『PCオーディオ研究』について

概要

『PCオーディオ研究』は,入門編,応用編,実践編,模索編,発展編の5つのコンテンツで成り立っています。

PCオーディオの基礎知識(PCオーディオ入門編)

この項目では,特にPCオーディオの基礎の基礎からスタートしつつ,あまり難しい議論に立ち入らないように配慮したコンテンツです。特に,本当の入門部分はオーディオ雑誌では取り上げられない点でもありますので,特にコストの点に留意しつつ,ホームオーディオの層を主軸にユーザー視点での記事作成を心がけたいと思います。
自作PC入門の方は,いきなり完璧なものを作ろうとするのは難しいですから,まずはお手持ちのPCにサウンドカードやオーディオインターフェースと付け足して感触をつかむのが良いでしょう。実践編コンテンツを参照して完全に真似て作るか,もしくは基本的なPC自作の知識を身につけていただいてからPC オーディオに挑戦されるのも良いでしょう。

PCオーディオへの理解を深めるための知識(PCオーディオ応用編)

PCオーディオをより楽しむために必要な知識と視点について解説していま す。やや難しい内容も含まれていますが,PCトランスポートをどのように構築するかを考えるうえで避けては通れない部分です。いわばデジタルオーディオのセンスを養うためのコンテンツを目指しています。
模索編で推薦されているパーツ類を選んだ背景事情に もなっていますので,相互に読み比べて頂ければと考えています。

PCオーディオ実践編

実際にその時期に調達可能な自作PCパーツから,お薦め出来る組み合わせを提案するコンテンツです。標準的な組み合わせで成り立っていますので,そのまま買い揃えてみるのもよいですし,パーツ選定のヒントにされるのもよいでしょう。
特に,全ての項目でパーフェクトなパーツというのは存在しませんから,どのようにばらんすをとっていくのかというのがノウハウです。バランス感覚を養う参考にして頂ければ幸いです。

PCトランスポート模索編

PC 自作が出来る or BTOを受けてくれるショップに品番を指定して頼むことができ,かつOSの基本的な操作に戸惑わない層の方々を対象としています。時にコストパフォーマンスを追求し,時にスペックを追求しながら,妥協を限りなく減らしていく作業は手強いパズルを解くようなもので,なかなか勘所を掴むのが大変です。焦らずゆっくり楽しみま しょう!
自分でトラブルを対処するのも楽しめるようになると,工作としての楽しみも増しますし,オーディオ専用PCを考えること自体がクリエイティブな楽しみとな ります。是非自力での解決を目指してみてください。

PCトランスポート発展編

PCトランスポート単体だけでなく,DACや外部クロックジェネレーターなどを含めたデジタルオーディオシステムとしてみたときに,それらをどのように使いこなしていくべきかについてのヒントを掲載するコンテンツです。上級編ですので,実践編や模索編を読んで頂いてある程度理解が進んでいることが前提となります。

編集方針について

拙サイト『PCオーディオ研究』は,デジタルデータのトランスポーターとしてのPCオーディオに焦点をあてて,そのカスタマイズの個人的な検証をするという趣向です。
ですので,PCM音源の再生に特化する形で,音楽製作現場の皆様に敬意を表しつつ,異なる切り口でリスニング専用PCトランスポートを構築することを最終目標としています。
なお。既にweb上にある情報については,当該項目の本旨とのバランス上外部サイトを参照していただくように誘導する場合もございます。皆さんとの自由な意見交換によってより充実した内容となればと願っております。

公開方針について

特に,当コンテンツは私の個人的な経験に基づく部分もありますので,こうした不確定なものを商用利用していただくのは不安もあります。
したがいまして,当コンテンツの商用利用は事前に許諾なく行うことはできません。商用利用に付随する,許可のないコンテンツの無断使用もお断りいたします。事前に必ずお問い合わせください。

『PCオーディオ研究』のコンテンツ的危うさ

根拠を示すことの難しさ

ほとんどがデジタル領域の話になるコンピュータにおいては,通常白黒はっきりつけるのが容易なものがおおく,それ故にベンチマークソフト開発も盛んに行われています。コンピュータに慣れ親しんでいる皆さんの中には,本コンテンツの内容に主観の領域を含む経験知・経験則が含まれている点を嫌う方もいらっしゃることと思います。
しかし,オーディオの世界は基本的に音質評価という主観的なもので成り立っていることが多く,デジタルオーディオの世界は多くが測定限界ギリギリの話です(他方,アナログ領域は測定で差がでるもののほうがおおいですね)。
実際書いてみると,ほとんど根拠らしい根拠がなく,せいぜい色々なユーザーの経験談を紹介するレベルでしかないというあたり,一体誰のためのコンテンツなのかという気がしなくもありません(苦笑)。

読むことをお勧めしない方

ですので,申し訳ないのですが当コンテンツはかなりの程度個人的経験に基づく私見をベースとせざるを得ない部分がございます。
したがいまして,

  • 数値化して違いがあること
  • その数値上の違いが人間の識別限界を超えるものであること
  • どのような環境においても等しくいえるものであること

といった条件を満たしていることを示さない限り参考に値しないとお考えの方は,時間の無駄になる可能性が非常に高いので,本コンテンツをご覧頂かないほうが良いと思います。

読むことをお勧めする方

反対に,音が良くなる(と自分で思えるかもしれないノウハウ)ならどんな情報でも積極的に利用してみたい・遊んでみたいという方は,是非本コンテンツをご一読いただければと思います。
このような遊び方もあるのだなと,ひとつでも視野を広げるきっかけになれば幸いです。

『PCオーディオ研究』で重視したいこと

以上のように,PCオーディオとはいえ主観的な判断にゆだねる部分が多い故に,実証的なアプローチは大変価値があると思います。本コンテンツにおいては以下のような手順で手法を評価しています。

  1. コンセプトとして音質向上につながる余地があるか否か(理論段階)
  2. 実際の回路設計としてコンセプトが正しく実現されているかどうか(実装段階)
  3. 客観的手法に基づく結果が出せているか(評価段階)

最終的には,オーディオというのはプライベートな趣味ですから,主観的評価が高い(=好み)かどうかが決定的であることは間違いありません。しかし,オーディオ機器はエレクトロニクス分野の製品ですから,科学的なアプローチ,検証を忘れてはならないと思います。人的物的コスト上昇の要因になる検証をきちんとされている方やメーカーの見解はきちんと評価されるべきでしょう。