターかどうかを簡単に調べる方法がないということです。オーディオインターフェースの大半はある程度低ジッター出力が可能といわれており,実際海外のサイトでは測定結果が公表されていたりもしますが,大半のオーディオデバイスではメーカーの公称値であり正確なデータである保証はありません。 現状では,「なんとなく低ジッターなんじゃないかな?」くらいの当たりをつけて選ぶしかなく,
デジタル出力もあるサウンドカードを使ってみる
PCIスロットに接続するサウンドカードのうち,デジタル出力があるものを使うという手もあります。
- 玄人志向 サウンドカード Oxygen HD CMI8787 2.1ch出力 PCI CMI8787-HG2PCI
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- メーカー: 玄人志向
- 発売日: 2010/06/20
- 売上ランキング: 39912
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- PRODIGY HD2 ADVANCE
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- メーカー: AUDIOTRAK
- 価格: ¥ 12,684 (14% OFF)
- 発売日: 2008/03/31
- 売上ランキング: 13369
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さらに突っ込んでいい音のオーディオインターフェースを使いたいという方は『オーディオインターフェース』をご覧頂ください。
USB-DDCを使う
低ジッター化対策について知っておこう
USBオーディオの場合,原理的にジッター値が高くなってしまうため,各社各様に低ジッター化のための対策を行っています。主な対策としては下記の3パターンがあり得ると思います。
- 低ジッターの水晶発振器を載せる
- サンプリングレート・コンバーター(SRC)でクロックを打ち直す
- 非同期型(Asynchronous)USBデータ転送方式を使う
まず,水晶発振器の性能を上げるというアプローチは重要ではありますが,USBオーディオの場合根本的な対策にはなりません。また二つ目のSRCを使ったクロック打ち直しという方法は,SRCの仕組みによってはバイナリが不一致になるケースもあります。
そこで,非同期型のデータ転送を使うというのが最近のトレンドです。「アシンクロナス転送」といった名前の機能が使われている場合には,ある程度低ジッターが期待できるでしょう。
USBとジッターの関係についての詳細は『ジッターはどうして増えるのか』をご覧下さい。
比較的安価なUSBオーディオインターフェース
UA-25EXが比較的安価で高性能といえるでしょう。クロックの切り替えなど若干不便なのと,USBオーディオとしてはジッター値があまり低くできない設計なのがネックでしょうか。
- EDIROL 24-bit USB Audio Capture UA-25EXCW
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- メーカー: エディロール
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- 売上ランキング: 62
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コンシューマ向けUSB-DDC
ややドライバに癖がありますので,DACとの組み合わせによってはうまく音が出ない等のトラブルがある場合もあるようですが,単純な構成のものとしてはhiFaceもよいでしょう。WindowsXP世代であればKernel Streaming,Windows7世代であればWASAPI排他モードでバイナリ一致が可能です。
- M2TECH hiFace USB接続で24Bit/192kHz対応のUSB-DDC USBオーディオコンバーター
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- メーカー: M2Tech
- 売上ランキング: 27045
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ドライバの安定性を重視するのであればRAL-2496UT1も良いでしょう。こちらは非同期方式を採用していますが専用ドライバを持たない(Windows標準のドライバで動作する)設計なので,WASAPI排他モードでの使用が前提となります。WindowsXPで楽しまれる場合にはKernel Streaming対応の他の機器を使われる方が良いでしょう。
- ラトックシステム USB デジタルオーディオ トランスポート RAL-2496UT1
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- 発売元: ラトックシステム
- メーカー: ラトックシステム
- 価格: ¥ 41,218 (27% OFF)
- 発売日: 2009/12/16
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最近登場したもので豊富なデジタル出力が欲しいのであれば下掲の製品群などが代表的でしょう。 比較的安価なものとしてはCARAT-T2が挙げられます。
- USB-DDC Styleaudio CARAT-T2 同軸・光・AES/EBU出力を搭載
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- メーカー: Styleaudio
- 売上ランキング: 68118
SRCによる低ジッター対策やアップサンプリングなどで楽しみたい場合にはUDT-1がよいでしょう。
- デジタルトランスポーター UDT-1
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- メーカー: JAVS
- 売上ランキング: 64219
比較的高価ですがWordsync入力付きのUSB-DDCとしてはhiFace Evoが挙げられます。Wordsyncが可能なUSB-DDCは非常に珍しく,またST出力がついているという点も特徴的といえるでしょう。
- hiface Evo
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- メーカー: M2TECH
- 売上ランキング: 63441









