PCオーディオ実践編

PCオーディオ実践編は,座学から離れたより実践的なコンテンツです。
実際にその時期注目すべきPCパーツ(ハード)に焦点を当て,オーディオ専用PC,PCトランスポート向きのシステムを提案します。

パーツごとに,何故そのパーツが注目すべきなのかについてコメントしてあります。PCオーディオ模索編ではより詳細に解説が加えられていますので,そちらと照らし合わせてご覧頂ければ幸いです。
具体と抽象,演繹と敷衍を交互に繰り返すことで全体像をつかむことで,PCオーディオのセンスが磨かれていくのではと考えています。

高音質なパーツ・周辺機器を使おう!

コンピュータの進化はとどまるところを知りませんが,その進化の方向性は「便利さ」の追求です。便利であることは素晴らしいこととはいえ,軽く,小 さく,早くが基本である以上,物量をかけること(パーツそのものにコストをかけ優れたクオリティのものを使うこと)とはどうしても正反対の方向に行ってし まう部分もあります。
PCの高音質化の第一歩は,適切な場所に物量をかけるということです。皆さんの環境に応じて,うまくコスト配分をして楽しみましょう。

基本は自作PC!自作で通常必須なものはこれ!

  • CPU
  • マザーボード(通称「M/B」)
  • 電源
  • 記憶装置(HDD,SSD等)
  • ディスク読取装置(DVDドライブ等)
  • ヒューマンインターフェース(マウス,キーボード,ディスプレイ)
  • オペレーションシステム(通称「OS」)
  • (場合によって)ビデオカード

これらは通常のPC自作で必要なものと何ら変わりありません。作り方も,音楽再生特化PCと通常の自作PCで異なるところはありません。
PC自作の基礎をご存じで,手順をきちんと踏んで説明書通りに作ることが出来る大抵の方は,プラモデル感覚で作ることが出来るでしょう。
本コンテンツでは,PC自作の基礎知識はあるものとして話を進めますので,パーツそれぞれの仕組みや組み立て方の詳細が分からないという場合には,PC自 作系のwebページや本を参照してください。

PCオーディオで特に吟味すべき(影響のある)ポイント

PCオーディオって音がいいの?そうでもないの?というご意見はよく目にしますが,実際のところは,マシン構成によるとしかいいようがありません。PCオーディオを生業にしているブランドのマシンも,なかなかと思うこともあればなんだこりゃと思うこともあり,CDプレーヤーをCDプレーヤーの一言で評論するのが難しいように,PCオーディオも「PCオーディオ」でくくって説明するのは難しいと思います。

特に音質に影響する3つのパーツ

ただ,千差万別といったらそれまでなわけで,じゃあ何が肝心なのか?ということは皆さん気になりますよね。私も気になります(笑)。
あまり豊富ともいえないのですが,個人的な経験から述べますと,(1)オーディオインターフェース,(2)電源,(3)マザボ,はかなり音に影響します。これらが率先して吟味されるべきで,これらをうまく選択できれば,その他の要因での変化が容易に感じ取れる,といったところでしょうか。
特に,経験上は,オーディオインターフェース(ひいてはオーディオシステム)がプアですと,何をやっても音の変化がぼんやりとしか感じられないなんてこともありました。

オーディオインターフェース

まず最も影響度が高いのは間違いがないでしょう。いかにマザーボードと電源が劣悪であろうと,オーディオインターフェースの性能差は明らかで,」特にデジタル出力する場合には顕著です。また,オーディオインターフェースは聴感上のS/Nや分解能などに対して支配的であるように思われます。あとは定位感などもかなり影響があります。

なお,私としては,やはりDTM用に用いられている機器が一歩先をいっている印象があります。これはハードウェア的にもコストがかけられる状況にあるということかもしれません。USBオーディオ機器を絶賛する方も多いのですが,そういう方のRMEや Lynxのオーディオインターフェースを使ってみた感想はちょっと興味があるところです。
あと,本音を言えばオーディオインターフェースはやはりWordsyncしてなんぼだと思います。単独で使っている状態での評価はあまり参考にならないです。

ATX電源

オーディオインターフェースに対して,電源やマザボは吟味すべきといったところで,なかなか聞き比べるのは難しいです。特にマザボなんていちいち比較するのはものすごく面倒臭い…。
電源は海外のATX電源測定サイトである程度取捨選択することが可能となってきましたが,マザーボードは相変わらずオーディオ的な観点での検証が難しいのが現状です。

個人的には,普通の人が気になっていてもやらないことをやるのが趣味を扱う媒体誌の使命だと思います。音質的な意味でのATX電源比較試聴記事とかこ そ,PCオーディオを特集する雑誌が取り上げるべきじゃないでしょうか。PCパーツ取り扱いの代理店にお願いすれば欠かしてくれそうなものですが…。マザーボード聞き比べとかも是非やって頂きたいですし,PCパーツの比較試聴だけで季刊誌くらいならできるんじゃないでしょうか。
ただ,現状では,オーディオの会社が儲からないことはしないという主義の媒体もあるようなので,当面望み薄でしょうね。最初にこの点に取り組んだところはユーザー視点の良い媒体となる可能性を秘めているといえましょう。

ATX電源は聴感上の音のたたずまい(全体の雰囲気)に影響します。力強い音になるとか,神経質な音になるとか,そういう聴いてすぐにわかる雰囲気とでも言えばよいでしょうか。意外なのは聴感上帯域バランスに影響がでてくるものもあるということですね。よほど癖の強い電源に限られますが…。

マザーボード

マザーボードの違いはさらにやっかいで,CPUの規格自体が異なったり,スロット数が異なったり,はたまたオンボードの機能が異なったりと,単体ではなかなか比較しにくいのが現状です。
私自身は他の環境を一切変えずにマザーボードだけの比較試聴というものをしたことがないのですが,CPU込みで考えるならば,オーディオインターフェースが持つ個性を引き立てる方向で作用します。つまり,聴感上のS/Nの点で影響が出てくるということでしょう。

PC自作で通常必須なもの

  • CPU
  • マザーボード(通称「M/B」)
  • 電源
  • 記憶装置(HDD,SSD等)
  • ディスク読取装置(DVDドライブ等)
  • ビデオカード
  • ヒューマンインターフェース(マウス,キーボード,ディスプレイ)
  • オペレーションシステム(通称「OS」)

これらは通常のPC自作で必要なものと何ら変わりありません。作り方も,音楽再生特化PCと通常の自作PCで異なるところはありません。
PC自作の基礎をおろそかにせず,手順をきちんと踏んで説明書通りに作ることが出来る大抵の方は,プラモデル感覚で作ることが出来るでしょう。
本コンテンツでは,PC自作の基礎知識はあるものとして話を進めますので,パーツそれぞれの仕組みや組み立て方の詳細が分からないという場合には,PC自 作系のwebページや本を参照してください。